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再開〜そして敗北

色々不幸が続いて文がかなり変になってると思います、編集するべき点などあると思うので感想やコメントよろしくお願いします。

鳥居をくぐると横幅2メートルほどの石畳が一直線に敷かれていた。そして、石畳の左右には大量の石が散乱していた。ぱっと見神社の境内のようだが鳥居をくぐり抜けてすぐ横の左右にありそうな狛犬が無くその場には左には日本風の甲冑右には西洋風の甲冑が置かれており左の日本風の甲冑は武器に日本刀と短刀を装備してある。そして、西洋風の甲冑は両手で大剣を地面に刺してあり腰には短剣が装備されている。影将は唖然とし周りをさらに見渡す、石畳の先には賽銭箱がある、だがその奥には本殿があるが鉄のドアが開いていた。普通神社の本殿なら賽銭箱に木のドアで、普通は開けっ放しにしないはずだ、そして、開けっ放しのドアのむこうは神社の本殿のような内装ではなく教会のような内装だったのだ。外装は本殿らしかったが屋根の真ん中の十字架のせいで本殿らしからぬ外装に見える。全体を見渡し終わると突然聞き覚えのある声が聞こえた。

「久しぶりだな影将!と言ってもあってからまだ半日ぐらいしか経ってないがな。」

さらに全体を見渡すが藤峰以外に誰もいない。

「誰だ?隠れてないでとっとと姿を見せな!」

影将の言葉に反応するかのごとく一瞬視界が真っ白になった。

次の瞬間数秒前まで周りには誰もいなかったはずなのに賽銭箱に着ぐるみを着たものが座っていた。

「神に対してその言い方はないだろ」

着ぐるみを着たものはため息をつきながら言った。

「列車から落としたり気まぐれで階段上らせておいてよく言ってくれるなぁおい!」

影将はやられたことに対しての怒りを込めて言った。

「試しただけさ、この程度のことでへばるならこの先生きてくことすら無理だぜ」

着ぐるみを着たものは笑いながら言った。

「ところでお前の名前はなんだよ」

影将が質問すると着ぐるみを着たものは笑いながら立ち上がり答えた。

「すまない忘れていたよ、この私の名はアダティウム以後お見知りおきを」

名前を聞くとすぐに影将は本題に入った。

「名前もわかったところで単刀直入に聞くが、このゲームのクリア条件はなんだよ?」

アダティウムは質問に対して答えなかった。

「慌てるなよ、まず沙奈から多少聞いたと思うが説明からさせてもらう。」

影将はならとっとと説明しろと態度で示しながら説明を聞くことにした。

「この世界のルールはお前の生まれ故郷の日本の法律と似ているが、プレイヤー間でのゲームつまりクエストでは適用されない、クエストで決められたルールがクエスト中は適用される。長期にわたるクエストはまた少し違うけどな、この世界には町や村がある、そして、町や村の中では行為でルールを破った場合その場でこの私がペナルティーをつける、だが不可抗力の場合はペナルティーはないが多少の責任をとるだけだから安心しろ、そしてこの世界の住人の頼み事をオーダーって言う、このオーダーは果たすと住人から報酬が貰える、危険なものから簡単なものまであるから身の丈に合わせて受けな。ここまでで質問あるか?」

