リアル鬼ごっこ第8話
是非最後まで読んでみて下さい。
人物が少し増えます。
ゲーム終了まであと10分になった時のことだった。
俺(速水カケル)のスマホに、1通のメールが来た。内容はこうだ。
[MISSION]
残り時間が3分になるまでの間に学校の校庭にある赤いボタンを押せ。
ミッション失敗の場合は……
次から鬼が1体増えてしまう。
挑戦するかしないかは、あなた次第。
〜リアル鬼ごっこ株式会社〜
このメールは、俺だけでなくカイ(山勉カイ)のスマホにも来ていた。多分全員に来たのだろう。
すると、窓を覗いたカイが言った。
「アッ!ソラ(夜神ソラ)がいる!校庭にソラがいるよ。メールしてミッションをしてもらおう!」
俺はソラにメールした。返信がすぐ来た。
OK。すぐ終わらせる。任しといて。
俺は窓を覗いた。校庭にいたソラはもう赤いボタンを押す所だった。ソラはミッションを成功させた。表情一つ変えずに……
過去に何かあったのだろうか?そんな事を考えてうちにまたメールが来た。
夜神ソラの活躍により、ミッションは、成功だ。 〜リアル鬼ごっこ株式会社〜
「なんか、番組の逃○中みたいだね。」
カイが言った。それにしても次は、どんなミッションが出るのか…考えたく無いのに、考えてしまう。
ウーーーーーーゲーム終了だ。
スピーカーから流れた。
気がつくと現実世界に戻っていた。いつもの放課後の感じだ。俺たちは今日は帰る事にした。
俺は自分のベットでこんな事を考えた。
明日はいつゲームの時間なのだろうか。
明日も大丈夫だろうか。
そんな事を考えているうちに俺はいつの間にか寝ていた。
翌日、学校に行くと昨日のソラの活躍について皆褒めていた。
「なんでそんなに勇気が出るんだ?」
このクラスの力剛 シンだ。でも、ソラはそんな事を言われても、表情を変えない。照れたり、嬉しそうな感じでは無い。当たり前の事をした、という感じの表情だ。そんな事を考えていると、ソラといつも一緒に遊んでいる朝風 ルイが話しかけてきた。
最後まで読んでくださった方ありがとうございます。
今回出た人物の呼び方は、
(力剛 シン) リキゴウシン(男子)
(朝風 ルイ) アサカゼルイ(男子)
です。
次回も連載する予定なのでよろしくお願いいたします。
GEEMAAの方も読んでみて下さい。