表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
怪解奇体  作者: 83
6/16

14×5

@天内 涼也@


「はい〜、ぼくの勝ち〜!」


「もぅ一戦!お願いします!!」


________________________________________________


生態番号参拾陸番、ひきこさんに襲われてから数ヶ月。


俺は日々陽さんに稽古をつけてもらう日常だった。


陽さんは優しく、丁寧に、そして、


「スパルタですよ…ッ!!」


「まぁあの人なのある家の出だからね…スパルタなのは御父上譲りなんじゃない?」


「恵さんもなんとか陽さんに言ってくださいよ!」


「いやぁ〜…俺は副隊長よりも立場が下だから…ちょっと無理があるかな…笑


そもそも口出したらシバかれるし…」


「恵さんそれでも参番隊長なんですか???????」


「いや考えてみて?


壱、弐、参…明らかに参の方が下でしょ。」


「隊長権力でなんとか…」


「無理。」


ココ数ヶ月の間に仲良くなった参番隊隊長の水薔薇恵(みずばらけい)さんと給湯室でコーヒー片手に談笑する。


恵さんは俺が殉職した両親、天内紳司(あまないしんじ)天内海莉(あまないかいり)のことを聞いたときも動じず、何なら嬉しそうだった。


怪解奇隊としての俺の出番は未だ来ず、日本アルプスの中にある基地で鍛錬を積む日々だった。


「てか、怪解奇隊って何番隊まであるんですか?」


「ん〜…俺も詳しくは知らないけど、北海道大雪基地に参番隊、


関東日本アルプス基地に伍番隊まで、中国四国高知山脈基地に弐番隊、


九州と沖縄合わせて桜島基地に倭番隊…トータル壱拾倭ぐらいあるかな。」


「人数多そうですね…」


「そうでもないよ?


一部隊の所属人数が5とかそこら辺だから単純計算すると70人ぐらいしかいないよ。」


「すくなッ!!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