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転生、転生、転生てな! 現実をみろ! 現実嫌いだと? 死ね と言う作家はまちがっている!

まえよりかは異世界感だしたよ。

でも、苦手だな。どうも自世界に突入する。

多分、面白いとおもうので読んでやってください

 キンコーン、カンコーンと誰でも聴いたことがあるチャイムが鳴り響く。俺はこの音が嫌いだ。好きという奴がいたらお目にかかりたい。

 


 そして、今、俺はウンザリしてた。進路指導の教師が俺たちを集めて特別授業をするからである。

 


 この俺、芦ケあしがや葦人あしとは高二のモブな男子だ。そして、まわりの奴らもこれといって何も持たないモブな連中ばかりだ。

 


「お前ら! この授業に呼ばれた理由はわかるよな?」

 


「はい! 先生わかりません。ビシッ」

 


 元気と可愛さが取り柄のアホガール、もり願子がんこが答えた。親御さんのネームセンスが気になるところではある。

 


「わからないだと? 死ね」

 


「はい! 先生が死ねとかいってはいけないと思います。ビシッ」

 


 そこは俺も正論だと思う。

 


 この教師は死ねが口癖になっている五十近くで心は少年の野呂野のろのっていう奴だ。正直、好きじゃない。

 


 ちなみに受け持ちの教科は国語だ。しかし、裏で斡旋されたといわれるくらい出来の悪い教師だ。俺たちを見下すには能力不足だと思う。

 


 で? 俺たちはなんで呼び寄せられたんだ? どいつもこいつも森以外には覇気がなくてどうしようもない連中ばかりだ。

 


「おらよ!」

 


 野呂野は見覚えのある紙を撒き散らした。レポート用紙だ。

 


「はい! 先生がそんな雑な態度をとってはいけないと思います。ビシッ」

 


「いいんだよ。死ね」

 


 どうにも、こうにも。森と野呂野だけでトークしているだけじゃないか、早く進行してくれ。

 


「俺言ったよなー? 俺言ったよなー?」

 


「先生が軽口で連呼したらいけないと思います。ビシッ」

 


「まあ、まてや、俺は言ったよなー? 進路志望を書いてこいと」

 


「はい、私の夢は女勇者になることです! ドヤ」

 


「それがいけねえと言うのよ。わかる? 現実逃避だろ? それは」

 


 いっけねぇ。俺も異世界行ってスローライフするって書いたわ。

 


「勇者になることのどこがいけないというんですか! プンプン」

 


「だったら、どこかの軍隊でも応募しろよ」

 


「先生はバカですか? 現実の軍に入れるほど私は心身知性とも強くありません! ドン!」

 


「ドン! じゃねえよ。未だに海賊王になれていない奴の啖呵を真似るな」

 


 それについては触れるなバカ二人。しかし、全員が進路について似たか寄ったかの内容だろう。普通に現実にある職業を書きなさいといったところだろう。

 


 しかし、現実の夢がないからな。このまま進学して就職することを先延ばししたい。

 


「芦ケ谷、前に出ろ」

 


 何故に俺が?

 


「はい」

 


 俺は素直に言うことをきく。教壇へと向かう。

 


「こいつが、一番舐めていたな。現実も頑張りたくないから異世界に行きたいで、そこでも頑張りたくないとな」

 

 

 概ね、当たっているので反論できない。もともとする気もなかったが。

 


「そんな、芦ケ谷君。もしよければ勇者森願子のパーティに入れてあげたのに。シュン」

 


「がっがりされているところ恐縮だが、俺のポジションってなに?」

 


「パーティにいる屈強な男戦士の性○隷」

 


「腐った発想をするな!」

 


「いやーん。テへへ」

 


「うむ、ハーレム思想を望んだ生徒も幾人かいる。嘆かわしい」

 


「まて、性奴○はハーレムではない」

 


「そんな元気に反論してくる芦ケ谷を見込んでだ。いかに異世界は苦しくて大変かを実況してもらうことにする」

 


 は?

