表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/8

美少年せいちゃんと浮浪者よねばあちゃん

散文詩1編です

今回は少し長め

●美少年せいちゃんと浮浪者よねばあちゃん


せいちゃんはとても美少年。

男と寝てお金をもらっている。

今日はどこかのお若い社長さん。

良い服を着て良いお車で

良いホテルに連れて行って、

暖かかった、らしい。


どういうきっかけか知らないけれど

公園でテント張ってるよねばあちゃんと

せいちゃんは仲良くなった。

よねさんは両腕も腰もあちこち痛んであまり動けない。

せいちゃんは空き缶ひろったり汚れものを洗ったり

よねさんのそばにいた。


よねさん、息子がいたんだよって。

せいちゃんと似てとても美少年だったよって

せいちゃんに笑った。


うそ、もう何十年も前に離れたきりで

顔なんて覚えてないでしょう。


とてもとても寒い日、よねさんは死んだ。


仕方ないね。

せいちゃんは笑った。


暖かい場所、なかったんだ。


美少年せいちゃんと

浮浪者よねばあちゃん。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