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冒険者ギルドにいきます


 行き先は海の見える町に決まり、さっそく街で買った地図を見ながら目的地を決める。


 「隣国のゲーテヴォルグなどいかがですか?マグダリアとの国境を越えてすぐの小さい町が海と面していて、人通もあり過ごしやすいと聞いた事があります」


 ミナが指差した場所は王都からなら3日程でつく小さな町だった。


 「すっごく素敵!ここにしましょう!!」


 「では、馬車を一台借りて冒険者に護衛を頼みましょう。女二人旅はさすがに危険ですからねぇ」


 冒険者。どこの町にも大小様々だが冒険者ギルドがあり、魔物の討伐から旅の護衛、薬草採取まで色々な依頼を出す事ができる。



△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼


 「こんにちは!ご依頼の受付でよろしいですか?」


 私とミナはさっそく冒険者ギルドへ寄り護衛の依頼を出すことにした。



 「依頼は初めてで、ゲーテヴォルグまでの護衛をお願いします」


「承りました!依頼金はおいくらでお考えですか?平均額としましてはCランクで一日護衛一人につき銀貨三枚程が妥当だとおもいます。

後は食事などの手当があると受けてもらいやすいかと」


 わかりやすく説明をしてもらい私はうーんと悩む。手元にはびっくりするほどのお金があるけどいつ必要になるかもわからないからぽいぽい使うわけにもいかない。


 これはお兄様が王族の教育では教えてもらえない秘密の授業としてお金の価値や物の価値を教えてくれた賜物だ。王族や貴族はお金の使い方や物の買い方すら知らない人の方が多いため実際は経理がいなくては生活すらできないのが実際のところ。


 でもここはケチりすぎても後から嫌な思いをする事になるわね。腐っても元王女である。


 「では、Cランク以上の方で一日銀貨五枚、三食付、毛布をこちらで用意します」


 これなら絶対に依頼も受けてもらえるわ!ほんの少しの上乗せとほんの少しの楽は人間誰しも大好きですからね。


 スッと横から依頼書にミナが手を伸ばした。


 「条件の付け足しもさせてください。女性一人男性二人、清潔感があり高圧的ではない方とさせてくださいませ。姫…アリア様をいくら強くても賊のようなものの近くにはおけません」


 これだけは譲れません!とミナが強く出るので申し訳ないと思い銀貨六枚にして依頼書を提出した。


 護衛の依頼はすぐに決まる事がほとんどらしいので、旅に必要なものを買いに出ることにした。



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