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別れた元カノがうちのメイドになった件  作者: 雨宮桜桃
第1章
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私の元カレが少しモテ過ぎな件(過去)

 これは去年の体育祭でのこと。それまで月とスッポンだのなんだの言われていた僕にいわゆるモテ期というものが訪れた。もともとそんなに運動神経は悪くなく、大体のものは器用にこなせる僕は体育祭の障害物競走で2位以下と大差をつけてゴールした。高校生にもなって運動ができるだけでモテるなんてありはしないと思っていたがどうやらそれがモテ期のトリガーになったらしい。

 当時、僕にはお付き合いしている女性がいた。彼女は学年の中でも1、2を争う美女でよく不釣り合いだなんだと陰口を言われていたのをよく覚えている。けれど一時的なものだとしてもモテ期到来により僕はクラスの女子やそれ以外の女子からもよく話しかけられるようになった。

 おこがましいのだが漫画やドラマの彼女ならこういう時、彼氏が他の女に取られないようけん制をしたり、女子に囲まれる彼氏に嫉妬したりするためきっと彼女もそういう態度をとってくれるのではないかと少し期待していたのだ。けれど彼女はけん制はおろか、嫉妬をしている様子もなく、あぁこれが僕と彼女の価値観の違いなんだと一方的にショックを受けた。

 

 そう、僕と彼女はモテるモテない以前に人間として決定的に違うところがあったのだ。

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