「長期にわたるクエストはこの世界のルールは適用されるのか?」

「町や村の中だけだがな、だがプレイヤー同士は適用されない、クエストに関係のないものには注意しろよ。まだあるか?」

「町や村の外でルールを破った場合どうなる?」

「行為なら無論ペナルティーだ。」

「オーダーはどんなものがある?報酬は基本的に何が貰える?」

「オーダーは色々あるが基本的にはモンスターのドロップアイテム集めだな、報酬は基本チップだ。」

「チップはこの世界の通貨か?」

「そうだ、だが安心しろ地球上の通貨と違って頑丈だから。」

「どれくらい頑丈だ?」

「星が砕けるような一撃でも傷一つつかない。質問はこれくらいか?」

「とりあえずはない」

「なら説明を続ける、クエストはこの世界の住人も開催することがあるが全て自由参加だ、オーダーも無論プレイヤーがだせる。」

「クエストのルールはどうやって決めるんだ?」

説明中に質問すると先に説明するべきだったとアダティウムは反省しながら答えた。

「プレイヤー間でも自由参加の場合は開催者が全て決める時もあるが、基本開催者と受ける側で双方同意で決める、だが、強制参加のクエストや強制ルールなどがある。」

「強制参加だと!拒否はできないのか?」

「強制参加もそれを拒否するのもチップを使えば可能だ、さらに強制参加は参加させる人数によって払うチップが増えるのと、強制ルールもチップを払えば決めれるしルールを変えれる、とは言えど、どちらもそれなりのチップが必要だからな。」

「自由参加のクエストもチップがあればルールが変えれるのか?」

「自由参加のクエストはさすがに御法度だ。」

「何故だ?」

「そんなことしたらチップがあれば力が無くてもクリアできるからだ。」

「そうかわかった、話がそれた説明に戻ってくれ。」

「だがほとんど説明できたからそろそろこのゲームのクリア方法を教える、一度しか言わんから心して聞けよ。」

影将は待ちわびたかのように聞く。

「このゲームのクリア方法はこの私を倒すことだ!」

影将は今までにない楽しさがこみ上げてきた。

「上等だ!今すぐやらせろ!」

「おいおいまさか勝てると思ってるのか?」

アダティウムは無理だと断言する。だが影将はアダティウムに挑発をした。

「神のくせにまさか勝負から逃げるのかよ」

だがアダティウムは笑いながら言った。

「やめとけよ、今のお前が私に挑戦するのは早過ぎる死ぬだけだ、とりあえずチュートリアルとして私がお前の力を見てやるよ。」

アダティウムの言葉に影将は従う事にした。

「チュートリアルてことはゲームじゃなくてクエストか?」

影将の質問に対してアダティウムはそうだと答えた。

「今回は強制参加の強制ルールでやるが、文句はないな?」

「何でもいいからとっとと始めろよ!」

影将は長時間の階段上りの仕返しがしたくてたまらなかっかた。

「最後に説明だがクエストにはタイトルが必要だ、今回のタイトルはチュートリアルにしておこう」

アダティウムが説明しながら何か書かれた用紙を何処からともなく用意した。

「ルールや参加者側主催者側の勝利条件などがこの用紙に書いてあるから読め。」

アダティウムから手渡された用紙を見る、一番上にはクエストのタイトルが書かれておりそのすぐ下にはルールが書いてあり、その下に勝利条件が書いてあった。ルールを見てみるとさほど難しくはない、境内から出たら負け、勝利条件はアダティウムを倒す事とだった。だが主催者側の勝利条件を見ると影将を倒す事とになっている。影将は少し質問をすることにした。

「このルールの境内から出たら負けて上空も高さによっては負けなのか?それとこの倒すわ殺すことか?」

「高さの上限は無い、殺すことであってるよ」

質問にすぐ答えたアダティウムはさらに説明をする。

「最後に強制参加じゃなかったらそのクエスト用紙を見てから同意をすると用紙の一番下の右側に名前が書かれる、そしたらクエスト参加決定だ、もし取り消しの場合は始まる前にすることだ、もし始まってから参加取り消しの場合は負けとなるから気をつけろよ。」

アダティウムの説明を聞いて返事をする影将を見てアダティウムはクエスト開始方法を説明する。

「コイントスして地面に落ちたらクエスト開始だ、いいな?」

「わかった」

影将は了解してその場から少し離れて構えた。

アダティウムも少し影将との距離を取りコインをクエスト用紙同様何処からともなく出した、そして、コイントスをする、指先で弾かれ打ち上げられたコインは戻ってこなかった。

10分ぐらい待ち落下してこない、アダティウムは空を見上げて言った。

「いい天気なのにコインが落ちてこないだと!」

アダティウムのとぼけた言葉に影将は構えの姿勢を崩しその場にある石をアダティウムめがけて投げた。

「すまないすまない力の入れすぎでこの大陸の重力のかかる範囲を超えてしまった」

アダティウムは 笑いながら謝り飛んでくる石を避ける、そして、賽銭箱に当たった。当たった石は砕け散ったが賽銭箱も当たったところから派手に亀裂ができていた。


今まで蚊帳の外だった藤峰は賽銭箱の状態に目を見張る。

(たかが石一つ当てたくらいで賽銭箱に亀裂を入れるなんて一体どんな能力なんだ?)

