第0話
ほぼ処女作です。
温かい目で見守ってください。
気がついたら装飾が無い白い部屋の中にいた
「お目覚めですか?」
誰かが居る、声は聞こえるけど、見えない。
「すみません、ちょっと待ってください」
あ、ちょっとずつ見えてきた。女の人がいる。身長はやや高めで、清楚な見た目で金色の長髪の優しそうな目をした綺麗な女の人だ。
「少し照れますね。」
照れてるのも可愛いな。ところで、心で考えた事がわかる的な?不思議な感覚だな。
「そんな感じだと思っていただいて結構です。まあ、そんなものですよ。」
そんなものなんですね。ところで、ここはどこで、なんでここにいるんですか?
「あ、すいません。そうですよね、まず、ここは神界や天界と呼ばれるようなところです。ちなみに、私は女神のようなものですね。そして貴方には今から異世界に行って頂きます。」
元の世界で俺は死んだの?
「はい、残念ながら亡くなってしまいました。記憶はないと思いますが」
記憶は無いけど死んだような気はしたんだよね。ふしぎだけど。
これからの世界は剣と魔法の世界的な感じの世界?
「そんな感じです。そこでは強力な魔法が失われています。昔と比べて魔法は弱体化しています。だからその知識を貴方に与えた後に異世界に転生して頂きます。」
なんでその知識が向こうの世界に必要なの?
「それは、向こうの世界で、元神が復活しようとしているからです。」
すいません、よくわかりませんでした。
「まあ、そこのあたりは一般知識として、失われている強力な魔法の知識と一緒に教えますので。」
チートですね、その魔法。
「そうですね。あと、筋力などの基本的な力も底上げしておきますので。」
分かりましたー。良いですよ、行きますよ。
「良いんですか?正直怪しいですよ?」
どうせ死んだらしいし別に良いよ。楽しそうだしこのまま亡くなるより異世界に行った方が良いかなって。
「ありがとうございます。助かります。それじゃ、知識の注入が終わったら異世界にそのまま行って頂きます。良い人生を」
分かりました。異世界、行ってきます。
そして、視界が暗転していった。
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昔々あるところに男神と女神が一柱ずつおりました。その男神と女神は一緒に世界を作り始めました。その世界には、人間、獣人、エルフ、ドワーフと動物と魔物がいました。
いざ世界を作り終わると男神は暇を感じるようになりました。そこで男神は魔族と魔王を作り出し、他の種族と戦わせました。それに怒りを覚えた女神は男神から神としての力を奪い取り、地上に封印しました。
それから、魔王を倒すために女神は魔族以外の四種族に魔法を与えました。そして四種族は無事に魔王を倒しました。
しかし、四種族は魔族を迫害し始めました。それに心を痛めた女神は魔族にも魔法を与え、同時に上級より上の魔法の知識を全ての種族から奪い去りました。
こんな神話のある世界に転生した主人公が世界にどのような影響を与えるのか、そんな物語。
読んでいただきありがとうございます。
次話も是非読んでください