 


「不思議そうな顔をしているな」

 


「そうですね」

 


「簡単に言うとだ。先生の時代にも異世界の憧れはあったのだ。そして、思ったよりしんどくて挫折して帰るのが定番だ。それを落ちこぼれという」

 


「酷くありませんか?」

 


「しかたあるまい。今の経済格差はだな。最初から現実で頑張らなかった奴らがつくったと言ってもいい」

 


「酷い! 海賊王にならなくても引き伸ばして儲かっているじゃないですか。ドン」

 


「いや、中にはかなり例外もいる」

 


 だから、ワンなんたらの話には触れるな。

 


「まどろっこしい話はあとだ。ここに科学の先生が作ってくだっさった異世界に行くための毒薬がある。芦ケ谷! 逝ってこい」

 


「雑だな。俺、死ぬじゃん」

 


「先生! 私も逝きたい。ビシッ」

 


「森も逝ってこい」

 


「だけどさ、俺たちが異世界に行ったからってみんなはどうするの?」

 


「そんなこともわからんのか? 死ね」

 


 わかるかよ! と俺は舌打ちをする。

 


「ここに黒板という有難いモニターがある」

 


 黒板はモニターじゃないぞ。適当だな。

 


「かつて、液晶に敗れ去ったプラズマビジョンの黒板で先生とモヤシ共で観ていてやるから逝ってこい」

 


 その黒板って異世界を映し出せるのかよ。


 

「待て! 俺はやるとはいってないぞ……って」

 


「えー? ゴクゴク」

 

 

 あのバカ女は何の疑いもせず一気飲みかよ。せいぜい一人で逝ってくれ。俺は様子をみることにする。

 


「ウィーヒック。芦ケ谷は飲まないの?」


 

「当たり前だ。疑うことを覚えろ森」

 


 しかしながら、森はもういっぱい毒薬を口に含むと俺に近づいてくる。もしや……。

 


 クチュクチュチュー♥ いやらし音をしながらその液は俺の体内へと流れ込む。あのビッチめ口移しするとは思わなかった。

 


「テメエ! ど変態がなんて……こ……と」

 


 俺は意識を薄れていくのがわかった。どこかで『逝ってらしゃーい』『逝ってきまーす。ビシッ、ヒック』などと聞こえたようなきがする。

 

 

 

 

 


 

 ―Fin―

 

 

 

 ではなく。俺はまだ生きている。しかし、ここはどこだ?ギャーギャー怪物のような声が聴こえる。

 


「なんだか失敗しちゃったね芦ケ谷君。シュン」

 


 隣でドラゴンのような生き物がギャーギャー言ってくる。人語じゃないのに言葉がわかる。何故?

 


 ドラゴンといっても生まれたばかりの子ドラゴンにみえる。

  


「ドラゴンに話しかけるなんて初めてだな。で、誰?」

 

 

 いや、ドラゴンだよな……。

 


「またまた~森願子だよ~。ビシッ」

 


「は?」

 

 

「どうやら芦ケ谷君は気づいていなみたいだね。私より遅く生まれたもんね。知りたい?ドヤ」

 

 

 いや、もう流れでわかったよ。俺も森もドラゴンに転生したってことだろ? 人外になるとは勘弁してほしいよな。

 


「私、勇者になりたかったのにな~。シュン」

 


「そこは仕方がないだろ。とりあえずはドラゴンとして生き抜かなければな」

 


「以外と現実をみるんだね。エライ」

 

 

 俺たちは懸命にドラゴンとして生きた。俺たちのドラゴンの種別はレッドドラゴンだそうだ。かつては魔王とも称されて人間を脅かして負の心を栄養源にして生きていく生態のようだ。

 

 

 始めは親の龍から連れ去った人間を虐めては腹の足しにして生きていた。正直、どうでもいいほどにも程がある。だけど食料がそれなのだからげんなりしても始まらない。俺は受けいることにした。

 


 しかし、森は違った。親ドラゴンに反発した。奴には人間としての正義の心があるらしい。俺もあるにはあるが、そんなものは犬の餌にくれてやった。プライドでは生きていけれない。俺は人外で社会の厳しさをしった。

 

 

「芦ケ谷君。こんなの間違っているよ。グスン」

 


「レッドドラゴンとしては間違っていない」

 

 

「じゃあ、ここでさよならだね。グスン」

 

 

「お前まさか去るつもりか? 飢え死にするだけだぞ」

 


「心を栄養源にするならきっと負の感情じゃなくても食べれる感情があるんじゃないかな。ウーン」

 


「それは、すでに俺が試した」

 

 

「私は諦めない。ドン」

 


「そうか……。じゃあな」

 

 

 森は翼を広げて飛び去った。感傷的にはならない。もともと俺は巻き込まれたのだ。ただ、奴の遺体だけはみたくないなとは思った。

 

