閑話 櫻庭中学バスケ顧問九条
バスケの練習は私がバスケ部に入ってた時の練習を参考にしています。ちなにみ全国へ行ってます。
私はこの学校で教師をしていて女子バスケ部の顧問も務めている。
バスケは国民的スポーツのため、どこの学校も人数は多い。それは私の所でも例外ではなかった。
そして今日は新入生が部活動に入る日。女子バスケ部は現在32人所属しており、今日入部届けを18枚持っているため、今日から50人になる。本当にバスケットボールの人気の高さが窺えた。
「九条先生!こんにちは!」
そうして、もうそろそろ練習を始めようと思った時だ。横から聞き覚えのある声が聞えてきた。
「ん、あぁ、天羽か。やはりバスケ部に入部するのか」
天羽 五十鈴。近くにあるミニバスクラブのエースだった者で弱小クラブを県大会二位にまで導いた選手で、色んなところお誘いがあったが、近くがいいという事でここに入って来た選手だ。正直いってとてもありがたい。うちのバスケ部はそこまで強いという訳ではないため、強い選手が入ってくることはありがたいことだ。
「はい!あ、あともう一人連れてきました」
五十鈴が挨拶した後、五十鈴のが連れてきたという子を見る。………可愛いくないか!!え?こんな子この学校に居たの!?超癒しなんですけど!銀髪碧眼の美少女!!あぁ最高に萌えるわぁ~(彼女はオタク気質です)
「日原 燐です。バスケ部に入部することにしました」
「そうか。私は女子バスケの顧問をしている九条だ。……それにしても小さいな」
私は事実を言う。これは仕方のない事だ。いくら可愛いからって言っても、バスケで強くはなれない。バスケというスポーツは身長が高ければ有利だ。もちろん、身長が小さくても活躍している人もいるが、日原ちゃんは平均身長の10㎝程小さい。140㎝あるかどうかだ。流石に今の身長だとバスケの試合に出すことは難しいだろう。まぁ、そもそもバスケ部は人数が多いのでレギュラーを勝ち取るもの難しいのだが。
「はい。この通り小さいですけど、身体能力なら誰にも負けません」
うっ!両手でガッツポーズの上目遣いは反則的な可愛さだ。
「えぇ!!燐ちゃんって運動凄いの!?」
「出来ますよ!!」
「うんうん。そうかそうか。まぁ、私としてもバスケ部員が増えるのに越したことはない。頑張ってくれよ」
「はい!」
私は日原ちゃんにやさしい目をしながら頑張るようにいった。せめて3年生になった時に155㎝あれば出してやれるが。
私はそう思いながらバスケの練習を始めるようにキャプテンに促した。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
そして練習が始まるが、今日は新入部員が居るため、新入部員の自己紹介から始まった。
やはりというか、全員日原ちゃんに注目している。まぁ、可愛いしね。
そうして、自己紹介が終わると練習を開始する。今日は新入生にいつも自分たちがどんな練習をしているかの実際にしながら教える。
新入生一人に二人ほど付けるつもりだったが、突然二、三年がじゃんけんを開始した。理由はすぐに分かった。日原ちゃんの取り合いだ。まぁ、可愛いしね。
じゃんけんが終わると、各々一年生に着きながら練習を開始する。お、日原ちゃんにはキャプテンの森山とエース嘉羅場が着いたのか。
………あ!ずるいぞ!お前たち合法的に日原ちゃんに触ってんじゃない!ストレッチと言いながら触り過ぎだ!外すぞ!
ストレッチが終わると、全員で二列に並んでコート回りながら走る。これは全力ではなく慣らし程度のスピードだ。そして走りながら声出しをする。これを10分ほどだ。
それが終われば、列に並んでコートの端から端を往復でダッシュを始める。これを10往復。一年生はまだ入って来たばかりなので7本にする。
私はその練習をみてとても驚いた。日原ちゃんの足がとても速いのだ。うちのキャプテンとエースの森山と嘉羅場を抜いてぶっちぎりで一番早く終わった。
え?あ?なんか足速くない?気のせいかな?7秒くらいで走ってた気がするけど。い、いや。森山と嘉羅場が本気出してないだけかも知れない。………ちょっと試すか。
私は二人を呼び、こう伝える。
「次のダッシュ本気で走ってみてくれ」
「い、いやあの私たち結構全力で走りましたよ。だよね」
「う、うん。まだ足は残っているけど一年生には負けないようには走った」
「そ、そうなのか。分かった。戻っていいぞ」
え、じゃあ日原ちゃん本当に身体能力高いの!?いやあの速度は身体能力が高いって言う速度じゃない。コート28mを折り返して7秒で走るは異常だ。ましては身長140㎝の子が出していい速度じゃない。
「ちょっと測ってみるか」
私はストップウォッチを取り出し日原ちゃんが何秒で走り終わるかを調べる事にした。
そして二回目のダッシュ。手を叩く音が聞こえた瞬間、私は測り始める。そして、又もやぶっちぎりの一位だった日原ちゃんの秒数は
「………う、うそでしょ」
6,8秒。7秒を切っていた。もう既に中学一年生でありながら高校生の運動部より速い。
私はそこでとても驚愕したが、それはこれからだった。




