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没小説 供養  作者: 知翠浪漫
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タイトル

E.X.E. -Emancipation. Xenogenesis. Eve.-

(解放、世代交代、前夜)



テーマ

短くまとめる(ラノベ三冊程度)

絶望の中の希望

Q.正義とはなにか A.エゴ




ログライン

正義の味方志望の少年が力を手に入れて、悩みながら英雄となって死ぬ話





世界設定


エグゼ

Ex-Existence。

超存在。

物理法則に則らない超常的存在。

物理法則に当てはまらず、生物学にも当てはまらない。

生きているのか死んでいるのかもわからない存在だが、そこに在り、活動していることだけは観測可能。

自身が精神的に活動することでエネルギー、物質を生み出すことも可能。

精神活動の停止がこれら存在の死であると定義されている。

人間に害するものが多く、コア発電施設に引き寄せられるとされている。


オルタナティヴ・エゴ

通称オルタ。

オルタ能力者が保有する特殊能力。

全てが独立した道具の形状をしており、それらを用いることで超常現象を引き起こすことが可能。

使用すると使用者は疲労するが、費用対効果で言えば、熱力学の法則を余裕で覆す。

対エグゼよう兵器として用いられる。


シールド・エゴ/オリジン・エゴ

通称エゴ。

オルタ能力者の力の源。

自身の自我。あるいは欲望を示すもので、その力を物理法則に実体化させたものがエゴである。

オルタナティヴ・エゴはそれを機械的に抑制、制御した物であり、オリジン・エゴの方が発動すると強い。

オリジン・エゴはエグゼと完全に同一の物であり、この力を使いすぎると、力に呑まれて、自身がエグゼへと変わり果ててしまう。

オルタであればエグゼに変わらないというわけではなく、あくまで遅延できる程度でしかなく、エグゼとなりたくなければオルタにせよ、エゴの力は使うべきではない。

オルタが自身から乖離した道具型なのはエゴに侵食されにくくするための措置である。

誰かが自分に囁くようになったら、それはもう一人の自分である。もう一人の自分に飲み込まれた時、その者は人でなくなるだろう。


エゴ

自我、利己主義。

そういったものを生み出す根元。

元々は外宇宙からきた存在が、繁殖のため、自身の体の一部を種としてた生物に埋め込んだものであり、その力によって生物が進化し、人間が生まれるに至った。

だがエゴにとって人間とは卵でありさなぎの外郭でしかなく、十分に育ったエゴは、殻を突き破り、産声を上げる。

それは人間を利用して生まれた全く別の存在である。


ハーベスター/プライマル・エゴ

最初に地球にやってきたエゴ。

最強のエゴであり、殺すことは不可能と考えられている。

エゴたちが十分生まれる環境が整ったときに目覚め、エゴたちを羽化させるだろうと言われている。

エゴが生まれることは人類の滅亡を意味する。

その姿は三対の黒と白の翼を持つ、両足のない、首から上がラッパの天使である。


アウェイクナー

内なるエゴに導かれ、ハーベスターを目覚めさせようとする者。

その声に抗おうとする者もいるが、抗うと心が壊れる。


エゴ発電

日本が開発した新方式の発電方式。

コアと呼ばれる物体を用いて発電するシステムであり、詳しい原理はわかっていない。

開発者も死亡しており、二機目のコア発電機が作られることはなかった……と言うことになっているが、実際はエグゼを捕獲し、それを世話することでエネルギーを抽出している。

