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プロローグ
「いつもありがとう姫愛。お前が1番大切だよ。」
「私も夜星くんが1番だよ」そう言って私は並べられたボトルに目を向ける。この世界の誰よりも夜星くんが喜ぶならおじさんと寝るのだって朝飯前だ。
よし!今月も500万達成したー!来月の夜星くんの誕生日はシャンパンタワーしたいし頑張んないといけないな。
黒髪に姫カット、15cmヒールのあるパンプスを履いてハイブラの鞄を身につける所謂地雷女コーデは歌舞伎町のスタンダードだ。世間からはホス狂といわれる部類に属する私の生活は担当ホストに貢ぐことが生きがいだ。家族や頼れる人もおらず人生を諦めたどん底のらときに夜星くんに出会い人生が一変した。金色の髪に白い肌、通行人AやBなどと比べ物にならないほどの美しい顔を持った彼にとって常に1番のエースでありたい。そのためにはお金がいくらあっても足りないくらいなのだ。
続くか分かりません。