第九話 一年ぶり
文才が欲しいです・・・
「よし、ロウキ。今の大きさだと街中で騒がれるかもしれないから少し小さくなってくれないか」
「グルルルルルル」
ロウキはわかったよと告げ、自分の魔力を使いソウルの腰より少し低いぐらいまで小さくなった。
「ここがソウルさんが以前活動していた街、スレーランですか。私は他にもいくつかの街や都市を見てきましたがそこそこ大きな街ですね」
レオネは興味深そうに街の外壁を見ていた。
「確かに他の街とかをしらべてみたけどスレーランは確かに大きな街に分類されているな。
ま、そんなことより街に入る手続きをしようぜ」
「そうですね、早くどんな街なのか見てみたいです!」
「グルルゥウ!!!」
ソウル達は街に入るために門へと向かった。
「すみませんスレーランに入りたいんですけど」
「ああ、わかった。ならば手続きをソウル君じゃないか! 久しぶりだなぁ、多分いちねんぶりくらいじゃないのか?」
門番の兵士をしていた二十代半ばの男がこの街にやってきた人がソウルだと分かると驚いた顔をしていた。
「どうも、お久しぶりですボッグスさん。確かに一年ぶりくらいですね」
「いや~、本当に久しぶりだな。自分のスキルの使い方が分かったから故郷に帰ったって聞いたけどその様子だと・・・上手く使いこなせているみたいだね」
「はは、まぁ上手く使えるようにはなりましたね」
ソウルは自分のスキルの内容を話すのを説明するのが面倒くさがりボッグスの言葉があながち間違っているわけではないので適当に返した。
そこでボッグスはソウルの隣にいるレオネとロウキに気が付いた。
「君はソウル君と一緒にパーティーを組む子かな? そんでその・・・グレーウルフ? はソウル君の従魔かな」
「はい、これからソウルさんとパーティーを組む予定のレオネです以後お見知りおきを」
「グルルルル!」
「そうかそうか、ソウル君にもしっかり仲間が出来ていたのか。それはよかった。
クロウリアちゃんとパーティーを解消したと聞いた時は心配したがどうやら大丈夫そうだな」
ボッグスは兵士だが冒険者が基本一人で行動するのは危険だと知っていたのでソウルのことを心配していた。
この後他愛もない会話してからソウル達はスレーラン入った。
スレーランに入りとりあえずギルドを目指しているソウル達はところどころでソウルが一年ほど前にスレーランにいたときの知人に何回か声を掛けられていた。
「ソウルさんって実は結構有名だったりしますか?」
ソウルの事を覚えている人がレオネの予想より多くソウルにそんなことを聞いた。
「そんなことはないよ、俺がっていうよりは元パーティーを組んでいたクロウリアがってところだろうな」
「確かかなりすごい恩恵スキルを持っているソウルさんの幼馴染さんでしてっけ?」
「ああ、そうだよ」
(記憶のなかでも第一に声を掛けられていたのはクロウリアだしな。多分この街を出ていくときに挨拶した以外の人でソウルのことを覚えている奴はソウルのことをクロウリアのおまけぐらいにしか覚えてない奴だろうな)
ソウルは過去のソウルの様子を頭の中で思い出していた。
そこでレオネはソウルの様子に何かやってしまったのかと勘違いをし、慌てて話題を変えた。
「と、とりあえず今日の予定はギルドで冒険者登録をしてパーティー組むで良いんですよね」
「そうだな。今日はそれくらいしかやることがないだろうしな」
(ただな~、ギルドに行ったら必ずラノベとかに出てくる冒険者に絡まれそうな気がするんだよな。記憶の中でもクロウリアと初めてギルドに来た時に酔っぱらった冒険者に絡まれてたみたいだし今回もレオネっていう可愛い子がいるから絶対絡まれそうだな)
「? 難しそうな顔をしてどうかしましたかソウルさん」
「いや・・・何でもないよ」
(まぁ、そんな奴がいれば身ぐるみ剥いで恥をかかせてやればいいか)
ソウルは二ヤリと笑いながらバカが来た時にどうやって恥をかかすか考えた。
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