4、~スリープ~帰宅と再出発
「……夢…か。」
まだ朦朧とする意識の中でベットから起き上がるとポケットに違和感を感じた。
「…あれ?これは…」
そこにあったのは〈鍵〉と赤い石だった。
「夢じゃない…?それにこの石は…」
この石は確かボルケーノが落とした石だ。
とりあえず頭が回らない。朝食を採りにいく。
「おはよう。母さん。」
「おはよう、月夢」
僕は母さんとの2人暮らしだ。父さんは僕が生まれる前にになくなった。
どうやら父さんは研究員で研究中の事故でなくなったらしい。
朝食を採り終えて部屋に戻ると〈鍵〉が緑色に光っていた。
「これは…」
「……さん」
「この声は…」
「マスターさん!」
「カノちゃん?この鍵はそんな力まで…」
「とりあえずこちらに来ていただけますか?世界を救っていただくためにも。」
「確か寝ないといけないんだよね。でも寝起きで…寝れる気がしないけど」
「<スリープ>を使えば大丈夫です。」
さらっと新しい魔法を教えてもらった。これで混沌世界《あっち》に行き来できるようになったわけで
ある。
「わかった。今から行くよ。」
混沌を極めた世界、そこを舞台とした物語は第二幕を開けた。
…標的《ターゲット》は『将四季島《ししきとう》』…
大変遅くなりました。ここまで読んでいただければわかると思いますが本編ではありません。もう少しお待ちいただけるとありがたいです。では、次回もよろしくお願いします。




