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ある男との遭遇

その後も連絡がつかないから、陽菜の職場である撮影事務所を訪れた。が、年末年始の休みに入っていた。

あぁ、なんてこった。俺はいつもそうだ。いざという時に勝利を勝ち取れない。詰めが甘い。

と、中から人が出てきた。俺はその男性を捕まえる。

「あの、陽菜は?あ、失礼しました。」

「もしかして、かずさん?」

「はい」

「ああーあなたがかずさんね。陽菜乃さんの彼。さっきの人に間違えて言っちゃったよ。

ああ、彼女は辞めたよ。僕も詳細はわからないんだけどね。どうして?知らなかった?え、連絡つかないとか?」


 やっぱり同じか。もう辞めたなんて。

ここまで俺の前から消えなきゃいけない理由ってなんだよ。

俺にプロポーズされちゃいけないゲームかよ。


さっきの人って言ったな。なんだそれ。

「あの、さっきの人に間違えて言ったって?なんですか。」

「ん?ああ、今さっきね男性が陽菜乃さんはここにいますか?って。」

「え?どんな人ですか?まさか俺ですか?」

「ちょっと何言ってんの?普通のサラリーマンみたいな人だったけどな。30代くらいの。」


俺は未来から逆行した自分とは別に本来の俺がいるのかとか考えたが別人らしいな。

誰か他にも陽菜を探してるのか。


「大丈夫ですか?」

「あ すいません。ありがとうございました。」


俺はまだ撮影事務所の前でただ思考を巡らせ立っていた。

これからどうやって陽菜をさがす?親父さんだって住所も名前も分からない。

陽菜の友達?連絡先なんて知らない。あ 俺なんも知らない......。


「あのぉ......」

「あの、すいません」

「わ、びっくりした。はい?」


 痩せたスーツ姿の男が俺の横にいつの間にか居て俺に声をかける。何回声をかけたのかは分からないが、きっと何度も声をかけていたようだ。


「もしかして、かずちゃんですか?」

「は?」


なんだよ、なんで知ってるんだよ。誰だよ。かずちゃんって呼ぶなよ.......。悲しくなるじゃないか。


「はい。かずちゃんですけど....」

「陽菜乃さんの?」


え?!!


「はい。陽菜を知ってるんですか?あ あのどちら様ですか。」

「あ、すいません。佐伯さえき 雅人まさとといいます。えっと、陽菜乃さんの夫です」

「..................」


なんて言った?どういうことだ


「あ いえ。今は夫ではありません」

「はい?元夫?ですか」

「いえ」


はー?なんだこいつ。早く話せや。うっすら笑みを浮かべるこの男が不気味だ。いたずらか?だったらそのうちぶん殴るぞ。俺はむしゃくしゃしてっからな。


「未来の夫です。」


妄想か、ストーカーか。


「はい?未来とは?」


いや俺もある意味未来から来た?過去に戻った?


「僕は2021年6月7日から2019年6月7日に来ました。それから陽菜乃さんを、探してました。」


俺の誕生日......俺がタイムスリップした日

え?!!


「なんで?え 俺もその日に過去に戻りました。俺の誕生日ごとに。」

「え.......」


そりゃ えってなるよな。なるわ。

と急に何やらヒラメいた様子のこの男 佐伯さんが言った


「あ!あなたも、かずちゃんさんも死んだのですか?」

「は?」

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