藤峰は今までに見てきたプレイヤーでここまで出来る者を見たことが無かった、そして、一つの可能性が藤峰の頭の中で浮かんでいた、だがその可能性が確信に変わった。


「さてと悪ふざけわここまでにしてクエストを始めようか」

アダティウムの言葉に影将は忠告した。

「次ふざけるなら俺は躊躇なくお前をぶん殴るからな!」

正拳突きの構えに入る影将にアダティウムは最後に確認をした。

「最後に言っておくがこのクエストはチュートリアルだが真剣勝負だ全力で来いよな」

「最初から全力で行くつもりだ!」

その会話を最後にアダティウムは新しくコインを用意してコイントスをした。指で弾かれたコインは3メートルほど打ち上げられ落下した、コインが地面に落ちた瞬間、影将はアダティウムの懐にいた、一瞬前にいた場所には小さなクレーターのように円状に砕けていた。そして、影将はゼロ距離で右手正拳突きを放った、だがアダティウムは不意を突かれたにもかかわらずガードした、正拳突きが当たった瞬間物凄い轟音とともにガードしたアダティウムは後ろに押し飛ばされた。

(マジかよ流石に今の不意打ち状態でガードされた事にも少し驚いたけど1メートル弱程度しか後ろに押し飛ばされなかった奴はこいつが初めてだ)

影将は流石は神だと新たに認識して追撃を仕掛けた。左手の正拳突きをフェイントに使い右後ろ回し蹴りを放った、だがガードされた、アダティウムは腕をクロスしてガードしていた、だから影将はガードされた腕に全体重を込めて跳んだ、2メートルほど上がり自由落下に身を任せアダティウムめがけて右手の正拳突きを放った、しかし、アダティウムはギリギリのところで避けた。そして、影将はそのまま石畳に正拳突きを放った、轟音とともに正拳突きが当たった石畳は爆散し四方八方に破片が飛び散った。


藤峰は必死に破片を避けながら考えていた可能性が確信に変わった。

(コイツならもしかしたらやれるかもしれない)

飛んでくる破片を避けながら影将を見て心の中でつぶやいていると、攻守が入れ替わった。


石畳に正拳突きを当てた影将はそのままアダティウムが避けた方向と逆の方向にバックしたが少し遅かった、アダティウムが回し蹴りを放った、避けきれなかった影将はなんとかガードをしたものの地面を転がった、3メートルほど転がったところでなんとか勢いで起き上がったがアダティウムの追撃をくらいさらに転がった。


2回追撃をくらい影将の負けと思った藤峰だったが影将はアダティウムの追撃にカウンターを入れた。


追撃をガードしきれず転がっていたが立ち上がった瞬間またアダティウムの追撃の回し蹴りがきた影将は予測したかのように石畳に残った片足に全力の蹴りを入れた、バランスが崩れ倒れたアダティウムに追撃をせず距離をとって荒れた呼吸を整えた。

「スゥーハァー、師匠以外でここまでボコられたのは初めてだ、だけどまだまだ俺の力はこんなもんじゃねえぞ!本気で殺しに来いよ!」

影将が呼吸を整えてアダティウムに言った。アダティウムは起き上がりながら言い返す。

「だが本気でやったらすぐクエスト終了してしまうぞ?」

「なら出させるまでだ!」

影将は正拳突きの構えににた構えをした、そしてまた一瞬で距離を詰め体ごとねじり右手の正拳突きを放った、アダティウムは先より速く距離を詰められてガードすらできず影将の正拳突きを直撃した、先程とは威力も違いアダティウムは後ろに吹き飛ばされた、亀裂の入った賽銭箱激突し、賽銭箱を粉砕してようやく起き上がったところに影将の追撃が襲った。影将は左の掌底突きを起き上がったアダティウムの顔面に叩き込んだ、地面に向かってアダティウムの顔が叩き落とされ地面に激突と同時に物凄い轟音とともに地面は砕け神社全体が揺れた。影将は距離を取りアダティウムの行動を警戒した。