コア発電機近くにエグゼが多いのはエグゼが寄ってくるのではなく、コア発電機から逃げ出した為である。

この技術は一応各国にも提供されているが、まともに運用できているのは日本だけである。

日本の電力の六割をこれで賄っている。


新日本電力社

エゴ発電を開発した会社。真っ黒。


EEE

新日本電力社内の特殊部署。

オルタ能力者たちで作られた部署であり、エグゼの鎮圧、回収などの戦闘行為を行う部署。


オルタ能力者

エゴを扱うことができる人間。

アニマ・コアを取り込むことで意図的に発言させることが可能。

オルタ発動時、身体能力、回復能力も強化される。

またオルタを発動せずともちょっとしたサイコキネシスのような力を扱うことができるが、普段使いは禁止されている。


オルタナティヴリスト

オルタ能力者に支給されるリスト型端末。

通信、データ閲覧、ネット接続などが可能な他、リスカットするようにピンを引き抜くことでオルタナティヴ・エゴを発動させることができる。

ピンはエゴの力によって生じているもので、実在する物体ではない。

オルタを強化して制御するもの、と説明されているが、実態はエゴを抑制し、制御できるようにするものである。


エグゼカラミティ

エグゼが原因の災害。

その多くは隠匿される。


深界市

中央部に巨大なコア発電施設を持つ街。

コア発電施設は城のようにそびえ立っており、街の四分の一を占める。

日本の大半の電力を生産、供給する仕様上、多くの人手が必要となり、その為この町に住む四分の一の人間がなんらかの形でコア発電に関わっている。





主人公

凪城和沙

正義に悩む半人前

オルタ

駆け抜ける鉄脚甲。

踵にスラスターのついた脚甲。移動、攻撃に重宝する。

オルタ

繋ぐ歪な大剣

歪な形をした大剣。

刃が分割可能。分割した刃を操作することもできるが、有線式であり、その能力の本質は糸である。

エゴ

正義の天使 ラクネアスカ

左腕が翼で、右の背から骨の翼を生やした、欠けた天使の輪を持つアラクネ。蜘蛛の瞳の代わりに宝石が埋め込まれており、蜘蛛の腹が大剣によって貫かれている。

名前の由来はアラクネと竜殺しの聖剣アスカロン。

大切なものを糸の檻で閉じこめて、敵となるものを破壊する。

その本質は正義ではなく、喪失に対する恐怖であり怒り。

備考

自分にはなにもできないと思っている少年。

幼い頃、エグゼカラミティによって、トンネルの崩落事故に巻き込まれており、その際憧れていた女性である聖の死の現場に遭遇する。

彼女が死ぬ直接の原因を意図せず作っており、その事を非常に後悔している。

彼女の死に際に彼女のオルタを託されている。

和沙にとって聖が正義の象徴であり、そのためか、彼の形作るエゴは姉の姿に酷似している。

聖の夢は警官であり、彼女が死んだ後は自身がその夢を叶えようと頑張るが、聖を死なせてしまったことを思い出すため、暴力沙汰(血や傷つけるという行為)は苦手とする。

そんな自分を弱いと思っており、常々強くなりたいと思っている。

そんなトラウマと、自身の無さが迷いとなって行動が遅い。だが考える必要がない事に関しては早く、単純なルーチンワークの繰り返しを得意とする。

オルタ能力に目覚めた際、そのトラウマを克服するが、力を手に入れたところで全てを助けられるわけではないと理解してさらに悩むことになる。

そもそも正義とはなにを持って正義とするのか。

とりあえず悩む。最終的には死ぬ予定。

性格はやや気弱。だが根底の部分に狂気にも似た正義感を宿しており、時折それが爆発する。

一人称は僕。興奮すると俺。

モデルはヒロアカのデク、fateの士郎。まどマギのまどか。




ヒロイン

三守穂香

オルタ

硝子の武器。

今までに見た武器(オルタ含む)を硝子で再現することが可能。

攻撃能力の再現は可能だが、防御能力は非常に低い。

本質は模倣。

エゴ

なし

備考

EEE職員。外に出ることを禁じられている。

エグゼに人間の因子を残す実験の一環として作られた、人間とエグゼのハーフであり、その為要観察対象存在。

