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あふたぁ! その四

 勇者と女魔族は現状意識が一緒に存在している。

 しかし、それは元・聖剣が言っていた祝福……だけを与えている訳では無かった。


『きゃーきゃー!! ちょっと隠して隠して!』

「いや、隠したら風呂に入れないだろう!?」


 そう、常に一緒に居るうえに感覚を共有している。

 勇者が見たモノは女魔族も見て、勇者が聞いたものは女魔族も聞く。匂いも食べ物の味も触れた感覚も二人一緒なのだ。

 そして、其処にこそ……二人にとっての問題があった。


 何故なら、二人は男と女。そう、性別が反対なのだ。


『見えてる! 見えてるから!!』

「いい加減なれろ! と言うか、シャットダウンする術を身に着けろ!!」


 風呂にトイレ……女魔族にとっては、勇者のオリジナル聖剣が見えてしまう場所である。

 そして女性である女魔族は、勇者にその気が無くても状況的に見せつけられている!

 これは実に恥ずかしいモノだ。 


 だが待ってほしい。恥ずかしいのは何も、見せつけられている女魔族だけではない。


 当然、状況的に見られてしまっている勇者もまた……恥ずかしいのだ。

 それゆえに、勇者はさっさと慣れるか見えない様にする術を創り出せ! と、女魔族に言っているのだが……。


 何故か、彼女は一向にその様な事をする気配が無い。


「……なぁ、お前……キャーキャー言ってる事すら楽しんでないか?」

『エ? ソンナコトナイヨ!』


 そんな事が有るようだ。

 どうやら彼女は既に慣れてしまっている模様。ただ、こういう感じで反応する事を楽しんでいるようで……何歳の子供だ! と言いたい所だ。


 だが……良く考えてみよう。女魔族は魔王が作り出したチルドレンであり、ホムンクルスの様な存在。

 実年齢はと言うと……これ以上は考えない方が良いかもしれない。

 まぁ、しっかりと精神年齢や知識は魔王に植え付けられていた。という事だけは確かなようだが。


 とは言え、彼女がこういった態度を取るのも実は勇者の為だ。


 と言うのも、勇者は彼にとって苦手な分野の実験を繰り返している。

 いや、勇者にとって苦手……と言うよりも、ほとんどの者にとって手を出したことが無い領域だ。


 肉体と魂の関係。ホムンクルスの技術……コレらを実際に実用段階までにしたのは魔王のみ。


 確かに、勇者の元には魔王が作り出した機材や実験データなどの資料がある。だが、これを読み解くなど……土台無理な話だ。

 魔王の何千年と言う歴史が有るからこそ理解が出来る。それをたかが数十年生きている勇者にやれと言うのは、酷な事だろう。


 だが、勇者は其れに手を出す。少しでも先に進むために。


 まぁ、その為にストレスが蓄積されて行く訳で。そんなストレスの解消の為に女魔族がワーワーキャーキャーと勇者を楽しませようとしている。それが実情だったりする。


 何はともあれ、割とこの二人は仲良くやっていけているようだ。

ブクマ・評価・感想・誤字報告ありがとうございます!!


これで、最低限必要なアフター話は上げただろうか?

たぶん大丈夫だとは思うが……。あとはまったりとと言った感じで気まぐれ更新かなぁ。

まぁ、必要な人が居れば書くのですが。

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― 新着の感想 ―
[一言] 今話のサブタイトル「コレを聖剣と呼ぶな!」
2020/02/07 19:04 退会済み
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