表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/26

幻の国、伝説の聖女


 「レイ!!!」


 「みんな!無事でよかった!」


 その後しっかりアリシアの監視のもと食事を全て食べきり村長の家へ向かうと回復した仲間達と青年レイは合流した。


 そして村長の話を聞き、この村には魔法使いしかいない事を知る。普段は魔法で村の存在がわからないようになっているのだが、戦争で心を病み傷を負った魔法使いだけが辿り着けるようになっている事も。


 「わしもかつては魔法使いとして戦争で戦った。辛く長い時を過ごし、何人も殺した。同胞はみな家族じゃ。

心を病んだ。もう同胞を、愛する者たちを殺す事をしたくなかった」


 その時村長はある一人の女性と出会う。敵国の魔法使い。二人は恋に落ち、お互い仲間の魔法使いと戦争から逃げ出し何もない森の中へ逃げ込んだ。

そこで傷を癒やし、仲間たちと力を合わせてその土地に魔法をかけた。


 普通の人には絶対に見つけられない魔法。傷つき疲れ果てた同胞だけが辿り着ける魔法。


 そして一緒に逃げてきた仲間から生まれた子供がアリシアだった。彼女は魔法は使えないが不思議な力が使えた。それは彼女が祈りを込めて作った料理を食べることにより傷や疲れ果てた体が癒される力。


 「ここで癒しを得たものはこの村から出すことは出来ない」


 元より戦争に戻る事はないと決めていた彼らはこの土地に残る事を決めた。そしてアリシアが助けた青年は結婚をして未だに続く戦争で傷つきもがき苦しんでいる魔法使いたちを村まで誘導し助け始めた。


 戦争を続ける国は魔法使いが居なくなる事を戦死として捉え、ついに戦えるものがいなくなるとやっと戦争が終わった。


 その頃にはシュペルハーゲンは人口が増え、他の国での情報を使い発展し一つの国として機能し始めていた。

そしてアリシアの祈りの込められた食事を食べ癒しを受けた人々しかいないと言ってもいい国ではアリシアは聖女と讃えられた。



 しかし魔法を使う人々がいなくなりシュペルハーゲンは誰も辿り着く事ができない幻の国となった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