おまけ4
「おまけ。」
「あれ?随分なげやりだね。」
「今回も「おまけよ」って言おうと思ってたのに……あの女にその台詞取られたから……」
「あの女って、神井さん?」
「あの女あああああああああああああああああ!」
「おまけなので一部キャラクターがキャラ崩壊しています。ご了承下さい。」
「さて、今回はゲストがいるわよ。」
「おお!ゲストって、やっぱり……?」
「第4話でお亡くなりになった、あの女、もとい神井さおりさんです!」
「はろはろ~。お姉さんだよ~。」
「神井さーーん!その胸にダイブさせてくれ!」
「あらあら、元気ね~。」
「気持ち悪い……」
「は!なんだか今、意識が……」
「あら残念。もっと甘えてもいいのよ?」
「ええ!?」
「ほら、騒いでないで、本題に行くわよ。」
「え?う、うん。こほん、今回は神井さんにいろいろお話を聞いていきます。」
「なんでもばっちこーい。」
「神井さん、あんまりキャラ崩壊させると誰が喋ってるか分からなくなるから程々に……」
「あら、お姉さんはいつもこんな感じよ?」
「そうだっけ?」
「あたしに聞かないで。」
「お姉さんにも聞かないでね~?」
「…………本題です。神井さんは第4話で今作初の犠牲者になりました。」
「そうね~。残念。」
「まあ、綺麗に死ねて良かったじゃない。」
「あ、それはお姉さんも思ってたわ~。」
「どういうこと?」
「さおりが最初の犠牲者に選ばれたのは単に作者が『最初の犠牲者のイメージカラーが黄色なのはもはや様式美』とかわけのわからないことを言い出したのが原因だから、さおりの死に方は何かに食われて死ぬ、でもおかしくなかったってこと。」
「なるほど……」
「食べられなくて良かったわ~。ホントに。正直覚悟してたもの。いつ食われるか気が気じゃなくて。」
「願いもわりと綺麗で、ある意味この作品の唯一のファンタジー要素といっても過言じゃないくらいだしね。」
「やだわ、千歳ちゃん。褒めたって何にもでないわよ~?」
「ちなみに作者の神井さおりの呼び名は、メルヘンBBAだそうよ。」
「…………」
「怖い!怖いよ神井さん!無言の笑みが怖すぎるよ!」
「あ、そうそう。作者から手紙が来てるわよ。」
「何かしら?『18以上はBBAだよね』って素で言ってる作者が、お姉さんにどんな用があるのかしら?」
「ちなみに作者の下宿には、てぃんかーべる先生の描いたタペストリーがたくさん飾られているそうよ。」
「気持ち悪!」
「さて、……ふむふむ。どうやら作品中では実現できなかったけど、さおりにどうしてもやってほしいことがあるみたいね。」
「嫌です。」
「神井さん!?いくらなんでもキャラ壊れすぎだよ!」
「まあまあ、最後まで聞きなさいよ。どうやら優樹で遊べるみたいよ。」
「詳しく聞かせて頂戴。」
「切り替え早い!それより、聞き捨てならないことが!やめて!」
「作者、どうやらニコニコ動画で『【イヤホン必須】耳舐め音声【立体音響】』というのにいたく感動したらしくて、どうしてもそのシチュエーションを作品に取り入れたくなったらしいわ。」
「ほおほお。」
「絶対やばいでしょ!?それ!この作品R15タグすらつけてないのに!」
「その点は大丈夫みたいよ。元の作品に『全年齢作品です』って書いてあるし。」
「嘘!」
「優樹くん?」
「神井さん!?い、いつの間にそんな近くに!」
「いいから、覚悟しなさい?」
「抱きつかないで!う、腕に!腕がああああ!」
「腕が、どうしたの?」
「ひ!み、耳元で囁かないでください!」
「だから、ど~したの?って、聞いてるんだけど?」
「ひっ、ひぃ……あの、だから、その、う、腕に、腕に、あ、当たって……!」
「何が、当たってるのかな?」
「だ、だから、その!む、胸、が、……」
「うふ、か~わいいな~。」
「だ、だから!耳元で囁かないで!」
「ペロッ」
「ひぃぃぃぃぃぃぃっぃっぃぃぃぃぃっぃぃぃ!い、今!何が!」
「ただ、耳をちょこっと、舐めただけだよ?」
「ふ、ふわ……」
「うふふ。綺麗に、し・て・あ・げ・る。チュルっ」
「かはっ」
「優樹くん?あら?どうしたの?」
「白目むいてるわ。立ったまま失神してるみたい。」
「すごーい。優樹くん、器用なのね。」
「さて、今回はここまでかしら。」
「残念だけど、そうね~。また、読者のみんなには会えるのかしら?さみしいわ~。」
「そんなチャンスがあればいいわね。さて、今回は隅田千歳と、」
「神井さおりがお送りしました。」
「それじゃ、」
「「あでゅ~!」」