6.起点と次善の神さま
前回までのすてーたす
守鷹 異世界人 レベル20
耐久力(HP) :11449/11449 魔力容量(MP):868/868
力 :181 魔 力:107
すばやさ:140 幸 運:22
体 術:161 魔 術:81
あのあと、村の中に戻った俺たちは村長――ルディオラさんの家で軽い夕食を取った後、深夜になるまでここら辺の地誌についてのレクチャーを受けた。授業の様子は……まぁ特筆することもなかったので、割愛させていただきたい。ちなみにシャリスは食後から別行動を取った。たぶん、人間の心に詳しいという人のところにでも行ったのだろう。
そしてこちらのレクチャーの結果得られた知識だが……
○ ロルド大陸は『菱形』の上の頂点に傾いた『長方形』が接して、全体として裂け目のはいった『く』の字の形をしているように見える大陸である。
○ その北側の傾いた『長方形』の地域を北ロルド亜大陸、南側に位置する『菱形』の地域を南ロルド亜大陸といい、その二つの亜大陸の接する地域をロルド大陸陸橋と言う。
○ 現在地は北ロルド亜大陸の南部の高山地帯の、その中でもロルド大陸陸橋にもほど近いアルトリーウェルという高原の、さらにその西の最果ての森である。
○ アルトリーウェル高原は、険しい山が多い北ロルド亜大陸の南部高山地帯の中で、人間が住んでいる唯一の地域であり、さらに南ロルド亜大陸からの旅人が大陸陸橋を超えて北ロルド亜大陸を進もうと思う時に、必ず通らなければならない交通の要所でもある。
○ そんな場所に国ができないわけもなく、リーウェル王国と言う人間の国がアルトリーウェル高原の中央部に存在……したらしい。九年前まで。王国の主流を占めてはいたが、もともと不仲だった西の民『リーウェスタ』と東の民『ルイス』の両部族のいさかいが原因で国が真っ二つに割れて争い合い、その結果九年前に王家が消滅して国が滅びたらしい。現在こそ小康状態になってはあるが、今に至るまでずっと紛争状態のままである。
○ 現在の暦は亡国暦9年、もしくはフォゼーヌ『岩の大樹』国国暦、略して大樹暦1463年である。亡国暦は主にアルトリーウェル高原で使われる暦で、他国ではその国の暦――例えばほりゃらら王国だれそれ王在位何年みたいなやつ――が使われる。そして各国での共通の暦として、大樹暦が使われている。それゆえに大樹暦は多国間を渡り歩く商人や傭兵などによく使われる傾向があるようだ。ちなみにフォゼーヌ『岩の大樹』国と言うのは別名、始まりの国とも人間の生まれた場所とも呼ばれる1400年ほど前に実在した国であり、ロルド大陸の東に存在するレギオン世界、女神的に言えばキングスレフ大陸の、フォゼーヌと言う地に生えた『岩の大樹』と呼ばれる巨木のふもとに築かれた伝説の国であるらしい。
○ 北ロルド亜大陸の南部にはさっきも言った通り、高山地帯が存在しているが、その高山地帯の北には針葉樹林の大森林地帯が、さらにその北には凍土帯が広がっている。人が住んでいるのは主にその大森林地帯であり、そこでは最も大きなノスマルーク王家を中心とする大小多数の諸侯が各地に封じられ、中世封建に似た社会が展開されているようだ。ちなみにノスマルーク王国の最南端領にあたるルーイガー選王辺境伯領は旧リーウェル国領に接しているらしい。
○ 高山地帯の東はカーリエ王家を中心とした諸侯が存在している。カーリエ王国はその規模からも文化的側面からもノスマルーク王国に一歩及ばない国で、王家自体に領土的野心はないもののお抱えの諸侯たちの中にはそれを強く持つ者もいるとかいないとか。リーウェル王国の騒乱の原因となった二つの部族のいさかいも、この国のリーウェルカーリエ境界領領主の暗躍があったのだといううわさが流れているらしい。