影将は今までここまで全力を出して戦ったことはなかった、何故なら師匠言えども人間だからだ。


倒れていたアダティウムは起き上がり止めをなぜ刺さないと質問してきた。

「もし追撃してれば何かしらの方法でカウンターを入れてくることぐらい予測できる、それに今のも避けようと思えば避けれただろ?」

「確かに追撃が来ればカウンターぐらいしていたが、今のは私も少し驚いたよダメージを受けておいてまさか最初より速く動くとは思わなかった見た目によらず打たれ強いんだな」

アダティウムは言い終わるとそのまま今さっき影将がした技と同じ技を影将に放った、警戒していた影将も流石に自分の技より速く放たれた技を避けきれずガードをした、ガードしきれず後ろに押し飛ばされたがそのまま影将は攻撃に移った、アダティウムの追撃の正拳突きと影将の反撃の正拳突きが轟音とともにぶつかり合いそこから影将とアダティウムの技の打ち合いが始まった。


打ち合いは止まることなく30分程続いていた、だが影将はアダティウムの攻撃をガードや相殺受け流しをしているが影将はまだアダティウムの身体の弱い部分がわからない、そのためアダティウムに致命的なダメージが当てれず逆に自分だけダメージが蓄積していた。

そして、またアダティウムの攻撃が関節部分に直撃した、その瞬間全身の力が抜けアダティウムの追撃を許してしまった、なんとか避けようと体を動かすが少し距離が足りず顔面にアダティウムの正拳突きが当たった、そのまま影将は後ろに押し飛ばされ日本風の甲冑にぶつかり甲冑の下敷きになった。


甲冑をどかし起き上がった影将の顔にはメガネがなくその代わりに顔中傷だらけで所々血が出ていた、幸い壊れたメガネの破片が目に当たらず顔に傷ができただけマシだと思いながら顔の血を拭た。


そして、アダティウムは新しいメガネを虚空から取り出し謝罪と必要かを聞いてきた。

「すまない視界まで奪う気はなかった、新しいメガネが必要だろ?」

手渡すためにアダティウムが影将に向かって歩き出したところで影将は笑いながら不必要だと言った。

「新しいメガネは必要無い!」

「何故だ?私にハンデか?」

メガネの不要と聞き理由がわからないアダティウムは影将に質問した。

「俺はもともと眼が悪くて眼鏡を掛けてたわけじゃない」

「なら何故掛けていたのだ?」

「師匠に視界が悪い状態でも臨機応変に戦えるようにするための修業として掛けろと言われたから掛けてただけだ」

「つまり今まで本気で戦っていなかったわけだな」

「いや、正直最初から外していても結果は変わらなかった」

負けを認めるかのように言う影将に驚きながらアダティウムはたずねる。

「つまり負けを認めるのかい?」

「まさか、まだ切り札がある!この技は誰にも使ったことがないからどうなるかわからないがこれでダメなら死ぬまで悪足掻きをするさ」

言い終えると同時に石畳に全力の拳を叩き込んだ。凄まじい轟音とともに爆散した石畳の破片は四方八方に散らばる、そして、宙に打ち上がった破片全てを影将はアダティウムにめがけて殴り飛ばした、弾丸レベルの速さで飛んでくる破片をアダティウムは拳で全て砕いた、そして、それを予想したかのように破片全てを殴り飛ばし終わったところでさらに正拳突きに近い構えに入り甲冑に装備してあった短刀を宙に投げ体ごとねじり短刀の柄の底を右拳で殴り飛ばした、回転しながら物凄いスピードでアダティウムの頭をぶち抜きそのまま本殿を貫通してどこかに落ちていった、そして、貫通した本殿は土台が壊れたため倒壊した。


藤峰は破片を避けながらも呆然としていた。

頭を貫通されたアダティウムは平然と立ち上がった、貫通したはずの頭からは血や体液などが出ていてもおかしくないはずなのにアダティウムの頭からは綿らしき物が出てきていた。


