サンドイッチを作ります
ミナをひっぱり向かった先は、まずは小麦粉などパンを焼くための材料が売っているお店。
パンが作られてるってことはイースト菌もあるって事で、この世界が調味料や材料は揃っているのにここまで食事が発達していないことが不思議だった。
「異世界の不思議よねー」
「え?なんですか?」
不思議そうな顔をしているミナに「なんでもないわ」と言ってお目当ての材料を購入していく。
「せっかく海沿いの街に来たのだから海鮮も使いたいと思うんだけど…」
そう、ここは海鮮物が豊富に揃う街。そのためにそこら中に海鮮物のお店があるためどこで買えばいいのか迷ってしまう。
「アリア様、ここまでお店がたくさんあるのでどこで買っても同じではないのでしょうか?もしくは安い所で買うか…」
確かに値段はとても大切だと思う。でもそれ以上にいかに新鮮で質の良いものかを選ばなければ美味しさも変わってくるし、何よりお腹を壊すこともある。
ここは前世の知識を活かして買い物をしていくしかないわね。
「大丈夫よ!私に任せて!!」
ふんすと鼻息荒く海鮮物ストリートを直進していく。
サンドイッチに入れる物といえば定番の海老は外せないので、こちらは大量に購入していく。ホタテ、イカ、タコを見つけたのでそちらも購入していく。
ゆっくり進み、二日間ダンジョンの中から出てこないと言われているので五、六食分くらいは作っていかないといけないのでいろんなバリエーションのサンドイッチを作るために他のお店でお肉や野菜も買い込んだ。
宿屋でキッチンを借りることができないか聞いてみたら夜ご飯の時間が終われば貸してもらえることになったのでさっそく作り始めることになった。
「まずはパンを作るからこのボウルの中身を混ぜてもらえる?」
「はい!お任せください!!」
ミナに頑張って混ぜてもらう間に私はサンドイッチの具材を作っていきましょう。
ますは塩、卵黄、酢をよく混ぜてもったりしたら植物油をすこしずつ混ぜ合わせてクリーム状になったらマヨネーズのできあがり。そこに玉ねぎ、ゆで卵をほぐしたものをまぜてタルタルソースを作っていく。
アボカドをマグダリアで見つけて買っておいたのでこれで前世でよく作っていた海老アボカドサンドが食べれる!
「アリア様〜手がもげてしまいそうですぅ」
ミナがひぃひぃ言いながらパンの種をこねていたのでチェックしてみる。
「うん、良い感じ!これで寝かせたら焼いていきましょう!ミナ、ありがとう」
頑張ってくれたミナをキッチンの椅子に座らせて目の前にさっき作った海老アボカドタルタルをトッピングしたサラダを差し出した。
「これ味見してみて?サンドイッチの具材よ」
「むぐっ。んー!!らんれすかほれ!」
口に頬張りながらしゃべるからさっぱりなんて言ってるかわからないけど味付けはばっちりみたいね。
残りの具材も今のうちにどんどん作り上げていく。
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「よーし、焼けたわ。これでサンドイッチのパンが完成よ!」
目の前には湯気が立つ細長いパン。コッペパンが出来上がった。食パンが作りたかったけど、形がないからつくれなかった。そのうち特注しよう。
ドン、ドン、ドン!とテーブルにサンドイッチの具材を置いていく。
「今回は海老アボカドと照り焼きチキンとホットドッグとフィッシュタルタルと油淋鶏とポテトサラダの六種類よ!」
「名前だけ聞くとまったく何が何だかわからないですけど全部美味しそうですねぇ!あと、パンがこんなに柔らかいものを見るのが初めてです」
この世界のパンはなぜか硬い。びっくりするほど硬い。保存が効くものなのでわかるけど、私はどうしても好きになれなかった。
「柔らかいパンで作るサンドイッチは最高よ!じゃんじゃんサンドしていきましょ」
こうして明日からのダンジョンに向けての準備が進んでいった。