○ 南のロルド大陸陸橋のあたりは延々と草原が広がる地域で遊牧民たちの国がある。名前は『草原の獣』国。国の名前にけものなんてついているが、別に獣人の国だったりするわけではないらしい。草原全域に生息するソウゲンオオカミにあやかって遊牧民たちが付けただけの話らしい。さらに南に進んで南ロルド亜大陸に入るとすぐに大砂漠という名の無人の砂漠が広がっている。その砂漠を越えると再び人の住む地域に入るが、そのあたりはサウール帝国という国が支配しているらしい。しかし砂漠の存在のためか、帝国の交易が海を渡った南のハイディス大陸のロクタル王国に集中しているためか、あまり詳しい情報は入ってこない。
○ この大陸全体の文化レベルの平均は中世から近代の間ぐらい。ただ魔法があったり魔物がいたりするためか、妙なところで高かったり、低かったりするみたい。お金の単位は重さの単位と同じでミトといい、1ミトの金はおよそ70ミトの銀に等しく、1ミトの銀は1000ミトの銅に等しい。いわゆる計量貨幣的な使い方をして、およそ80ミトの銅で一食に飲み物が付く程度の価値があるらしい。
○ 異世界と言うだけあって魔法使いはさほど特別なものではないらしい。ただ誰もが魔法を使える中で、わざわざ魔法使いと呼ばれるような人たちであるから、こちらの世界で言うプロスポーツ選手かその道の専門家みたいなものとして認識すればよいらしい。
○ ちなみに寒冷な北ロルド亜大陸で需要の大きい交易品は帝国の酒や遊牧民の羊毛で、商業で一山当てようと思う人間はこぞって南に向かうらしい。が、途中の草原狼が棲む『草原の獣』国やそれを超えた後の大砂漠を通過するのは至難の業らしく、成功率は高くない。定期的に交易をおこなう商人はそれまでの知識とその財を用いた豊富な人材によって、それらを突破しているらしい。なので、傭兵の需要は戦争や常備軍としてのそれと同じか、それ以上に商人によるものが多いようだ。
と、こんな感じになる。
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次善の神さま
6.起点と次善の神さま
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レクチャーが終わった後は、そのままルディオラさんの家で一夜を過ごした。
案内された客間はベッドが藁でできていた以外は人の目から見ても素晴らしいもので、まあまあ快適に過ごせたように思う。ちなみに藁ベッドはリザードパーソン族の文化の一つであるらしい。いまどき、藁ベッド眠るなんて経験は滅多に得られないから、それはそれでよかったのかもしれないと思わないこともない。
そんななれない寝床ではあったか、さすが異世界生活1日目。思う以上につかれていたのか、ベッドに入るなり意識を失って、次に目が覚めたのはちょうど夜明け前だった。
東の空は白みかけ、小鳥たちが姦しく鳴き始めていた。
寝起きでぼーっとする頭を振りつつ、身体をベッドから起こす。
「……夢オチだったら楽だったのに」
あくびをしながら固まった全身の筋をほぐしつつ部屋を見回す。
床は明るいのに部屋全体は薄暗かった。太陽の高度が低く暁光が鋭い角度で部屋の中に入り込んでいるからだろう。
その光を取りこんでいる客間に唯一の窓へ向かう。
格子にはめられたガラスは向こうの世界と物と同じぐらい質のよさそうなものだ。まぁ見た目だけの話で、強度までそうかどうかは分からないけれど。
