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脳筋の戦い方まにゅある  作者: ゆうちゃま
2/2

恩人

前回、パーソンとの戦闘で意識を失いかけたコウジ、死んだと思われたが……

さっきの攻撃の負荷のせいか、俺は倒れそうになっている。意識も遠のいてきた。

「おいっ!誰かいるぞ!」

「誰だ?!」

「子供だぞ!」

「おーい、大丈夫か?」

「うるせぇなぁ、少し静かにしてくれ……」

転生したら一瞬で死んじまったな……

こうして俺はその場に倒れてしまった。まだ死んで無さそうだが、もう無理だな。完全に意識が飛んだ。死んだと思った。しかし、まだ生きているようだ。

「目が覚めたみたいね。」

目の前にいるのは美人だ。どうやら俺は死んでいたようだ。

「ここは天国ですか?」

「バカじゃないの?ここは王都のワームよ。」

「つまり、俺は生きているということですね?」

「まあ、瀕死だったけどね。」

俺は生きていて、誰かに助けられ、ここに居る。で、助けてくれたのは目の前の美人、ここは王都(ワーム)

「そういえば、あんた名前は?」

「俺は佐藤康二です。」

「へぇ、変わった名前ね」

この世界には相手の名前を侮辱するのが礼儀なのだろうか。

「あんたこそ名前は?」

「私はアイリス=ドラゴネス」

この世界、アイリストいい、みんな厨二病チックな名前だな。

「サトウコウジ、あの夜、森で何があったの?」

パーソンを倒した日のことだろう。

「まだ子供なのに、あんな魔物を倒すなんて。」

パーソンはそれなりの魔物だったらしい。

「なんと言うか、思いっきり殴って、蹴って、倒したと思ったら後ろから刺されて、最後に頭突きしたら、意識が飛んだ」

「原因はそれね。」

なんのことだろうか。倒れていた理由か?

「あなた親は?」

転生して1番聞かれてはならない質問ランキング第1位だよ?この質問。

「いない」

少しクールぶって痛いが仕方ない。

「そう、ならうち来る?」

「うちってパーティのこと?」

「そうよ?」

魔法も使えない俺が居て意味あるのかな。

「俺、魔法使えないし、役に立たないと思うよ?」

「えぇぇぇ!?あの魔物を魔法を使わずに1人でたおしたの?」

昨日の言葉は撤回。俺には隠された力がある。

「そうだ。で、アイリス、助けてくれて……って、気絶してる。」

アイリスが起きるまで数分待った。

「冒険者パーティとか入る方法は?」

「まず学校に行って、最低限の戦闘能力を身につける。」

げっ、学校があるのかよ。と思いつつアイリスの話は続く。

「そして、ギルドで1番下のランクFランクになるための試験を行う。」

「というわけで、あなたには学校に行って貰います。」

最悪だ、学校なんて文字が違うだけで地獄だろ!まぁ行かなきゃ生きていけないな。行くしかない。

「分かりました。学校に行きます。」


第2話「恩人(アイリス)

この度は「脳筋の戦い方まにゅある」を読んで頂き誠にありがとうございます。

次回もお楽しみに!

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