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雑魚との戦闘

カイル「次の村まで何kmだ?」


スピカ「大体、15~20kmくらいですね」


カイル「うーん、結構あるな。まあ半分くらい歩いたら休憩にしよう」


リゼ「え~~?そんな歩くの~~?」


カイル「ならもう少し早めに休憩するか?」


スピカ「いーえ。ちゃんと半分歩いたら休憩にしましょう。あまり遅くなると暗くなります」


カイル「でもなあ、リゼが歩けなくなっても困るし…」


スピカ「しかし…」


リゼ「まったく。融通の利かない堅物女ね(笑) リーダーの言うことには従いなさい(笑)」


スピカ「なんですってえええええ!?アンタねえ、自分の体力の無さが人に迷惑をかけてることをちゃんと自覚しなさいよ!!このモヤシ女!!」


リゼ「スタイルがいいと言いなさい!!私は食事にもしっかり気をつけてるからね!!アンタみたいなブヨブヨボディーとはわけが違うのよ!!」


スピカ「誰がブヨブヨボディーだ!!ちゃんと体重は〇〇kgをキープしてんのよ!!」


リゼ「あたしの方が断然軽いわー!!やっぱりブヨブヨボディーね!!(笑)」


スピカ「私は筋肉がちゃんとあるから重いだけだし!!」


バルト「おい!!リゼ。スピカはしっかり日頃から鍛えてるんだ。他の人に迷惑がかからないようにな。それをブヨブヨボディーとかバカにするな!!」


リゼ「はい…ごめんなさい…」


カイル「スピカも、リゼは普段から魔法の修行で大変なんだ!!その上に体まで鍛えさせるのは、リゼへの負担が大きすぎる!!」


スピカ「はい…ごめんなさい…」


バルト(あーしっかりスピカをフォローした俺、なんて優しいんだ…これは好感触!!)


カイル(あーしっかりリゼをフォローした俺、なんて優しいんだ…これはもうベタ惚れだな)


リゼ(バルトに怒られちゃった……しょぼん(´・ω・`))


スピカ(勇者様に怒られちゃった……しょぼん(´・ω・`))


バルト「…じゃあ、もう少し歩いたら休むか」


スピカ「そうしましょうか…」


リゼ「助かるわあ…」


カイル「ヤバい!!モンスターが来たぞ!!」


ゴブリンが3体現れた


バルト「よし、まずは俺が行く!!どりゃああ!!」


バキイ!!


バルト「よし!!倒した!!」


リゼ「流石はバルト!!すごーいカッコイイ!!一撃で倒すなんて!!」


カイル「カチーン」


カイル「ああん!?そんなの俺だってできるし!!」


バシイ!


カイル「クソ!!一撃じゃあ倒せなかった!!」


バルト「ヤバい!!反撃が来るぞ!!」


カイル「危ない!!リゼ!!」


ギイン!


カイル「グヌヌヌヌヌヌヌ…」


スピカ(勇者様!!身を挺して仲間を助けに行くなんて、カッコ良すぎます!!)


バルト「俺が行く!!うおおおおおおお!」


バキイ!!


バルト「よし!!倒した!!」


リゼ「流石はバルト!!すごーいカッコイイ!!」


カイル「おいいいいいいいい!!」


リゼ「え??」


カイル「え!?俺、今、リゼを助けたよね!?」


リゼ「え…??あ、うん、助けてくれてありがと!!」


カイル「よし!!」


スピカ「ちょっと!!アンタは感謝が少なすぎるでしょ!!」


リゼ「はああ!?何よアンタ!今は戦闘中なんだけど!?」


カイル「そうそう。別に俺に惚れてくれても…ゲフンゲフン!!いや、お前が無事ならそれでいい!!よし、残り1体を倒すぞ!!」


バルト「おらあああああああ!!」


バキイ!!


