筋肉だけは最強でした
転生系って書くの難しいし前書きもなに書けばいいか分からないのでこの辺にしときます。
この世界には2つの異なる次元が存在する。
我々の居る地球があるのは、ウイズオウトマジックと呼ばれる次元。また神話などに登場するドラゴンとかが居るのがウイズマジクアルパワーと呼ばれている。
そして今俺は、後者の世界にいる。理由は分からない。周りが、パァ〜っと光ったと思ったらここにいたわけだ。「うわっ!」どうやらこんなこと考えてる暇はないようだ。なぜなら、早速命の危機に陥っている。だが心配するでない!前世はオタクだった俺!こういう状況では必ず、隠された力が発揮され……ない。
「ちょちょまて!」
相手は人間かも分からないがとりあえず命乞いだ。
「いきなりここに現れたようだが、お前は何者だ?」
「知らない人に名前を教えては行けないってママに教えられたんだ!姿を表せ!卑怯者!」
何を言っているんだ俺は、あっ死んだ、短い人生だったな。ママ、今まで1人で育ててくれてありがとう!
「よかろう」
茂みから、人?いや人の形をした何かだ、ってなんでこんなことがわかるんだ?まぁいい
「俺は佐藤康二だ。お前こそ誰だ?」
「サトウコウジ?変わった名前だな。俺はイマテイト=パーソンだ」
人の名前を侮辱しやがったこいつ。
「はえ?」
俺の下半身が、前にある?あいつもいない?
「すまんな、恨みはないが、不法侵入者は嫌いでな」
いやいや、なんで俺生きてるんだ?
「痛えなぁ」
あっ!やべ、声に出ちまった。
「なぜ生きてる」
パーソンが俺を投げる。
「こっちこそ知りてぇよ!」
キレられて戸惑っているのかキョドキョドしてる。下半身も上半身も動かせる。ならやることは決まりだな
「お前をぶっ飛ばす」
パーソンが我に帰ったのか俺を見た
「できるもの……」
パーソンが吹っ飛んだ。俺の体が勝手に動いて、あいつの顔面にパンチ。したらしい。とりあえず街を探そう
「まて!」
「っ!」
まだ生きてるのかよこいつ!
「もう1回殴って黙らせてやる」
俺は足に力を入れ、あいつの近くまで吹っ飛んだ。そして起きようとするあいつの顎に完璧なアッパーを食らわせる!名付けて!
「ゴリ押しアッパー」
「か〜ら〜の〜」
左足を軸にして素早く方向転換!右足の遠心力をそのまま使った蹴り技!
「遠心力蹴!」
これはパーソンの肋にヒット。どうやら俺に魔力はなくても異様な筋肉の発達が与えられたらしい。簡単に言うと最強の脳筋状態だ。
「ウガッ!」
なんだ?俺の体が貫かれている?
「こんな傷治癒魔法でどうにかなる」
くそっ!相手は魔法が使えるのか
「風の精霊よ。汝の為に風の加護を与え、全ての敵を遠ざけよ!ウインドル!」
いきなりの強風。恐らく風を操っているのだろう。この胸の傷筋肉で塞げるか?できるか?いや、やらなければ!俺の筋肉は移動し始めている。どうやら成功のようだ。反撃を始めよう。足に力を入れ一気に近づく!
「大地よ我を守れ」
当たった!土を払う音?まさか!俺の攻撃は読まれてる。ならば、詠唱の隙を着くしかない!まずは近づいて!
「大地よ……」
かかった!足を振り上げ下を向く
「なに?!」
地面に渾身の一撃!大地が揺れる!パーソンの足場は完全に崩れた!このまま空気を蹴って体を突き抜く!
「うおぉぉぉぉ!」
「あぁぁぁ!いだい゛ぃぃぃ」
肉が破ける音ともに断末魔が聞こえた。
「今の技、子供だからこそできたんだろうな。」
1話「脳筋の超頭脳」
今回は「脳筋の戦い方まにゅある」を呼んで頂き誠にありがとうございます。皆様が楽しめてくれたならば僕は満足です。今後ともよろしくお願いします。