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12月25日 第八章「ほけんしつ」


「いない……だと……?」

 私は保健室に入って唖然とする。養護教諭がいないのだ。

 私はどうしていいかわからず、とりあえずふらつく彼をベッドに寝かせた。

「ごめん……」

「いいよ、青坂くんが悪いわけじゃないし」

 私は彼を寝かせてから保健室の中を見渡した。何か使えるものはないか?

 私の目の中に入ってきたのが包帯だった。……でも、包帯ってどんな風に使うんだっけ?

 あきらめた。

 次に目に入ったのは消毒液だった。これなら私にでもできそうだ。

 私は棚から消毒液とガーゼを取るとベッドの方へと向かった。

「青坂くん。大丈夫?」

 青坂くんは枕に深く頭を沈めて布団をかぶっていた。どことなく顔色が悪い。

「気分が悪い」

「やっぱり殴られたから……?」

「いや、愛美と香澄がどんなことをしてたのかを想像していたら……」

「しないからね!? そんなこと!」

 私は彼の頭をゆっくりと起こした。……すぐ近くに彼の顔があると思うと目が合わせられなかった。

 そして、細い髪の毛をかき分けて頭皮を見ていると一カ所、腫れているところがあった。たんこぶだろうか。消毒液意味ない!

 私は彼をまた寝かすと冷凍庫から保冷剤を取り出して、タオルで巻いた。そしてそれを腫れていたところに当てる。

「大丈夫?」

 彼の顔色は妄想をやめさせてから幾分かよくなっているようだった。

「あぁ、えーと、ありがとね」

「いいよ、私の友人が迷惑かけたんだし」

「ははは」

 私はパイプ椅子を取り出してきてベッドの横に置いて腰をかけた。

 彼は天井を見ていた。私はどこを見ていいのかわからず、一緒に天井を見た。

「ねぇ」

 彼が私の方を向いてそういった。私は視線を青坂くんに戻す。目が合うと心臓が飛び跳ねそうになる。

「今日、どこに行く?」

 私はデートの話だということを理解するのに数秒を要した。

「……うーん、青坂くんの好きなところでいいけど」

「いや、香澄が決めていいよ」

 香澄と呼ばれただけでまたもや心臓が飛び跳ねそうになる。慣れないな……。

「じゃあ、あっちに行ってから決めない?」

「うーん、まぁ、いいね」

 そういって彼は口をつぐんでしまった。ただ、目線だけはそらさなかった。私は耐えきれなくなって目線を外し、椅子から立ち上がった。

「青坂くん、えーとそろそろ行かないと」

「あ! そうだった!」

 彼もがばっと起き上がると――ガラッ

 扉が開いた。

 心臓が凍り付く。そして、入ってきたのはサッカー部顧問兼生活指導の松田だった。

 やばい、こんなところ見られて――

「何をしてるんだ?」

 先生は私たちをギロリと睨むとそういった。私たちは怖くて口が開けなかった。

「何をしていると聞いている。聞こえんかぁああ!?」

 怒鳴り声が響いた。そんな、怒ることじゃないでしょ!?

 そのとき、先生の後ろに人影が現れた。

「あ、先生すいません。彼、さっき転んで頭打ってしまったので彼女が連れてきたんです。ほら、行きましょう、先輩方。始まりますよ」

 佳奈だった。私たちは同時に救世主がきたーっ、とでも思っただろう。

「そうか。で、ベッドに横たわる理由は何だ?」

 先生の凍り付くような声で希望がすっと引いていった。

「寒いんですよ。保冷剤を当てていると」

 おぉっ! うまいぞ佳奈!

「そうか……」

 先生はあきらめたように私たちを見るとさっさと行けといわんばかりに睨むと棚をいじりだした。私たちは保健室から出た。危機一髪だ。


「ありがとう、佳奈」

「いえいえ、あまりにも遅いので心配になりまして……」

 でも何で保健室だってわかったんだろう。

「見てました。愛美先輩が青坂先輩を殴るところを」

 うわぁ、やばいところ見られたな。

「……ヤンデレ」

「……好きにして」

 青坂くんは保冷剤を頭に当てていた。顔色はさっきの事件でまた真っ青になっていた。

「大丈夫?」

「あぁ。なんとかね」

 私たちはもうすでに音だしを始めている音楽室へと向かった。

 こんにちは、まなつかです。


 いや、最近ノートPCが壊れまして……。

 困ったものです。

 さらに、来週はテストなのであまり書いていられません!

 うわはぁ。

 

 保健室って、なんかあんまり馴染みがありません。私には。

 ましてや、男女でぐはっ

 失礼しました。

 

 それでは、また。

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