入れ替わりもテンプレだよね その1
カイル「魔王城、遠いなあ…」
スピカ「でも、おそらくもうすぐですよ」
バルト「結構歩いたもんな」
リゼ「でもさあ…魔王倒したら、もうこのパーティーは解散なのよね…?」
カイル「?いやまあ、そりゃそうだろ」
スピカ「役目は果たしましたからね」
リゼ「…………………」
バルト「あれ?もしかして…」
スピカ「リゼさん!?もしかして寂しがっていますか!?(笑)」
カイル「マジで!?うれしーーーーー!!」
リゼ「ち、違うし!!ぜ、全然寂しくなんかないし!!」
スピカ「もーー恥ずかしがっちゃって。ホント可愛いですね(笑)」
リゼ「ウッザ!!その(笑)やめろ!!」
カイル「リゼに必要とされてるぜええええええイエエエエエ!!」
リゼ「アンタはうっさいわ!!」
リゼ「マジで勘違いしないでよね!?本当はアンタ達なんかと一瞬でも早く離れたいんだから!!旅がもうすぐ終わると聞いて清々したわ!!」
カイル・バルト・スピカ「「「へーーーーー(笑)」」」
リゼ「全員でハモるな!!マジでムカつく!!」
モンスター「グヘヘヘヘヘヘ。ここから先は行かせねえぜ…」
カイル「ホント、リゼはツンデレだなあ」
リゼ「ふん!!今のはガチだから!!」
スピカ「あらそうですか。じゃあ解散しましょうか(笑)」
リゼ「え、ちょ…」
スピカ「え?(笑)」
リゼ「そ、そんな焦らなくても…ねえ?」
スピカ「え?解散したいんじゃないんですか?(笑)」
リゼ「まあそうだけど…そんな急がなくても…ねえ?」
モンスター「グヘヘヘヘヘヘ!!ここから先は絶対に通さねえ!!」
スピカ「え?解散したいんですか?したくないんですか?(笑)」
リゼ「もちろん、解散したくなくもなくもなくもなくもなくもなくもない」
スピカ「どっち!?」
カイル「いい加減にしろスピカ!!ツンリゼが泣きそうだろ!!」
リゼ「ツンリゼって何!?」
スピカ「ごめんなさい勇者様…ちょっとやりすぎました…泣」
モンスター「グヘヘヘヘヘヘ!!ここk」
カイル「でもリゼもリゼだ。さっさとデレリゼしないから…」
リゼ「デレリゼって何!?ニューワードを次々に作るな!!」
モンスター「グヘヘヘヘヘh」
カイル「さっさと、「私、カイルと一緒にずっと旅したいです!!」って言わないからさあ…」
リゼ「言わねーよ!!てかあたし、カイルは別にいなくてもいーし(笑)」
カイル「え!?急に辛辣!?」ガーーン
スピカ「なんてこと言うんですか!!勇者様のライフはもう0ですよ!!」
モンスター「グヘh」
リゼ「あ、あたしスピカもいなくてもいーや(笑) だってウザいし(笑)」
スピカ「何だとゴルアアアアアア!!」
リゼ「いや沸点低!!アンタ本当に僧侶!?」
モンスター「無視すんなやゴルアアアアアア!!」
カイル「何!?」
リゼ「ビックリした…」
バルト「誰だアンタ」
カイル「いつからそこにいたの?」
モンスター「ずっとだわ!!ずっと!!34行前からずっっと!!」
カイル「ちゃんと呼んでくれないとわからないよ」
モンスター「呼んでたわ!!なんならさっきから1人でずっと「グヘヘヘヘヘヘ」連呼してたわ!!1人で登場のセリフ言い続けるの、結構メンタル来るんだぞ!?」
カイル「何それ気持ち悪(笑)」
スピカ「キモモンスターですね(笑)」
バルト「略してキモンスターだな(笑)」
カイル・リゼ・バルト・スピカ「「「「アッハッハッハッハッハッハッハ!!」」」」
キモンスター「コイツら…マジでブチぎれたわ…」
カイル「まあまあ落ち着けって。キモキモンスター(笑)」
リゼ「ちょっと、いくら何でもカワイソ…プププ」
キモンスター「マジで〇す!!くらえ、イレカエ!!」
カイル・リゼ・バルト・スピカ「「「「え???」」」」
~10分後~
カイル「……………………」
リゼ「……………………」
バルト「……………………」
スピカ「……………………」
スピカ「みなさん…大丈夫ですか…?」
カイル「……………………」
リゼ「……………………」
カイル「あれ?なんであたしが目の前にいんの?」
リゼ「え?なんで俺が目の前に?」
カイル「え?」
リゼ「え?」