バルト「よっしゃあ!!やったぞ!!」


リゼ「流石はバルト!!すごーいカッコイイ!!全部倒しちゃうなんて!!」


カイル「おいいいいいいいい!!俺の活躍の場は!?」


バルト「え?まあいーじゃん。仲間を守ったし(笑)」


スピカ「そうですよ。仲間をかばってくれた勇者様が1番カッコイイですよ!!」


カイル「え…?そう??(笑) そう言ってもらえると嬉しいなあ!!(笑)」


バルト「カチーン」


バルト「うん…?いやちょっとそれは聞き捨てならないなあ。そもそも勇者の一撃で敵を倒せていたなら、こんなことにはならなかったんじゃないかなあ?」


カイル「はああ!?なんだと!?」


バルト「俺に全部任せてくれていたら、一瞬で全部ぶっ倒したけどなあ…?」


カイル「いーや!!俺は常に周りを見ていたから、仲間を守れた!!お前はゴブリンに攻撃することしか考えてなかったから相手の攻撃に気づかなかった!」


バルト「なんだと!?俺にも落ち度があるって言うのか!?」


カイル「絶対にある!!100%ある!!」


リゼ「ちょっと!!自分が弱いのが悪いのに、なにバルトのせいにしてんのよ!!」


カイル「ガーーーン…よ、弱い!?こ、この俺が!?」


スピカ「ちょっと!!勇者様に向かって、何を言ってんのよ!!大体アンタ、勇者様にかばってもらったくせに、何よその口の利き方は!!」


リゼ「そ、それは…感謝してるけど…べ、別に私1人でも避けられたもん!!」


スピカ「嘘つけえ!!アンタがのろまでトロトロしてるから、勇者様がフォローする羽目になったんでしょうが!!」


リゼ「なんですってえええええ!?さっきから言わせておけば!この女!」


スピカ「ムキイイイイイ」


リゼ「ウキイイイイイ」


カイル「そもそも今回は、剣を振るう姿勢が悪すぎて力が入らなかったんだ。それから俺のゴブリンだけちょっと強かったし!!」


バルト「へえ。言い訳とは見苦しいなあ。俺だったら、多少姿勢が悪くてもあの程度の雑魚モンスター、一瞬でぶっ倒せるけどなあ…?(笑)」


カイル「なんだと!?なら今ここでどっちが強いのか決めるか??」


バルト「上等だよ。リーダーが死ぬことになってもいいならな(笑)」


カイル「お前なんて瞬殺してやるぜ!!」


バルト「口だけは達者だな(笑)」


カイル「うるせー!!」


バルト「あ、ちょっと!!別のモンスターが来たわよ!?」


カイル「なにい!?」


カイル「おい!それならモンスターを何体倒せるかで勝負だ!!」


バルト「望むところだ!!へっぽこ勇者!!」


カイル「なんだと!?脳筋ゴリラ!!」


バルト「あとでぶっ〇す!!」


カイル・バルト「「うおおおおおおおおおおお!!」」


スピカ「行っちゃいましたね…(笑)」


リゼ「スピカ危ない!!ファイヤー!!」


スピカ「え!?」


ドーーン!!


「ギャアアアアーーーー」


リゼ「ま、まったくもう!!気をつけなさいよね??」


スピカ「あ、ありがとう…」


リゼ「か、勘違いしないでよね!?ア、アンタがやられたら、大事な回復役がいなくなるから、助けただけなんだからね!?」


スピカ「ありがとう、リゼ。本当に頼りになります」


リゼ「べ、別にアンタに誉められても、嬉しくないんだからね!!///」


スピカ「それで、ツンデレてるところ悪いんですけど」


リゼ「ツンデレてるって何!?」


スピカ「なんか、モンスターに囲まれてるますよ…?」


リゼ「え!?ちょ、おーーーい!!カイルとバルト!!」


カイル「うおおおおおおおお!!」


バルト「〇ねえええええええ!!」


スピカ「…………………」


リゼ「…………………」


スピカ「遥か向こうに行っちゃいましたね…(笑)」


リゼ「あ、アンタ、戦闘は!?」


スピカ「私は、回復専門です!♥ 頑張ってね!リゼ!(笑)」


リゼ「マジで最っ悪!!」


~続く~

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