窓から見える景色は普通――ではなく、木造に石造り、煉瓦造に……あれは鉄筋コンクリート? な建物がごったになって並んでいる、なんとも奇妙な町だ。
それを見れば、自然と思う。
「……異世界? なるほど常識は通用しないってか」
考えるべきことはたくさんあった。
統一性のない建物たちの間に見える昨日の広場に目を向けて、昨日の魔法の特訓とシャリスの言っていたことを思い出す。
一晩経って冷静になって考えれば、シャリスの言っていたことは正しいのだろうということがわかる。特にMelodyというらしい回復魔法の存在を知った後、実際にその力の恩恵を受けた後では。
回復魔法と言うのは『命』の魔法に含まれるらしい。それは文字通り、怪我を回復させる魔法だ。即死級の致命傷でもない限り、魔力容量がもちさえすれば、どんな怪我でも瞬く間に治すことができる。治すことができてしまう。だから、おそらく……この世界に怪我人と言う概念はきっとない。この世界の戦いに負傷者は一人もいない。殺しつくされるか、生き延びてすぐに戦場に舞い戻るか、その二つしか存在しえない、この世界の戦いはもといた世界の戦いよりももっと残酷で凄惨なものだろう。……この世界では人を傷つけるということは、すなわち人を殺すということに他ならない。そうでもしなければ逆に傷つけられ、殺されるのはこちら側なのだから。
そんな場所に平和ボケした人間が、しかもゲーム感覚で飛び込めば、どうなるかなんて火を見るよりも明らかだ。一瞬で殺されるだろう。……そうなりたくなければ、攻撃など捨て置いて、できうる限り逃げるほかない。
つまりはそういうことなんだろう。本人はそんなこと一言も言っていなかったが。
「……ありえん。ファンタジー? 現実よりも現実的じゃないか」
洩れ出るため息が止められない。
いくら死なない、必ず一年で帰れるとは言え、めんどくさすぎる。
しかも、そのめんどくさい世界に呼ばれた理由が……
とある恋人たち(予定)の仲を取り持つ手伝いをすること、とか。
笑うしかない……いや逆か、笑えない。
何故わざわざ俺を……異世界から人を呼び出して手伝いをさせるのか。
この世界の人間では駄目な理由でもあるのか。
神が介入して仲を取り持つ恋人たちの存在は何を意味する?
そもそも女神の言う神とは何者だ?
……結局、詳しいことは何一つ教えてもらってないし。
今までの短い間で考察する限り、女神は必要最低限のことしか喋らない質のようだ。それが天然のものなのか、それとも意図してのものかなのかはわからないが、過程をすっ飛ばして結果だけしか話さない。どうもそれがシャリスの基本スタンスであることに間違いはなさそうだった。
だから、余計にわからない。
その理由も、目的も。感じ的に嘘はついていないようだが肝心なこともしゃべっていないようにみえる。
だから、きっと裏に何かある。
それが何かはわからないけど、呼び出した理由が月下老人のためだけ……ということは絶対ない、はず。
えー……朝っぱらからごちゃごちゃぶつぶつと何を考えてるのかと言えば……つまるところ『このまま黙って女神を信用していてもいいものかどうか。それが問題』なんだなぁと思っただけのことなんだけれど。いかんせん情報量が絶対的に不足しているのでなんとも仕様がない。それに信用しようがしまいが結果はさほど変わらないという気もしないこともないこともないわけで。その上、この状況を独力で何とかできるほどの力を持っているわけでもなし、女神の指す流れに乗るほかないというオチは確定しているから……あれ? つまり、これってただの愚痴?
