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続くか分からない小説の一部たち

世界超能力バトル大戦(仮)

作者: 森藤 シギ

お腹がすきました。

今は海鮮パスタが食べたい気分です。

ホワイトソースベースのソースにウニ、サーモン、イクラ、刻みノリがのったあったかいパスタ。

トマトベースでもいいなあ。



超能力




それを持って産まれてくる子は神の子として崇められていたのが、今から561年前の1982年のことだ。

今ではその神と崇められていた子供たちは、人口の半分を占めている。

おそらく、これからそれを持たないで産まれてくる子はどんどん減ってくることだろう。

逆に言えば、これから生まれてくる子供は、全員超能力を持っているのではないだろうか。


 一番最初に超能力を持って生まれてきたとされているのは707年前の1836年で、ベラルーシのミンスクとされている。だが、それは書物に記されている最も古いものであり、それより前にすでに超能力を持った子供は生まれていたが、書物に記されていないだけ、という場合もありうる。

 科学が進歩し、人工人間が作り出せるようになった今でも、何が原因で超能力を持った子供が生まれてくるのかはまだ解明されていない。

超能力を研究している科学者は、地球の空気の変化、宇宙から入ってきた物質が地球の空気に混じったことが原因ではないかと考える者もいれば、科学者なのにも関わらず、神からの贈り物だから我ら人間ごときに分かるはずがない、と言う者もいる。

おそらく、このことはこれから科学が進歩しても、永遠に分からないことだろう。



現在2543年、26世紀半ばでは超能力を持つ子の教育が世界中で取り組まれている。

超能力を持つ子をたくさん持つという国は、他国より優位に立つことができるからだ。

それは、どんな兵器より強く、強い国家を作るためには、超能力が必要だと世界中が考えたからである。

超能力を持ち、他国を支配する。ひどいときには、反乱が起こる国内での使用もある。

超能力を持って産まれ、国に兵器として使われる、それだけのために生きていく超能力者達は幸せだろうか。




世界中で超能力者の奪い合い、超能力者同士の殺し合いが行われている中、わが国日本は現在も変わらず平和主義を掲げ、超能力者を兵器として育てるのではなく、ありあまった超能力の力をコントロールできるようにする対策を取っている。言葉の解釈にもよるが、日本は超能力者を兵器として扱うつもりはないことは言っておこう。

もし、自分の超能力のコントロールが出来ず、暴走してしまった場合、都道府県一つは簡単に消し去ることができる。そのような場合がないよう、超能力を持った子供は自分の超能力がコントロールできるように超能力者特別の学校に入ることが義務付けられているのだ。


国立成育学園


日本にある超能力者だけの、超能力者による学校である。

北から北海道、福島、長野、神奈川、京都、島根、高知、熊本、沖縄、と各地方に一つずつある。それらは“日本の門番学校”と呼ばれ、自らの意思で日本を守っている。

そこにいる生徒たちが自ら、国を守ろうとしているのだ。決して強制しているわけではない。大した愛国心だ


平和主義を掲げているせいかは分からないが、世界で最も安全とされていたため、外国からたくさんの超能力者がやって来て、日本内で子供を産んでいく。そのおかげで、日本内にいる超能力者の数は、世界の中でも上位に入る。

しかし現在ではそれを妬んだ他国は日本の超能力者を連れ去り、日本に戦争を持ちかけてくることもあり、かつては安全だった日本は安全ではなくなっている。

 いくら強い超能力者でも、一人になってはいけない。いくら“日本の門番学校”があるといっても、自分がそこに属しているといっても。


もう一度言おう。


日本は安全ではない。


続くかは全く分からない。

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