七転び八起き
七転び八起きって、変な言葉。
起きるのは転んだ後しかできないはずなのに、どうして転んだ回数よりも多いんだろうね。
え?語呂の問題?確かにそうかもしれないけど、そう考えちゃあ元も子もないんだけれどなあ。
だってことわざは日常の知恵や真理を表すものなのに、納得のいかない言葉があったら現実に合わないじゃない。
…おっと、話題が逸れそうだね、元に戻そう。つまりだね、なぜ起きる方が回数が多いのか考えてみた結果、ある結論に達したんだ。
人生ってのは、起き上がっている状態、つまり物事が上手くいく状態が標準なんじゃなくて、むしろ転んでいる状態、つまり物事が上手くいっていない状態が標準なんじゃないか。
だからこのことわざは、最初は転んだ状態であることを想定してるんだよ。
あ、馬鹿らしいって笑ったね?
心外だなあ、いい発想だと思ったのに。だって、みんな上手くいかないのが当たり前なら、自分ばっかり不幸だ、なんて思う必要がないし、その分起き上がれた時の喜びは大きいじゃない。
だから、このことわざの本当の意味は、「不幸は当たり前だと思え」だと思ったんだけどね。
私、間違ってた?
人はどんなに裏切られても希望を持ち期待し続ける。希望こそ一番の苦しみの根源なのである。




