アッシュホーン領・・・ホーンブルク
「ホーンブルク教会にようこそいらっしゃいました」
シスター服を来た女性が対応してくれる。
「息子の祝福の儀式を受けたいのだけど可能かしら?」
レイラは儀式が出来るか確認する。
「大丈夫ですよ…こちらへ」
奥にある扉に通される。
「こちらの紙に触れて下さい」
ギフトシール・・・受けた祝福をステータスとして自らの肉体に貼り付け確認できるようにする道具。
ゲーム知識があるから初めから見れたのかそこら辺良く分からないが見れたからラッキーだな。
そこに書いてあったのは。
ギフト
【限界突破】・・・スキルと肉体の成長限界を取り払う。
【本能解放】・・・身体能力が過剰強化され続ける。修行中の肉体への負担×100倍
【魔法耐性】・・・魔導具の発動は可能。しかし、自分で発動する魔法は弱体化させてしまう。
初級魔法しか使えない。
そう…魔法要素皆無のアッシュホーンからしたらハズレギフトだ。
しかし、数日毎にくつろぐバグをして身体を壊して身体能力を上げてを繰り返していたから今の3歳でも飛んでもないアクロバットを可能になってしまってるんだよな…3歳って何だろうな。
お母さん達は誰も知らないけど。
お母さんの顔は…顔色を伺うが普通に笑顔ですね。
「うーん…魔法は無かったわね」
事実を告げたという感じで何の嫌味も無く告げる。
愛想を疲れたという事は無さそうで良かった。
「魔法が無くても強い人はいるからクロノも諦める必要は無いわよ?」
何か言い聞かせる感じで言葉を紡いでいるお母さん。
「今日は帰りにお母さんのおもちゃの1つをあげるわね」
笑顔で告げるお母さん。
「ほんと!」
とにかく嬉しいから元気に反応してしまった。
「お世話になったわ。ありがとうねメイ」
シスターさんはメイさんと言うようだ。
「ありがとうございました」
「はい。良く言えました」
俺の頭を笑顔で撫でながら微笑むメイさんに背を向けて教会を出た。