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12月24日 第二章「たすけて」


「はぁ」

 外に出ておもいっきり溜息をつく。今日も何もできなかったか……。せめて、デートに誘うことができたらなぁ。

 そんな出来ないことを望んでしまう私は何も出来ないままふらふらと駅に向かった。

 そしていつものように駅の中に入る。なんかガラの悪い人たちがたむろしていた。うわ、なんか嫌な感じだ。関わらないようにさっさといこう。

 ――ガシッ

「え――!?」

 それはぶつかったというよりかは掴まれたという感触だ。私は無視して先に行こうとする。

「待ってよ、ネーチャン」

 煙草臭い。っていうか、私ナンパされてる?

「ちょっといい店があんだけどさ、あ、昼飯まだでしょ? 一緒に行かねえ?」

「イヤ! 離して!」

 私が叫び声を開ける。周りの人達が助けてくれるかと思ったが、見て見ぬ振りをして歩いて行く。

 そんなことしているうちに私は他の連中らにも囲まれてしまった。

「こっち来て」

 そんなことを言われて無理やり駅の裏に連れて行かれる。手を掴まれて逃げられない。

「なぁなぁ君、名前は――ぐぼぇっ」

「な、何!?」

 目の前の男が奇妙な声をあげる。私は振り向いた。男は倒れていた。周りの男達も驚いている。

「な――」

 そいつを踏みつけているのは――

「青坂くん?!」

 私が声を上げると彼はニコッと笑った。そして周りの男たちは我に返ったように青坂くんに殴りかかろうとする。

 だけど青坂くんは「ごめんね」と言ってそれをかわし、何か黒いものを男達の首に押し付けていた。ものの二、三分で連中は全滅した。

「大丈夫? 北山さん」

「あ、うん。大丈夫。青坂くんは?」

「あぁ、大丈夫だ。いやー、びっくりしたよ。帰ろうとしたら北山さんが男に囲まれてんだもん。北山さんは男とあまり関わらないからきっとなんかあるだろうと思って少し様子を見てたらさ、駅の裏に行くもん。まずいと思って助けに行ったのさ」

 彼は少し興奮しているのか、普段しゃべらないほど話していた。

「あ、ここはまずい。別の場所に行こう」

「う、うん」

 私は彼に手を引かれて駅の前の広場まで行った。そしてベンチに座る。彼は少し待っててと言ってコーヒーを買いに行った。

 寒い。まぁ、冬だから当たり前か。

「ごめん、何がいいかわかんなかった」

「あ、いいよ」

 私は缶コーヒーを受け取る。ブラックかよ。

「ん? なんか言った?」

「なんでもないよ」

 それにしてもなんで助けてくれたんだろうか。ま、まさか私のこと、すすす好きだったり……?!

 彼は缶コーヒーのフタを開けるとグビグビと飲んだ。そして、一気にブーッと吹き出す。

「苦っ! なにこれ!? ブラックってこんなに苦いのかよ!」

 知らんかったのかよ!

「やっぱ見栄張るのはやめときゃよかったよ」

「あははは、そうだよ。私も飲めないよ」

 そして二人でしばらくあはははと笑う。こんな時が一番楽しく感じた。

「お、もうこんな時間か。そろそろ帰んなきゃね。昼飯食わないと」

 そう言われてみれば、お腹が減っていた。家ではお母さんがつくって待ってるであろう。

「そ、そうだね。あのさ、さっきはありが」

「一緒に昼ごはん食べない?」

 え――今なんて?

 こんにちは、まなつかです。

 ごめんなさい、いつの間にか新年迎えてましたね。

 目標は来年のChristmasまでには……

 まぁ、同時進行でノベルゲーム版もつくっていますんで。


 それでは、また。

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