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こうなるの?
もう彼女、安城がクラスに来て10日目になる。初めは異端視されてた安城(俺も)慣れれば何とかなる。だがそれは周囲であって本人ではないわけで。
「マジわかんねーやつだな。付き合ってないだろおれたち」
「だって気になるんだもん。しょうがないじゃん。」
毎度毎度この調子。挙げ句に彼女にしてと言われるだけなのだ。俺だって付き合いたい。幽霊でなければ、、、。
そしてあまりにも回りが
女子A「付き合ってあげなよー」
女子B「普通こんなかわいい子振るかな」
男子A「俺と付き合ってー」
などとうるさいため、一計を俺は考えた。付き合ってるふりをすればいいのか、と。
そして俺は深呼吸をして答えた。「分かった、付き合おう」と。その時の安城の嬉しそうな顔は一生忘れられないだろう。幽霊ではなく天使のような笑顔だったから。
安城「ありがとう、じゃあ一緒にお父さんに報告にいきましょう」
俺はこの言葉の意味を吟味しそして後悔した。