透明な恋愛
掲載日:2023/03/31
隅に置かれたコップ
積もった埃の重みを数える
想いは次第に溢れていく
いつからそんな風に思ったのかな
ハイカットの靴の靴紐を上まで通す
窮屈な私の足元
追いかけて思い出した
いつからそんな風に思ったのかな
秒針は変わらずに時を刻む
同じ間隔で刻み続ける
繰り返されるから忘れられない
この時間も残り続けるのかな
棘を抱え幻想を蹴りつける
そんな君の笑顔に違和感を覚える
傘は視界を遮断する
そんな誤解をされてようやく気づく
濁ってしまった心
薄汚れてしまっても
時を刻んだからだよ
そうやって笑ってくれますか
まともに君のことを愛せない
そんな愛だとしても
透明なものだとしても
それでも君に渡してあげたいだけです