藤峰も影将も今までアダティウムは着ぐるみを着てるだけだと思っていた、何故なら攻撃した時確実に手応えがあったからだ。

『そんなのありかよ!』

2人が口にした瞬間アダティウムは虚空から甲冑に装備していた短剣を出現させた。そして、突如影将は鳩尾に急激な打撃をくらった、くらった当初影将は理解ができずそのまま地面に崩れ落ちた。


藤峰から見たら影将が急に倒れたようにしか見えない、何故ならアダティウムは虚空から短剣を出してから一歩も動いていないからだ。

そして、崩れ落ちたことに一瞬遅れて理解した影将は起き上がった、だがその瞬間ついさっき自分がしていた構えと同じ構えをしているアダティウムを見て咄嗟に回避行動をしようとしたが遅かった、アダティウムの一言とともに短剣が頭を貫通し、視界が真っ暗になった。

「すまないが来客が来てしまったからこれまでだ、だがとても楽しかった、次に戦う時は命がけだがまた楽しい戦いをしたいものだ」

藤峰は驚愕していた、影将はアダティウムの攻撃が当たる最後の最後まで一瞬も諦めず逆に影将の黒色の瞳からはずっと闘争心が宿っていた。

頭から大量の血を流しながら倒れていた影将はまるでもともと血が出ていなかったかのように傷もなく血も完璧に止まりいきなり起き上がった、しかし、身体全身血が付いていて血の臭いが少し離れた藤峰にも届いていたがアダティウムはそんな事を気にせず言った。

「君の負けだ、次に戦うのを楽しみに待っている、町まで転移してやる」

アダティウムは影将と藤峰を町まで転移させた。

影将と藤峰2人は光に包まれ光と共に消え一瞬暗くなった瞬間再び光、光が消えた瞬間目の前には町が見えていた、そして、血塗れだった影将の身体全身はまるで綺麗に洗ったかのように一滴も血が付いていない、そして、新しい服になっていた。

「楽しませてくれたお礼にその服をやる大事に着てくれ」

虚空からアダティウムの声が届き影将は遠慮なくもらうことにした。


服の見た目は薄い黒色のブルゾンに白色のTシャツで動きやすさ重視のジーンズだった。

「影将お前似合うじゃねえかよ」

藤峰は先までの服と比べてかなりカッコよくなった事を影将に伝えた。

「だけど気になるのはこのジーンズなんでポケットが脹脛の横にもついてるんだ?」

影将は邪魔にはならないけど何故マジックテープで止められているのか少し疑問を持っていた。

「その大きさのポケットなら色々入るし便利じゃないか」

藤峰の返答に確かにと納得した影将は町の入り口を見た、木製の鳥居のような入り口で上の部分にはようこそ始まりの町へと書かれていた。

「2週間は強制クエストに参加出来ない安全期間だからとりあえずこの世界に慣れてくれ」

「クエストには参加できるてことだな」

「一応な」

影将は藤峰から簡単な説明を受けて町に入ることにした。

「これからよろしくな」

影将が笑顔で言うと藤峰も笑顔で返す。

「こちらこそだ」

そして、ここから影将の異世界新生活が始まる。



アダティウムは誰もいない境内にいた、先ほどの戦いで壊れたはずの本殿や賽銭箱が戦う前の姿に戻っていた。

「まさかこの姿の中身を暴かれるとは思わなかった」

愉快そうに賽銭箱に座る。そして、虚空に向けて話す。

「拾ってきてしまったのかまあいい彼らに渡るように仕向けてくれ」

境内には誰もいないが気配はあった、そして、その気配から返事と質問が返ってきた。

「どっちがどっちに行くかは任せる」

その言葉を聞くと気配は消えアダティウムは来客を迎える準備し始めた。

「今日はついてる日だ、今度の奴も楽しませてくれるよな」



後日アダティウム全体にまた一人リベンジャーが負けて死んだ事が伝わった。

戦闘シーンを入れてみましたけど何かもっとこうするといいとかのアドバイスとか感想とか待ってます。

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