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1話 死ねない生物の前

文字で遊んでいるだけなのでミスなのは許していただけると助かります。

一話といっていますが、プロローグのようなものです。


 .......

「は!....もう朝か」

俺はアレイただのアレイだ。両親は俺が生まれて早くに折れを捨ててして親戚もいなかった俺は施設で過ごした。偶にそのころの夢を見る。施設は劣悪な環境で、上下関係が厳しかった。思い出しただけでどっと疲れる。苗字は昔に捨てた。親を思い出してしまうからだ。


朝起きたらまずは共有井戸に行き、誰よりも早く水を汲む。混んだら困るからな。

水で顔を洗い、家に朝使う分の水を運んだら炭爺のところへ向かう。

炭爺は施設から解放された俺をこの村へ招待してくれた恩人だ。俺は7つのころにここにきた。今はもう12歳になったがな。彼は近くの鉱山の管理人で魔族だが、いい人だ。

冬だからか床が凍っていて滑る。


「炭爺!起きてるか?」

炭爺は俺がどれだけ早く起きても起きている。俺は石炭をそこで購入し、一日分の飯を作るのだ。

「炭爺!炭爺!!いつもの量の石炭をよろしく!聞いたか?国王が勇者を召喚したって噂!魔王を倒すんだってよ。間違えても倒されんなよ!」

少し皮肉を混ぜながらお金10ラズカを払う。

「はは。そうなったらお前が王国を訴えてくれよな!」

炭爺は苦笑しながらも袋に石炭を詰める。炭爺はドワーフゴブリンという名の魔物で、手先が器用だが腕っぷしも強く頼れる人だ。だが爺というニックネームの通り、歳が歳で自分の炭鉱にも一年に一度行く程度であとは雇った若者に管理させている。

「じゃ!俺は仕事があるんで。」

さて俺の仕事は技師だ。王都の施設の義務教育で技師の仕事があった。そこで技師の実力が見込まれれば正式に働けるのだが、俺は選ばれなかった...っというより追い出された。

その日はぼーっとしてて気が付いたら王子だかなんだかが邪魔だとかなんだとか言ってて。でも俺はそいつが王子には見えなくて無視した。退いてはやったんだ。何も返事をしなかっただけで俺は都市部を追放となった。その汚名が技師の店までやってきて...連鎖的に。

この村では技師は貴重だ。細かい道具を作ったり、小道具を直したり。まあ何でも屋みたいになっている。

村に泊めてもらってるだけで感謝してるし、最低限の賃金しかもらわないようにしてる。


村の食料はみんなで取りに行くことになっていて今日も近くの森に取りに行くことになっていた。

老人と女そして子供は村で作業をして男は狩り。

王都では考えられないが、俺..いや村の人は満足している。俺の作る道具は役に立っているみたいで、簡単な弓矢を作っただけでみんなに褒められた。罠を作った日なんか拍手なんかも起こった。

俺は...

ここが俺の居場所なんだなぁっと思った。


彼女とかはいないし。村の若い子はみんな村には留まらないと思っていた。でも気になる子はいた。

ラフィーという子だ。気配りができる子で、最初に会った時から自然と笑いあった。旅人もニヤニヤしていたが、彼女は全く気にしていない様子だった。彼女は俺とは違って王都から引っ越してきた。親の仕事関係らしいが、王都の話題で盛り上がった。彼女も同じ12歳で15で結婚できるこの世の中では13までに彼女はいたほうがいいと一般的にされている。なんで俺がそんなこと言うかって?明日は宗教上大きな祭りがある。明日告白する。そういうことにした。そしたら一緒に暮らして...デートして...

いつか結婚して子供は...ほしいな。なんてふわふわと考えていた。

だが...

俺にも王都に心残りがあった。

昔。

俺がまだ王国から追い出されていないとき。

 俺には幼馴染がいた。っとはいえ施設でいっしょに育っただけだから本当に生まれたころからってわけではない。

名前はシオンという。彼女には年の離れた兄がいた。兄さんは魔法省の雑務を担う施設の中ではエリートの仕事をしていてシオンにお金を入れていたという。

 そこそこ仲良しだったと思う。だが施設の劣悪な環境に二人ともうんざりしていた。

施設にある食べ物はフードロス削減という名目で王国の食べ残しや残った食べ物が支給されているが、どれも口にできるようなものではない。

ブレッドと呼ばれる麦から作られる特産物は固くなっていてほぼ石。スープ類はなぜか土の香りがする。これはまだいい方で、ごみ箱に入っていたものの焼却費用削減で食わせるという悪魔の所業をしているという噂もあった。

そんな中シオンと俺はお互い5歳になり、小仕事に就けるようになり働いた。

だがシオンが務めていたのは奴隷省の雑務。ブラックな会社らしく、いつも部屋で泣いているのを慰める記憶がある。


そんな俺たちを追い出したのは王国だ。俺と仲のいいシオンも追い出された。シオンは関係ないのにだ。クソ王子は無関係な市民を巻き込んだ。噂ではシオンは兄と共に北に向かったみたいだが、俺は真逆に進んでしまった。いつか会いたい。そう思う。


---


いつか北に旅に出て、シオンとまた会いたい。

そう決心して平和に生きた。

でも

そんな日は終わった。

できれば終わってほしくなかった。


一部修正

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