後悔論争
"恋愛の穴は恋愛でしか埋められない"
友達がそう言っていた
実際そうだと思う。僕は2年前の恋をまだ引きずっている。何も変わってないんだろう…。
眠たい朝に、綺麗な外の雨、自分が1番好きな景色。自然と涙が出た。にわか雨と少し晴れ間が見える空、窓から流れ落ちる雫。涙と同じ速度で少しずつ流れていく。こんなふうに今の気持ちも流れ落ちてくれればいいのにな。無責任な自分はいつもこうやって逃げている。モヤモヤしてるのは自分のせいじゃないか、進みもしない恋だったのに。
電車でいつも出勤する。地下鉄はまだ慣れない。外も見えないのに窓があるのに違和感をいつも感じながら、自分の顔の部分だけ映らない鏡のような窓を眺める。
満員電車の時間からは絶対にずらす。ただただ憂鬱な気分で過ごしてしまうことが本当に嫌だった。
眠たい目を擦りながらスマホを見る、何も目的はないけど自分を守りたい一心で、ただずっと何の通知もないLINEを眺める。寂しいだけなんだ。構って欲しいんだと思う。君のLINEはまだ消すことができない、僕は過去に戻ったかのように今までを遡って、悲しくなったり、悔しくなったりしている。文字だけの会話が1番難しいことが分かる。相手の顔が見えないからどういうニュアンスで書いてるのかが全くわからない。1番最後に書いてある「今までごめんね」がただ寂しく既読のまま放置されている。
マニュアル通りの仕事はとても効率よく進む、恋愛のマニュアルは1人に1つずつあっても、僕は効率よくは行かない。これを不器用って言うのかな。器用な人より不器用な方が良いイメージがある。でも一緒に居たら、面倒なんだろう。どうせなら君か僕が器用だったら続いてたのかな。
君を運命の人だって確信してた自分がいる。無性に腹が立ってくる、自分が嫌いだ。無意味な恋だったとか、時間の無駄だったとか、君みたいに自分のことを棚に上げることができればいつだって立ち直れるのに。自分のせいだって思って逃げてるのかもしれない、悲しむことで流そうとしてるのかもしれない。
責任は全部僕にあるのに…
僕は未だに君が嫌いです。その顔も声も何もかも
でも、僕は僕が嫌いです。この顔も声も全てが1番大嫌いです。指と指を絡めてできるのは愛なのか、恋なのか。僕には何も分からない。わかりたくない。不正解でいいから自分の答えを出したい。自分の答えを出して自分を好きになりたい。嫌いなら嫌いってしっかり伝えたい。好きなものは好きなだけ好きでいたい。欲張りでいいから手放したくないものは絶対に手放したくない。
「君みたいに」
「君みたいになりたい...」
外の雨は少し弱まっていた。
読んで頂きありがとうございました。
僕の実体験をベースに、ちょっとした勇気の出る短編小説を作ってみました。
さりげなく見える景色と、気持ちを重ねていただけると幸いです。
これからも恋愛をしていく僕は、僕自身で成長を感じています。




