男女逆転はテンプレ その2
この小説を読んでくださっている方々へ
現在、就活と研究に追われ、忙しい日々が続いております。
今後の人生がかかっておりますので、そちらに全力を注いでいきたいと思っています。
そのため、小説投稿はかなり疎かになり、今回のように週1投稿ですら危うくなることもかなり頻繫にあると思います。
ですが、小説は一応継続してあげ続ける予定です。
本当はもっと書きたいので、早めに頑張って終わらせようと思います。
今後ともよろしくお願いします。
~次の日~
カイル「ふああ。よく寝た」
リゼ「…体、戻った??」
カイル「いや、戻ってない…」
リゼ「もう本当に最悪…いつまでこの体のままなのよ…」
カイル「いーじゃん。リゼがどんな姿になっても、俺はリゼを大事な仲間だと思ってるからな!」
カイル(決まった…でも男のリゼにアピールするの、なんか複雑…)
リゼ「そ、そう…?こんなむさくるしい男の姿でも…?」
カイル「関係ねえよ。リゼはリゼだ」
リゼ「カイル…ありがとう…」
カイル「てゆうか絶対に俺が元に戻すから、安心してくれ!!」
リゼ「たまには頼もしいじゃない…」
カイル「たまには!?」
リゼ「で、なんか作戦はあるの??」
カイル「全くない!!」
リゼ「期待して損した!!」
??「イチャイチャしてんじゃねえでごわす!!」
バキイ!!
カイル「あべし!!」
リゼ「…え??」
??「拙者の前で不純異性交遊は許さないでごわす!!」
カイル「え?え??誰この男気MAXのおっさん??」
??「おっさんなんてひどいでごわす!!」
バキイ!!
カイル「ひでぶ!!」
??「拙者は、ただのか弱き僧侶なのに!!」
カイル「誰!?え…もしかしてだけど、スピカ…?」
スピカ「そうでやんす」
リゼ「ス、スピカが…筋肉モリモリマッチョマンに…」
カイル「ス、スピカが…野生のムキムキゴリラに…」
スピカ「ひどいでごわす!!」
バキイ!!
カイル「ぬべら!!」
スピカ「レディーに向かってそれは最低でごわす!!」
リゼ「てかさっきから、なんなのそのしゃべり方!!」
スピカ「なんかこんなしゃべり方になってしまうでやんす…」
リゼ「やんす!?」
スピカ「拙者が勇者様をお守りするでごわす」
リゼ「あの、その勇者、もうそこで死んでるけど…(笑)」
スピカ「勇者様あああアアアア!!誰でごわすか!?こんなひどいことをした奴は!!」
リゼ「アンタだわ!!」
??「噓ーーー!!こんなスピカ、マジで無理なんですけどーー!!」
カイル「誰だコイツ!?え…もしかして、バルト??」
バルト「ちょっと~。人の顔忘れるとか、マジサイテーなんですけど~」
カイル「なんか、昨日より化粧が濃くなってね??」
バルト「なんか~。昨日より女子力アップしたって言うか~?マジそんな感じ~?」
カイル「何だコイツ…なんかしゃべり方キモいな…」
リゼ「バ、バルトが、ギャルになった…」
バルト「ちょっと~、キモいとかマジで失礼なんですけど~?」
カイル「いやだって、お前男じゃん(笑) マジで無理だわ(笑)」
バルト「ブスにとやかく言われるのマジでサイアクなんですけど」
カイル「ブ、ブス!?誰がブスだゴルア!!」
バルト「やだこの人~。自分を客観視できてないとか、マジうけるんですけどw」
カイル「ウ、ウッザ!!この、クソ野郎!!ブスって言う方がブスだし!!」
リゼ「ちょっと!!バルトに向かってブスとか失礼なこと言わないで!!」
カイル「なんで!?今のは100%コイツが悪いだろ!!」
リゼ「いや、先にキモイって言ったカイルが悪い」
カイル「だってキモイじゃん!!コイツ、中身男だぞ!?」
バルト「あ~また言った!!マジでこのキモ女サイテ~。リゼ、やっちゃって♥」
リゼ(え…バルトに頼られちゃった…////)
カイル「誰がキモ女だ!!」
リゼ「任せて!!」
カイル「え??」
リゼ「ファイヤー!!」
カイル「ギャアアア!!何してんだお前!!」
リゼ「何してんだって…バルトがやれって言ったから…」
カイル「正気か!?ここ宿屋だぞ!?」
リゼ「そうね。じゃあサンダー!!」
カイル「そういう問題!?」
スピカ「勇者様ああああ!!拙者が、あなた様を守るでごわす!!」
ガシイ!!
ゴリゴリゴリゴリ
カイル「いでえええええええええ死ぬうううううう!!」
リゼ「ちょっと、スピカ!!マジで死ぬから、カイルが!!」
スピカ「え??拙者、そんなパワー入れてないでござるよ??」
リゼ「今はカイルの方が貧弱なのよ!!」
スピカ「あーそうでござった(笑)」
カイル「チーーーン…」
~カイル復活後~
スピカ「どうやら体についてた脂肪がそのまま筋肉になったみたいでごわす。おっぱいの分が筋肉になったみたいでやんす」
リゼ「もう段々慣れてきたわ、その話し方…」
カイル「なるほど!!だから貧乳のリゼは全然ごつくない普通の男になったのか!!」
リゼ「ファイヤー」
カイル「ギャアアアアアア!!」
バルト「ちょっと~、リゼっち、あっつ~い!」
リゼ「は!?ご、ごめんなさい!!バルト様!!」
バルト「マジうける!!リゼっち、かしこまりすぎ~w」
カイル「いや、俺の心配をしろよ!!」
リゼ「なるほど。それで男気に溢れるバルトは、逆に女子力高めになってしまったってことね」
カイル「あの、それだと俺の男気が低いことになるんだけど…」
リゼ「まあ、カイルの男気は所詮、そこそこだったってことね」
カイル「やめて!!そこそこが一番きつい!!」
バルト「でもそれだとリゼっちも、女子力がそこそこだってことになるんじゃない?(笑)」
カイル「…………………」
リゼ「…………………」
バルト「…………………」
スピカ「…………………」
リゼ「サンダー!!」
カイル「なんで俺!?」
スピカ「あ!!拙者、気づいてしまったでござる!!」
カイル「え??」
スピカ「もう一度、あのモンスターに出会って、同じ魔法をかけてもらうでござる!!」
リゼ「それよ!!」
バルト「スピカっち、マジ天才~~!」
スピカ「いや~照れるでござる////」
カイル「やっと、この地獄の状態から抜け出せるのか…」
バルト「あたしは全然このままでもいいけどねえ…」
カイル「元に戻った時に、今のお前の姿を見せてあげたいよ…」
バルト「何よアンタ。あたしがブスだって言いたいわけ??」
カイル「いやそうじゃなくて、お前は元々男なんだかr」
リゼ「マジサイテー!!サンダー!!」
カイル「もう…絶対何もしゃべらない…」
~続く~




