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塩対応で有名な綾崎さんはモブの俺に興味津々みたいです  作者: おとら@9シリーズ商業化


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謎の綾崎さん

 俺が綾崎さんを連れて、保育園にいくと……。


 綾崎さんに、我が家の天使——もとい妹が突撃してくる。


「あっ! お姉ちゃんだぁ!」


「ん、こんにちは。優香ちゃんごめんね、中々来れなくて」


「ううんっ! 寂しかったけど、お姉ちゃんきたからいいもん!」


「ん……私も嬉しい。元気にしてた?」


「あいっ! お姉ちゃんは!?」


「ん、私も元気」


「ほらほら、優香。とりあえず家に帰るぞ」


「あいっ!」


 久々に三人で手を繋いで家路を急ぐ。


 そんな中……優香が次々と綾崎さんに話しかける。


「お姉ちゃんは何してたお!?」


「ん、実は勉強してた。あと、バイト探したり」


「お兄ちゃんとは違う!」


「……ん? どういうこと? 和馬君、教室でも教科書見てた」


「うんとぉ……なんかベットと上でゴロゴロして……」


「はいっ! ストップ!」


 み、見られてたの!?


 確かに、綾崎さんのこと考えて……ァァァァ!!ってなってたけど!


「ん……よくわからないけど、和馬君は変ってこと?」


「お兄ちゃんはへん!」


「もう変でいいですよ……」






 その日は結局、優香に独占されて、中々俺自身が話すことはできなかった。


 まあ、優香が喜んでたからいいけどね。


 それに、俺には送り時間があるし。


「ごめんね、優香が」


「ん、問題ない。私も楽しかったから」


「そっか……バイトかぁ」


「……和馬君もやりたい?」


「そうだね。人生経験って意味でも。ただ、そんな時間はないかなぁ」


「でも、今なら週に二回とかでも大丈夫。私もそのくらいの予定」


「でも、勉強もしないといけないんだよね……多分、結果も良くないし」


「あんなにしてたのに?」


「ぐっ!? ……すみません」


 それを言われると辛い……悪気はないんだろうけど。


「ん、ごめんなさい……でも、適度なバイトとかは勉強にも良いって書いてあった」


「ああ、そうかもしれないね。綾崎さんは、バイト代は何に使うの?」


「……ん、言わない」


「えっ?」


「内緒」


 そういい、人差し指を口元に持ってくる……可愛いんですけど?


 天然の人がやると破壊力が半端ない。


「そ、そうなんだ」


「和馬君がしたいなら紹介する」


「えっと、萩原さんがいいって?」


「ん、人が足りないみたい。ちなみに本屋さんなんだけど」


「おお、良いね」


 本好きとしては、一度は働きたいと思ってた場所だ。


「その……勉強なら、私が教える?」


「いやいや、悪いよ」


「むぅ……難しい」


「えっと?」


「だめ、私が教える。じゃないと計画通りにいかない」


「いや、あの」


「だめ」


「あ、綾崎さん?」


「ん、もう決まった」


「決まってないよ!?」


 その後、強情な綾崎さんに押され……。


 なぜか、俺の勉強を見ることになってしまった。


 一体、綾崎さんは……何をしたかったんだろうか?






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