とまぁ、現段階の情報量で考察できるのはこの程度だろうと見切りをつけて、借りていた寝巻からぬののふくに着替えてから部屋を出る。少し時間は早いが、居間の方から音がしているところを見ると、まぁ大丈夫だろう。
居間では女神がコーヒーを片手に新聞らしきものを読んでいた。
部屋に入ってきたこちらをちらりとみてシャリスはつぶやく。
「守鷹か、はやいな」
その目線はすぐに新聞に戻された。
頬をかきながら、それに応える。
「あー、なんか目が覚めた」
そうか、とシャリスはつぶやくだけで新聞から目を離すことはない。
特に何も考えずてきとーに応えたはいいが、なんか、あれだな。「熟年夫婦の朝」とでも題せそうなやり取りだな。定年して暇をもてあまし気味の夫と、今まであまり家にいなかった夫に戸惑う妻とか、下手したら熟年離婚一歩手前な感じが――
……ではなく、居間に来たはいいが、どうすればいいかわからない。勝手にテーブルについてもいいものだろうか? こんなことなら、昨日の晩に朝食について聞いておくんだったと後悔する。
「あれ、守鷹かい? ずいぶん早いね」
ルディオラさんが片眉(というか眉はないからどちらかと言えば、まぶたそのもの)をあげながら部屋に入ってきた。その手には朝食をのせていると思われる皿がある。
「あんたの分の朝食もすぐ用意するからそんなところに突っ立ってないで、どっか好きなところにでも座って待ってな」
戸惑っているのを察したのか、こちらが反応するよりも先にルディオラさんはそう言うとシャリスに皿を渡した後、すぐに部屋から出ていく。なんて言うかせわしない。朝飯前が忙しいのは異世界共通のことなのかと思いつつ、ルディオラさんの言葉に倣って席につく。
そのままぼけーっとだらーっと座って待っていたら、しばらくしてシャリスが新聞を読み終わったのだろう、バサッと音をたてながらそれをとじ、いつぞやのようなその詐欺師っぽい真剣な目をこちらに向けてきた。そして、コーヒーを少し口に含んでから、ちょうどいい機会だからと言って話し始めた。
「今後の予定だ。朝食後、少年の準備ができ次第、ここを離れてノスマルーク王国ルーイガー辺境伯領に向かい、そこで目標と接触する」
「はぁ……」
いきなり話し出したと思ったら、今後の予定。本当に必要なことしか話さないな。もうこれ、会話と言えるのか?
「その後、彼らとしばらく行動を共にしてその人となりを理解したのちに作戦を立案、実行することになる」
立案するの俺? ……きっとそうなんだろうな。
しかし、本当にうまくいくかね?
俺、本気でこれまでの人生そういう浮ついた話と無縁だったんだけど。具体的に言うと恋愛という字を書こうとすると何故かいつも変愛と書いてしまうぐらいに縁がないんだけど大丈夫か?
米屋 守鷹プロデュース! らぶらぶバカップル大作戦!!
……ああ、名前からして駄目そうだ。
シャリスが再びコーヒーカップに口をつける。
……いや、あれがコーヒーかどうかは知らないが。黒いしたぶんそうだろう。
「この際、一つ注意しなければならないことがある。まぁ、簡単に予想はつくと思うが……彼らにこの計画がばれてしまうこと、これだけは絶対に避けねばならない。たとえ本人たちの気持ちが正しく向き合っていても、そこに女神の介入があったと知れば、決してよい気持ちにはならんだろうからな」
今回は女神の気遣いであってお節介ではないからな、とシャリスは言う。
「……それに付け加えるならノナは――創造神の使い魔は怒ると尋常じゃないぐらい怖いしな。ばれたら、どうなることやら……」
やることは普通だし、それを話さない理由もすごくよく分かった……が、女神に恐れられるほど怖い魔女? どんなだ。
その疑問が顔に出たのだろうか。シャリスは一瞬顔をしかめた。
「少し前に、一年前に魔王が倒されたと言ったな?」
「……聞いた覚えがあるような」
「それをしたのがな……ノナなんだ。一片の容赦もなしに最上級魔法でタコ殴りにして――確かちょっとプチっときちゃいまして軽く283コンボとか何とか言ってたな――魔王に正気を取り戻させ改心させて、事件を鮮やかに解決したんだ。……ああ、言っておくが、最上級魔法はそれだけで街一つを消し飛ばせるぐらいの広域殲滅の効果があるからな。明らかなオーバーキルだから」
戦いが終わった後には諸島が2、3つ消えてたっけ、普段は穏やかでいい子なんだが……などと言いつつシャリスはまたコーヒーをすする。さっきから何度もカップに口はつけているもののあまり飲んでいるようには見えないところを見ると猫舌なのか?
