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詠んでみた

春のブラック川柳

作者: 戯言士
掲載日:2026/02/19

 2月19日は雨水(うすい)。二十四節季の一つであり、立春に次ぐ二番目。この日より気候は暖かくなってくるといいます。

 まあ、そんな蘊蓄は置いておくとしてさっさと本題に。ボロを出したくはありませんので。(苦笑)

 それでは──。



 暖かな春への期待 雨水かな


 いきなりですけど、春の暖かさって案外実感しづらいですしね。こんな風に思えることってありませんか?



 春を待つ子らに水差す雨水(うすい)かな

 サクラ咲く日は啓蟄(けいちつ)の日か


 受験生に怒られそう。

 望み()()と冷やかすよりも温かな態度で支えてあげるのが周囲の大人というものでしょう。

 因みに今年の啓蟄は3月5日。多分合格発表もその頃かな?



 誰が為に春の野に出て花を摘む

 見渡す先に咲く花もなし


 花は愛でるもの、摘むものに非じ。

 解ってはいても独占したくなるんですよね。

 結果後には何も残らず……。

 ……って、このパロディ、ネタ元の光孝天皇に怒られるかな?



 春の画を愛でる若さの危うさよ

 世間の風は冷たく吹きて


 お巡りさ~ん!(笑)

 女性に間違いなく嫌われます。

 少なくとも加工は違法です。



 西風の愛はときとして冷たくて

 捨てられた花と北風の愛


 浮気性な男と嫉妬深い女、神話の世界も変わりません。(苦笑)



 梅を愛で桃を愛でたる春の日々

 桜の頃は散るを愛でたり


 同じバラ科なのに違う扱い。

 強さを貴び、脆さを見て喜ぶ本能?

 散り際の美学への賛美なのでしょうけど、それでもやはりねぇ……。



 雪は融け 水は流れて 花は咲く

 世の移ろいは形を変えて


 形を失い、本質も失い、それでも誰かのためになる。

 命も失ってこそ命となる。そんな矛盾の真実です。

 ……って、無理だ~!(笑)

 雨水(うすい)とは雪解けから新たな活動を促す流れ、正に水の如き流動性の時期なんですね。

 なのに私は未だ滞るまま。このまま腐ってしまいそう。

 ですが身を捨て誰かの糧となるような、そんな域には達せず。

 ……って、これじゃ水どころか未だ蟠る氷雪の如し?

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― 新着の感想 ―
なんか思ってたブラック川柳と違ってましたや。 戯言士様だから、もっとはっちゃけって攻めてくると思っておりましたが。 戯言士様、今回はかなり真面目でございますね。 なかなか、戯言士様は詩人でございますよ…
あたたかくなるというその雨水に冷たい雪と強い風の吹く、この北の大地よ。 雪解けぬ 雨水の時節の 吹雪く夜 まんまだね。
梅を愛で桃を愛でたる春の日々 桜の頃は散るを愛でたり これ好きです。確かに扱いに差がありますね(笑)
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