3話 死なない生物の告白準備
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とても静かな朝だ。いつもの怖い夢も出てこない。代わりにおかしな夢を見た。神?ふざけんな!期待させやがって。
おちつけ。
落ち着こう。
今日は大事な日だ。告白の日。今日すべてが決まるのにストレスを溜めてはいけない。ストレスは顔に出る。
いつも通りの時間に起きたと思ったが、もう井戸には人が集まっていて、炭爺のところにも列ができていた。あれ...寝坊か?長い行列を待ってやっとの思いで石炭と水を手に入れた。まずは顔を洗う。水を贅沢に使って体を洗ったら次は飯だ。飯を食いながら壁に飾ってある花を見る。
家に飾ってある花。実はこれはプロポーズ用に昔から準備しておいたものだ明るい白色の花で、名前はルミセス。花言葉は美しい、幸せ。別に調べたわけではない。俺が勝手に花言葉を定めた。
昔偶然見つけたきれいな花だ。
以前から準備しておいた野菜と肉。南の森にあるハーブ草を噛んで...って痛!
舌を噛んだ。もう来年にしようかな...いや!やると決めたんだ!俺ならできる。水桶のところへ行って傷を見る。この村には医者がいないため、感染症は死の病気だ。
こうやって怪我をしたらすぐに確認。水で洗う。....ってあれ?血が出てない。おかしいな?もう傷がない。
不思議に思いながらも外に出た。
昼間から夜の宴に向けてみんなで準備していた。酒の確保、席の配置、キャンプファイアーの準備、装飾等。
この村の伝統で告白はキャンプファイアーのところでみんなの前でしなければならないという決まりがある。
「なあ今年の宴はアレイとラフィーみたいだぞ。」
「聞いたわよ~。あの子たちも大人になったよわよねぇ。」
周りが俺を見た途端ざわついた。別にこの村の人数は多いわけではないのでカップルが増えることはいいことなのだ。まあ子供が増えるからな……子供ね...。
周りを見渡すと薄緑色のキレイな髪色が見えた。ラフィーだ。彼女の容姿は素晴らしく、俺好みだ。髪色は薄緑で目は青っぽい。
「ラフィー!おはよう!」
元気に挨拶すると、驚かせてしまったのか熱なのかわからないが、顔を赤くしてどこかへ行ってしまった。
「どうしたんだろう……俺なんかしたかな。」
「アレイは鈍感だね~。彼女も知ってるのさ。今日のアレをね♡★」
っっっ!
まあ。まあ。知っていた。俺は急ぎ自室に走ってベッドに顔を埋めた。
「どうしよー」
路頭に迷っている(?)と急に冷静になって今朝の夢を思い出した。
「なんだよ。ステータスって。」
その瞬間
視界に青色の文字が出てきた。
「?なんだなんだ?」俺は目から剥がそうとバケツに顔を突っ込む。だがどうやら実態がないらしく水の中でもくっきり見える。
【ステータス能力解放】そうやって書いてある。
俺は焦った。いつもなら新しいものには興味を示していた俺もさすがに今日は焦った。
今朝の怪我の事例と合わせて考えても朝の夢が関係しているっぽい。
俺は必死に消そうと努力する。視点がカーソルになってて...思った通りに動かせる。って消す方法は!
すると端に
星マークがあったのでそこを意識したら文字が消えた。
いつもと変わらない視界に戻って落ち着きを取り戻しつつ倉庫に走る。
「確か...はあはあ。呪いの魔法を解除する魔道具を持ってたはず...」
息切れしつつもようやく見つけた。見た目は数珠だが、呪いの解除に使われているため呪珠と呼ばれている。
高価だが一般的にアクセサリーとしても普及していて王都
を出る時に念のために購入した。
右腕につけると、息切れが収まり落ち着いた。
「ステータス」
……呪いじゃないのかもしれない。消えないんだ...
「なんで今日なんだよ。なんでなんだよ!俺の人生は!いつも!」床にこぶしを叩きつける。なんでこの程度でと思うがなぜかストレスが溜まっていた。
「ん?え?アレイ!ちょっとちょっと!何してんの!」
近所のおばさんが止めてきた。「ちくしょぉ!」多分これまでの人生で一番力を込めたと思う。
全力で地面にこぶしを叩きつけた。
ドガガガ
「きゃあ!」
え。なに?落ち着いて。俺。多分直径15mとかだと思う。床が割れた。ちなむけど俺は握力そんなにない。
つまりこれは...魔法の類?でも手がぐちゃぐちゃになった。
「うわああ!痛ぇ!」
何度曲がってる?190度くらいひねってるぞ。
グググ
ん?ひどく鈍い音がしたと思ったら...なおっっった?そっくり190度回転して戻った。
「手首!痛くないし損傷もない。」裏表を確認し手首を触るが多分大丈夫っぽい。
「え?あんた!え?アレイ?」やべっ近所のおばさんに見られた。
「いや!ほんとに!ガチで!....
何も見なかったことにしてください!」逃げろ!
俺はドアの前でうずくまっていた。あれ?なんだろう。不思議だ。痛くない。あれか。死神が言ってた即時回復。それでさきっきのはステータス。っとなると防御魔法もあるのかもしれない。
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修正済