人間のことは信用していないが、聖と和沙については信用しており、ゲームとお菓子も好き。

凛音についてはオリジナルのことは好きだが、それ以降の模造品については嫌っている。




中ボス

見上至

ラスボスの研究者

備考

エグゼを研究する研究者。

コア発電も彼の発明によるもの。

エネルギー問題の解決、と言うのが建前で研究をしており、真の目的はエゴの羽化である。

プライマル・エゴが滞りなく作業を行えるよう作られた端末の一つであり、全ての事情を知っている。

エゴの羽化が防げないものであると考えており、少しでも人間の因子がエゴに残るよう研究している。

人間を意図的にエグゼに羽化させる実験を行っており、人間のため、人間を人間扱いしない作業に従事している。

あまりに狂った作業を続けてきたのと、内なるエゴからの声により、人間としてはだいぶ壊れている。

黒幕に見える善人。

モデルはロボトミーコーポレーションのアイン。




中ボスⅡ

三上梓

オルタ

塩の武器。

今までに見た武器(オルタ含む)を硝子で再現することが可能。

攻撃能力の再現は可能だが、防御能力は非常に低い。

本質は模倣。

備考

穂香の同類。

穂香と一緒に連れ出されるが、早々に連れ戻されてしまう。

人間のことは信用しておらず、人類を絶滅させたいと考え、ハーベスターを起こすため、EEEを抜けてエゴ教を立ち上げる。




仲間1

遠島凛音

先輩オルタ能力者

オルタ

回転する盾のこぎり

盾。柄が付いており、それを伸ばし、盾の周囲に刃を出して回転させることで攻撃にも使用できる。

エゴ

ラントンケールド

盾を備えた無数の腕を持つ上半身だけの巨人。顔はランタンとなっており、暗い闇を照らす。

自ら動くことはできないが、同時に相対した物を絶対に後ろに通すこともない。

その本質は守護への執着。

備考

先輩オルタ能力者。

たぶん途中で死ぬ。

オリジナルの彼女は既に死んでおり、今いる彼女はそのコピー。

聖の元パートナーであり、彼女が死んだ際にオルタの過剰使用によりエグゼ化しており、討伐されている。

回収されたエグゼは分割され、それをクローン体に入れることで蘇生したが、まともに凛音となったクローンは一体だけであり、それが死ぬと新しい個体に死体から回収したエグゼの破片を入れて復元させる。

成功体に入っているエグゼの部位はエグゼの心臓。

またバラバラななったエグゼはまとめれば再びエグゼとして再結合する。

また大量の失敗個体は、発電施設内で、エグゼの鎮圧を主な仕事としている。

一人称は私。

モデルはマミさん、ヤチヨさん。綾波レイ。




仲間2

遠藤武司

幼なじみ

オルタ

茨の槍

棘が生えた槍。

柄が延びる。棘は射出可能。

中距離の攻撃も可能とするが、敵の体内に差し込んで射出することで体内から攻撃可能。

エゴ

棘の王 ソーイクロ

枯れた植物の蔓でできた巨人。

全身に棘が生えており、近付くもの全てを傷つけて殺す。殺した物の体に根を突き刺し養分を吸う。闇の染まった瞳からは絶えず血の涙が溢れだし、口からは怨嗟の呪詛を吐き出している。

肥大化した巨人は空を舞う美しい蜘蛛に嫉妬して憎悪する。

その本質は届かぬことへの怒りであり渇望。

備考

和沙の幼馴染であり、聖の弟。

聖に非常に懐いていたが、和沙のせいで死んだと聞いて、彼を嫌うようになる。

天才肌と言うこともあり、ますますトロい和沙を嫌っている。というか、和沙のすることなすこと全てが嫌い。

エグゼカラミティに和沙と共に巻き込まれ、エグゼに捕まってしまうが、そんな自分を和沙が助けたことに怒りを覚え、彼より上であることを示すためにオルタ能力者になる。

しかし迷いながらも自分より実績を上げる和沙を妬み、憎悪し、その憎悪に呑まれて化物となった。

一人称は俺。増長している時は俺様。

モデルは爆豪勝己、美樹さやか。始めの一歩の千堂武。









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