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3.5、ユグドラシルと混沌
「ご報告です!」
「なんだ。」
その男はユグドラシルを統べる頂、カオス。この組織では「混沌のカオス」と呼ばれている
「EE焔のボルケーノ様の属性反応が消えました」
「ほう、あのボルケーノが。」
「それともうひとつご報告が…」
「…あの、大変申し上げにくいのですが…ボルケーノ様の反応が消えた場所から数分だけですが、同じくEE雫のアビス様の反応も確認されたそうです。」
「ほう…」
「それとさらにもうひとつ…」
ごにょごにょ…
「なに?フハハハッ、面白い展開になってきた。つまりあいつが来たってことか。」
「…?ど、どういたしましょう?」
「とりあえず様子見といこうか。」
その頂点は不気味な笑みを浮かべながら指示を出すのであった。




