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第十七話 フラグは・・・今回は立ったほうがいいな

あけましておめでとうございます!

今年も異世界憑依した少年。体の元持ち主が持っていたスキルがインターネット!? 元持ち主が不憫すぎるをよろしくお願いすます。

俺達は今イカシンの森で常時依頼のクエストを行っているんだが・・・。


「ギギィィイイイ!!」

「あらよっと」


俺が振るった長剣がゴブリンの頭と胴体をさよならさせた。


「ギイ! ・・・ィ・・・・・・」


ゴブリンは力なく声をあげ絶命した。


「まぁ、当たり前ちゃぁ、これが当たり前なんだけどな」

「どうしましたソウルさん。やっぱりEランク程度のクエストだと物足りませんか」


そりゃ~この一年間いろんな経験してきたからぶっちゃけると全然物足りないけど。


「がるぅぅぅぅ・・・」

「だよな~。やっぱロウキも物足りないよな」

「ガウっ!!」


ロウキは元気よく全然物足りないぞ! と吠えた。

ロウキはAランクに当たる力を持ってるし本気を出せばSランクの魔物とでも数十分くらいなら戦えるし正直ブレットガゼルも精々ちょっとしたおもちゃぐらいにしかなんないかもな。


「とりあえず常時依頼のクエストでソウルさんが受けた物は全て終わりましたけど一旦街に帰りますか? それともブレッドガゼルを探しますか?」

「そうだな・・・・・・」


正直とうか今更だけどそこまで頑張ってブレットガゼルを探す必要もないか。

亜種か希少種とか現れてくれれば別なんだけどな。


あれ・・・ちょっとまてよ。まさか今の俺の考えがフラグになったりは・・・してもいいか。

むしろロウキにとったらウェルカムだろうしな。

とことでもう少し探索するとしよう。


「ソウルさん。なにやらニヤニヤしていますがブレットガゼルらしき気配でも感じましたか?」

「いや、まだ見つかってはいないけど・・・てか俺そんなにニヤニヤしてたか!?」

「そうですね。でも今回はなにか企んでるといった感じではなく単純に何かを楽しみにしているニヤニヤでしたのであまり心配はしていませんけど」

「ガウっ、ガウガウ!」


レオネの言葉にロウキまでその内容に同意していた。


「なぁ、俺のニヤニヤした顔ってそんな種類あるの?」

「そうですね~・・・」


レオネが過去のソウルのニヤニヤとした顔をしている時の状況を思い浮かべた。


「場合によっては人を助ける時どうやって助けるのかをニヤニヤして考えている時などもあり初めて見た人にはどれも同じ様に見えるかもしれませんけど一年ほどソウルさんの傍にいた私にはわかりますよ」


それは・・・嬉しいんだろうけどちょっと怖くもあるな。

俺はもう一つ聞いてみた。


「何かを企んでいるときの俺の顔はそんなに心配するのか?」

「そうですね・・・主にソウルさんの企みに見事にはまってしまう人たちをですけど」

「そっちかよ! 俺の心配じゃないのかよ!?」


俺はつい勢いよくツッコミをいれた。


「もちろん最初の方はソウルさんのことを心配していましたよ。盗賊団や偉そうな貴族に対して嬉々として立ち向かっていくんですから。

最初の方は本当にハラハラして私もしっかりとサポートをしなければと思い行動していましたがある程度の強さを身に着けると戦い方に余裕が出来ると相手のプライドを粉々にするような戦いになってきてだんだんボロボロにされる相手が可哀想に思えてきましたね。

まぁ、ざまぁみろと思う時もあるんですが」

「なるほどね~・・・言われてみればって感じだな。

てか結局最後楽しんでんじゃん!」

「だって自分を厭らしい目で見てくる脂ぎった貴族や臭すぎる体臭を持つ盗賊達がソウルさんの手のひらで転がされて最後は惨めに終わるんですよ。

とてもすっきりするじゃないですか」


いや、そんな力説されてもな~。

確かにそのとうりと言えばそのとうり・・・だよな?

うん。女じゃないからいまいちわかんないや。


「そういうものか。・・・んん? この魔力の大きさは・・・少なくともこの辺にいるようなやつらじゃないな」

「ガウっ!!!」

「どうやら目当ての奴が見つかったみたいだな」

「そうみたいですね。とりあえずロウキを見失わないように追いかけましょう」


気配をつかみ取った得物に向かったロウキの後を俺達も追いかけた。



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