カイル「え?アンタもしかして…カイル…?」
リゼ「え?お前こそもしかして、リゼ?」
カイル・リゼ「「ハアアアアアアア!?」」
リゼ「お、おい!俺の体を返せ!!」
カイル「はああ!?それはあたしのセリフだし!!」
リゼ「マジで最悪なんだけど!!お前、俺の裸を見るつもりだろ!!マジでサイテー!!」
カイル「それはアンタだろうが!!なんであたしがアンタの裸なんて見なきゃいけないのよ!!」
リゼ「…そうか!!今ならこれができる!!」
カイル「は??」
リゼ「あのね、カイル、リゼ、昔からあなたのことが…///」
カイル「やめろてめえ!!何を勝手にしゃべってんだ!!」
リゼ「カイル大好きーーーーー!!」
カイル「死ねえええええええ!!」
リゼ「ぶべら!!」
スピカ「あれ?なんで私が目の前に…?」
バルト「え?なんで俺が目の前にいるんだ?」
スピカ「え…?」
バルト「え…?」
スピカ・バルト「「ええええええええ!?」」
スピカ「え、ちょ、なにこれ!?どうなってんの!?」
バルト「キャアアアアアアア!!なにこれ!!」
バルト(こ、こ、これがスピカの、体!!うおおおおおおおお!!こんな近くで始めて見たあアアアアアアア!!やっぱスゲエ!!なんだこの豊満な体は!!)
バルト「あ、あの…そんなマジマジ見ないでください…」
スピカ「は!!ご、ごめん!!つい……」
バルト(ヤ、ヤベエ…好きすぎてスピカの前で、キモい視線がばれてしまった…嫌われてないかな…?)
スピカ(私の推測だと、バルトさんは私のことが好きなんですね…?そうしますと、この状況はあまりよろしくないですね…どうしましょ…)
バルト「……………………」
スピカ「……………………」
バルト「あの2人も同じ状況みたいですね…どうしましょう…」
スピカ「あ、ああ…どうしようか…」
バルト「……………………」
スピカ「……………………」
バルト「と、とりあえず、合流して話し合おう!!」
スピカ「そ、そうですね!!」
リゼ「で、どーするか…」
バルト「まさか全員入れ替わってしまうなんて…」
スピカ「あのクソモンスター、絶対に許さん!!」
バルト(スピカの体スピカの体スピカの体スピカの体ハアハア(*´Д`))
カイル「あのさ…アンタは何をしてんの…?」
リゼ「??何が??」ボインボイン
カイル「いや、その、胸…」
リゼ「あー、豊胸パッドのこと??これは最低限のエチケットだろ!他人の体を使う上でな。」バイーン
カイル「最低限というか最低すぎるわ!!何をしてくれとんじゃ!!」
リゼ「なんでだよ!!」
カイル「違和感しかないからよ!すぐばれるわ!!」
リゼ「てか何で俺がプレゼントしたこのパッド、使ってないんだよ!!」
カイル「誰が使うか!!アンタいい加減にしないと、マジでセクハラで殴り〇すわよ??」バキイ!!
リゼ「もう殴られてる殴られてる!!痛い痛い!!」
バルト「まあまあ。貧乳のリゼさん。落ち着いてください」
カイル「張り倒すわよ!!」
スピカ(あれ…?ちょっと待って、今はクソメス猿(=リゼ)が、勇者様なんだ!!…どうしよう。顔を直視できない…///)
カイル「あらあ??何よアンタ、顔背けちゃって(笑)」
バルト「う、うるさい!!///」
カイル「あらあら。もしかしてアンタ、カイルの姿に興奮しちゃった??(笑)」
バルト「ウッザ!!このメス猿!!」
カイル「誰がメス猿よ!!今はオス猿だ!!」
バルト「突っ込むところそこ!?猿はOKなんだ!?」
カイル「ほらほら。こっち見なさいよ~(笑)」
リゼ(あれ…?てか待って、よく考えたら、今のスピカって、バルトじゃない!!…待って待って。マジで無理!!直視できない!!顔見れない!!///)
カイル「…………………」
バルト「…………………」
リゼ「え??何この空気。なんで急に黙り込んだの?(笑)」
カイル「…………………」
バルト「…………………」
リゼ「え??誰も顔上げないじゃん。マジで何なの!?」
リゼ「なあ、バルト(スピカ)…」
バルト(スピカの体スピカの体スピカの体スピカの体スピカの体スピカの体スピカの体)
リゼ「スピカの顔こわ!!」
~続く~




