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亡命者

散文詩1編です

文字数足りず文末記号ですスミマセン

●亡命者


なんども愛されながら

愛することは知らないで

なんども傷つきながら

傷つけていることは知らないで

何度も死にながら

生きていることさえ知らずに

かわいそうだね


君は言うんだろう

愛されたことなどない

傷つくことなど忘れた

死に急ぐ


傲慢な君に

横たわる私の手は届かない

なにをもつかめなかった

青白きこの手



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