「……283? それに諸島って……もしかしてその子を怒らしたら、欠片どころか灰すら残さず消し飛ばされるなんてこと――」
「十分にあり得るぞ? しかも、お前はあれだ。広い意味で死なないからな……きっと手加減なく本気で消し飛ばされるだろうな」
そうなりたくなかったら、ノナの逆鱗にだけは触れんことだ、とシャリスはカップを両手でもてあそびながら付け加えた。そして再度コーヒーを飲もうとして、あつっと言ってシャリスは反射的に顔をしかめてカップから口を離した。ほんとに猫舌らしい。
……まぁ、ばれなきゃいいだけの話だろ。
これはその時になって気づいたのだが、シャリスは先に運ばれてきていたにもかかわらず俺の朝食ができるのをわざわざ待ち、俺が食べ始めるのに合わせて食べ始めた。優しいのか、優しくないのか、それとも別の何かなのかはよく分からない。
ルディオラさんの作った朝食を食べた後は、特に用意することもなかったのですぐに出発するという話になった。ミトだっけ? お金を持っているわけでもないので、RPGのように武器屋に行って武防具を揃えることもできないし、薬草を買うこともできない。それにどこかの勇者みたいにひとんち荒らしまわるわけにもいかないから、当然と言えば当然の話だ。装備的にはせめて旅人が着るような服がほしいところだが。
出立の時になって、結局ここにいる間中ずっとルディオラさんやシャリスとばかり話していて、村の人たちとはあまり話していなかったことに気がついた。それにも拘らず、多くの人たちが見送りに来てくれるあたり、暖かいのか、ただ単に祭り好きなだけなのか、それとも村長に頭が上がらないだけなのか。どちらにしろもっと交流をもっておけばよかったと思う。
「ルディオラさん。いろいろとありがとうございました」
「こっちも仕事……じゃないけど、似たようなもんだから気にしなさんな」
そう言ってルディオラさんはいつぞやのように歯(牙?)をだして笑う。が、その笑みをすぐ苦笑にかえた。
「私としてはもっとゆっくりしていってほしかったんだけどね。まぁ今回は仕方ないね。暇んなったら茶でも飲みに来な。いつでも歓迎するよ」
「そん時はぜひ魔法のレッスンなしでお願いします」
ルディオラさんは一瞬きょとんとした後、ああいいよと笑いながらうなづいた。
この人はほんと常識人、いや良識人だな。シャリスとは比べ物にならない。
「シャリスもいつも大変だろうとは思うけど元気でね」
「ああ、グァルディオラも息災で。……次に来る時は異国の酒でも持ってこよう」
「ああ、頼むよ」
そう言って二人は笑いながら挨拶を交わした。
人間万事塞翁が馬の耳に念仏。
この世はどうにもこうにもなりゃしないことだらけ。
人生の中では、そういった煮ても焼いても食えない物をどううまくすり抜けていくか、これが一番重要なことだろう。その点ではネガティブになって後手にまわるよりも、ポジティブになって先手をうった方がいろいろと修正も効きやすいはずだ。主にシューティングゲームとかがそうだしな。
――ってことで、ここはひとつとりあえずはキューピッド役を頑張ることにいたしましょうか。
帰還の日まで後364日。
拉致同然に連れてこられたこの見知らぬ世界で未だ何を求められているのかもわからないけれど、とりあえず絶対に一年で帰してくれるって言うんだから、その女神のお節介、じゃないや……気遣いってののお手伝いに尽力しようか、と気合を入れる。
……あー、そう言えばこの仕事、報酬とか出たりするんかね?
そういう抜け目なさも人生の中では結構重要なことだよね。
二ヶ月も更新できませんでした。申し訳ないです。
ちょっと忙しかったのもありますが、それ以上に書けなかったです。
結構早くに書く設定の内容も、村を出発するところまでを書くということも決めていたのですが、どうしても思う形にならなくて、ずるずるとしてました。
今回の裏のテーマは「シャリスを理解しようと努力しているような気がする」です。何故か分かりませんが、軽いノリがどっかに吹っ飛んでしまったような気がしてならないんですが、どうしても外せませんでした。今回の話までが一応プロローグみたいなもので次回からが本編と言う感じになります。
さて、今回の無駄設定ですが……
なんか長くなりそうなので、次のページ丸ごと使ってみます。