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恋愛短編集

すれ違うだけじゃ恋は始まらない

作者: 雛葉

毎朝、探してしまう人がいる。

その人は、いつも眠そうにしていて、私のことなんて少しも見てくれない。


それでも、君のことばかり考えてしまうんです。



___


ただ、君を見ているだけで幸せで、それ以上なんて望んていないはずだったのに。


でも、ある時君が君と同じ制服を着た女の子と話している様子を見て、息ができなくなるくらい苦しくなってしまったんだ。


なんで?どうして??


毎朝君を見ているだけじゃ、もう我慢ができなくなって。

君のそばにいたいってどうしても思ってしまう自分がいて。


なんで恋をしたんだろう?


話したこともなくて、名前すら知らない君に。


この状況から抜け出すためには私が君に話しかけなきゃいけないって、分かってはいるのに。


「今日こそ君に話しかけよう」


そう思って、直前で逃げてしまう。


___ほらね、好きになった方が負け。


毎朝すれ違うだけじゃ、映画やドラマのような恋は始まらない。

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