 

 そして、俺はレッドドラゴンとしての帝王学を親のドラゴンから叩き込まれた。今だからこそ落ちぶれているが地上を支配した魔王の化身だと何度も言い聞かされた。

 


 人家や街、城などに攻撃をしたり人に化けては心を揺さぶった。戦争も起こした。残忍な刑罰も行った。全ては生きるためだ。

 


 そして、俺は親のドラゴンの心さえ食べて完全にドラゴンの人間と化した。人間が忌み嫌う人外の生物も指揮下にして魔王と称した。

 

 

「頼みます。この子だけは殺さないでください」

 


「いいだろう。そのかわり、その子供を俺に侍らせてもらう」

 


 子供の親は殺す。そして、憎き敵である俺を子供は憎むだろう。その味わいを毎日楽しませてもらうとしよう。しかし、この子供はいつまで俺を憎み続けるだろうか?

 


 部下に子供の両親を殺すように指示する。

 


「まって、父ちゃん、母ちゃんに酷いことしないで」

 


「殊勝だなガキよ。だったら、俺を憎め、殺したいと思え。殺意の意思が強ければ考えなくもない」

 

 

 部下にひと振りの剣を子供に渡すように指図する。

 

 

「さあ、この魔王に怒りをぶつけて来い!」

 


「こ、怖いよ」

 


「ならば、お前の親は死ぬのだな」

 


「そ、そんな、許して、許してください!」

 

 

「まったぁ! 魔王芦ケ谷君。ビシッ」

 

 

 なんだ? どのくらい昔の話か? その馬鹿な声を聞いたのは。

 

 

「森か?」

 

 

 死んだかと思っていたが、生きていて何よりとも思わなかった。時が経ちすぎている。見た目は武装した人間の女だが。確かにおれは森だと確信した。

 


「わざわざ、俺たちが殺し合うこともなかろうに。勇者気取りはお前か? 噂は聞く」

 

 

「そうよ。ビシッ。レッドドラゴンからセイントドラゴンにクラスチェンジしてそして人間化して勇者になったのよ! ドヤ」

 


「そうか、頑張ったな。両立できない存在同士だ。お前がでてきたのなら俺は必要ない。悪は退治されて終わる。殺せよ」

 


「ま、魔王様!」

 


 部下達が驚く。そうだな、こんな諦めの良い魔王もいないだろう。

 


「いえ、芦ケ谷君も救ってみせる。ドン」

 


 森は剣を振りかぶり大技を繰り出してくる。

 


「必殺ドラゴンバスター!」

 

 

 ドラゴンの吐く息より強力な剣撃を繰り出してくる。避けることはできるが……。

 


「いい一撃だ。お前はここで勇者ごっこを楽しむがいいさ。俺は疲れたよ。じゃあな、二度と転生しない」

 


「芦ケ谷君……」

 


 血すらない俺の体は煙から粒子となり崩れ去っていく。

 


 これで、この世界は平穏な世界になるだろう

 

 

 

 

 

 

 

 ―Fin―

 

 

 

  

  

 って、あれ? ここはどこだ?

 

 

 「ただいまっと。ビシッ」

 


 は?

 


「とまあ、異世界で暮らすのがどれだけ厳しいか芦ケ谷と森を観てわかっただろう」

 


 お前は野呂野……。

 


「間の抜けた顔をして。異世界は楽しかったか?」

 

 

「……楽しいとか、楽しくないとか。そんなんじゃねえよ!」

 

 

 俺は腹が立った。こんなにムカついたのは何年ぶりだろう。

 


「まあ、そんなに激高するな。一部始終観てて皆、お前と森を応援してたんだぞ」

 


 え? 俺のセンチメンタルな気持ちも観られたの恥ずかしいわ。

 

 

「ねえねえ? 先生、私カッコよかった? ドヤ」

 


「まあまあだな。先生が若者の時はもっと過酷だったぞ」

 


「そんな~。芦ケ谷君。もう一回、異世界に行こうよ! ドン」

 


「行くか! ボケ」

 


 お・し・ま・い


スクロールしただけではないよね?


短い話ですが感想待ってます。



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[良い点] うん、言いたいことは伝わると思います。「胡蝶の夢」?とか「杜子春」?のような早送り人生仮想体験ですね。 逃げた先が、逃げ出す前より良い状況とは限らない、と。冒険よりも普通・平穏が一番だとい…
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