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転生したのに俺、村人Aで、しかも世界がスキップされるんだが!!!ーーーまずは名前をくれ!!!  作者: くじら


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5/6

番外編:スキップ連打!泡まみれ勇者、街を駆ける





 ――朝のトイレ。


「ふぅ……やっと一息つける……」


 便座に腰掛けた瞬間、あの恐怖の音がした


カチッ


「まさか…..」


ーーー

【SKIP】

トイレ完了

ーーー


「えぇぇ!? まだ座っただけだぞ!?」


 街中に俺の尻丸出し姿。

通行人がギョッとしている。

 俺、丸出し!? 止められない!?

やめろ!!!!勇者の威厳がぁ!!!



 ――お風呂。


 頭と身体を清める俺。

勇者たるもの身だしなみも欠かさず、清潔感で好感度アップ…..


カチッ


「嘘だろ……」


 慌てて泡を押さえた瞬間――


ーーー

【SKIP】

入浴完了

ーーー


「きゃぁぁ!!!変態ぃぃ!!!」


 通行人が騒ぐ中、俺は泡まみれで街を走る羽目に。

もう少しで変態勇者と言う汚名がつく所だった!!!!

嫌すぎる!!!



 ――昼食。


「やっと味わえる……!」


目の前には勇者の俺でも見た事がない豪華な食事。

何ヶ月も前から予約してようやく取れた高級店の料理….


店イチオシのオリジナルスープを飲もうとスプーンで掬い口に運ぼうとした瞬間


恐怖のスキップ音!!!


カチッ


「せめて一口っ…..」


ーーー

【SKIP】

食事完了

ーーー


「まだ一口も食ってねぇぇぇ!!」



 ――美女イベント。


勇者と言えど一人の人間!!!

性欲も溜まる!!!

そして俺は今、結婚適齢期だ!!!

結婚したい!!!可愛い子供欲しい….

いや、その前に可愛い恋人だ!!!


だから俺は今、目の前の女性を全力で….子作……


「お、お嬢様……俺と」


カチッ


ーーー

【SKIP】

イベント完了

ーーー


「このムラムラをどうしてくれるんだぁぁ!!!」



 ――そして夕暮れ。


 街角で、通行人がちらりと視界に映る。

通行人は俺を見て眉を寄せ「大丈夫かコイツ?」と言う顔


うるせぇ!!!ほっとけ!!!俺は今スキップされまくってどうにかなりそうなんだ!!!いや、なる寸前なんだ!!!


 俺の目がギラつき、額の血管も浮き、皮が少し剥けかける必死さに通行人もドン引き顔だ。


「どこだ……どこのどいつだ……この世界のスキップ犯はぁぁ!!!」


 通行人は相変わらず無表情で歩いている。

だけど俺は見逃さなかった――


通り過ぎた通行人が手をかざした瞬間を!!!


 目の端で、通行人が手を空に向けた瞬間、カチッと音がした

あの地獄の鈴の音ならぬ、地獄のカチッが!!!!


悪夢にまで見るあの恐怖の音!!!!


ーーー

【SKIP】

通行人、姿が消える

ーーー


「待てごるぁ!!!!……お前が犯人かぁぁぁ!!!」


 通行人はギョッとした顔して慌てて2回目のスキップ。


「げっ!!」


カチッと言う音と共に消えた通行人


そしてそこには人1人居なかったとさ…….


クッ…….


 俺の額の血管はさらに浮き、皮が少し剥けかけ、目は完全にギラつき状態。


 ――こうして街角ですれ違った不憫な勇者とスキップ連打魔は

お互いを認識し、この後勇者に追われる連打魔が居たとか居なかったとか…..

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