話し合いです
食事が終わりサミエルさんが商隊のみなさんに観光令を敷いたことによってこれ以上周りが騒ぐことがなかったけれど、不思議な現象に私は少し不安になっていた。
私、ミナ、紅蓮のメンバー、サミエルさんの六人焚き火の周りに集まる。ミナが紅茶を淹れてくれたけれど口に入れてもどこかみんな落ち着かない。
「さて、アリアさん。今日起きた事なんですが、唐揚げを食べたことによって今日受けた傷が治り体力も回復をするという現象が起きたわけなのですが以前にも同じようなことがありましたか?」
「いえ、このような現象が今日が初めてです。それ以前に私はこの旅を始めるまで料理を作ることすらありませんでした」
「アリアさんは料理をした事なかったのか?てっきりこんだけうまい食事を出すから城でも趣味で作ってるのかと…」
「失礼な事を言わないでください!アリア様は王太子ダミアン様の庇護のもと大切に大切に育てられたのですよ!」
びっくりしたダイさんにミナが噛み付く。
「わるい。俺たちにゃ城の事や王族の事なんざわからねぇからよ、気分を害したなら謝るよ」
「いえ…こちらこそ申し訳ありません…」
ミナを落ち着かせ、私もダイさんに謝る。
「実は先ほど調理中に鶏肉の下準備をしていた時に私の手が発光したのです。しかしすぐに光は消えたのでそのまま続行したのですが…それと関係があるかもしれませんね」
「やはりそうでしたか…」
サミエルさんが納得したように頷く。
「おい、サミエルお前なんか知ってるのか?」
ダイさんが口を挟みサミエルさんが話し出す。
「これは伝説の一種なのですが…」




