表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
迷宮踏破の前に。(挿絵有り)  作者: サーモン
第3章 みんなの装備を作ります。
49/171

ダブル

 朝食前に俺の防具が届いた。


 そのために昨日迷宮でスリーサイズを測っていたのだが……。


 なんだか寝ている間にパラダイスを経験した気がする。



「昨夜はどういうわけか、みなさん身体測定の夢を見たそうです」

 エヴァールボが妖艶(ようえん)に耳打ちをしてくる。


「ふ、不思議なこともあるものだな」

 耳打ちしてくる時だけ性格が違うとか……。何属性持ちだよ。



「昨日はご主人様とお酒を飲んで、お姫様だっこまでされちゃいました」

 頬に手を当てて赤い顔で揺れている。

 今日のギラーフはデレデレだな。


「今日も是非一緒に飲みましょ」

「私はどうせお酒を飲めないニャ」

 リズさん俺の右腕に八つ当たりをするのはやめて下さい。胸が苦しそうですよ。


「昨日みたいに酔い潰れるまで飲むと、いつか体を壊すぞ」

「ご主人様はお優しいですね」

 左腕に優しく抱きつくギラーフの目がキラキラしている。幻惑でもかかっているんじゃないのか?


 まだ少しお酒のにおいがする。二日酔いか……。


 飲んでいる最中は何でもなかったのに。

 ギラーフの二日酔いはデレデレになるのか。可愛いな。






――――――――――


 朝食の時に。

「明日は早朝に迷宮都市に向けて出発する。今日の夕方にはミーナ、エリス、キーリア、ウーリー、コーシェル、クラリーの転職作業を行う。明日は馬車の中で肉体改造に苦しんでくれ」

 経験者たちは笑っている。未経験者たちは不安がっている。


「山賊に襲われなければ、動けなくても無事に迷宮都市に着けるニャ~」

 それ絶対フラグだからな……。


「そこまで不安になるな。俺たちが付いている」

 みんなの顔が安心に変わった。


「今日は11階層を突破して12か、13階層を目指そう。もしかしたらいくつかガラス装備が作れるかもしれない」

※異世界のガラスです。透明な鉱石の総称でもあります。


「ガラスを防具で使うことはないので、50個あれば武器が12本ぐらいは作れますよ」

 今日だけで50個も集まるのか?


「どうしてガラスは防具に使われないんだ」


「え~っとそれは……」

 エヴァールボが言いにくそうだ。


「防具が透明ですと、服が見えちゃいます。汗でもかいたら……。ご主人様はエッチですね」

 耳打ちをしてくれた。


 みんなは事情がわかっていたようで、顔を赤くしている。


 どうやら俺は朝からセクハラ発言をしたようだ。透明なのは予想していたのだが、汗までは……。


 透明だから裏地に何かをつけるわけにもいかないので、防具としては実用性がない。

 武器として使う場合、刀身が透明だから対人戦では有利になる。しかし、その分メンテナンスが難しいそうだ。


「私はご主人様が望むならガラス防具でもいいですよ」

 ギラーフはまだ二日酔いか……。発言が危険だ。


「ギラーフは水を飲んで、早く二日酔いを治せ。あ、フローラ。アルコールを浄化してやれ」

 アルコールのにおいが消えていく。そしてすぐに赤面した。


「う……、思っていることが全部口に出ていました。恥ずかしくてもう生きていけません」

 今度はギラーフが涙目になった。あれは本音だったのか。本当は常時デレデレさんか。


「とても可愛かったぞ。もう我慢しなくてもいいから、もっと俺に甘えてくれ」

 ギラーフがビクッとなって、顔をさらに真っ赤にした。


「実は甘えん坊ですが、これからもよろしくお願いします」

 左腕に抱き付いて、とうとうダムが決壊した。どうやらだいぶ溜め込んでしまっていたようだ。


 ギラーフもこれからはもう少し甘えられるようになってくれるといいのだが……。


 なぜか、みんなから祝福の拍手が起こった。




 ギラーフは涙が止まると食堂から逃げて行った。まだ朝食を食べ終わっていないのに……。


 俺は自分の分を流し込んで、ギラーフの分を部屋まで運んだ。


「ギラーフ開けるぞ。ほら、持ってきたからきちんと食べろ」

「ご主人様が持ってきてくれるような気がしていました」


 そしてギラーフは口を開けて待っている。


 本当に甘えん坊になってしまった。


 でも花売りの少女として生活をしていたということは、小さい頃に親をなくして、甘えられる機会が少なかったのかもしれない。


 これは俺の家族全員に言えることかもしれないが……。


 ギラーフはみんなのお姉さんとして背伸びをしていた。そしてお酒を飲んだことで本音を漏らしてしまったということか。



 俺はギラーフの頭をなでてから、もう冷めているスープをふーふーしてから飲ませた。


 今度はパンをちぎってスープに浸して、柔らかくしてから食べさせる。


 ギラーフは俺の手を押さえて指ごと口の中に入れた。

 こいつもテンプレに走るのか……。


 ギラーフは指を開放すると『満足しました』といった感じで残りは自分で食べ始めた。

 俺はギラーフが食べている間、頭をなでてやる。



「我慢させて悪かったな」

 最後に軽く抱きしめてから、部屋を出ていった。




 部屋で新しい防具に着替えた。

 裏地に〈サルの毛皮〉を使っているから、金属を纏っている感じがしない。


、宿のロビーに行くと、すでにみんなが集まっていた。


「もう大丈夫です。ご迷惑をおかけしました」

 ギラーフの元気な顔がそこにはあった。


「みんな親をなくした境遇はあるだろうし、甘えたりなかった部分もあると思う。俺たちは家族だから無理せずに甘えてくれ」

 俺は1人1人の頭をゆっくりなでた。


 みんな気持ち良さそうに目を細めて、なで終わった後には名残惜しい顔をしていた。


「よし、それじゃ今日も迷宮に行くか」


「これからは毎朝みんなをなでて下さいね」

 エヴァールボが代表して言ってきた。


 みんなを見渡すと、期待を含んだ顔で頷いている。


 これからは毎朝の行事になるようだ。




 儀式に続いて腕に抱きつく人もジャンケン制になった。俺の意思はそこにはない。家族の絶対的多数で決まった。

『右腕』と『左腕』、『昼まで』と『昼以降』。

※『昼食』は今まで通りリズの()()()が続行される。


 リズもみんなの境遇を知っているので「仕方ないニャ」と言っていた。

 人数も増えたし、そろそろリズの独り占め期間は終了かな?


 昼までの右腕は『エヴァールボ』、左腕は『アンジェ』だ。


「クラリーさんの胸は大きいんですよ……ってみんなのサイズを知っていましたね」

 エヴァールボの耳打ちは絶対にわざとだ。


 アンジェとは手を繋いでいる。腕に抱きつくのは恥ずかしいらしい。

「旦那様、帰ったら何が食べたいですか、町でたくさん料理のお勉強をしましたよ」


 そうか……。みんな単純に甘えたいのではなくて、今まで直接話をする機会が少なかったのか……。


 俺はみんなの好みを知らない。個別に話をする機会は、露天風呂の時にしかなかった。そしてその時の俺は目のやり場に困っていて上の空だった気がする……。


 だからギラーフは『露天風呂』ってうるさかったのか? 普段はリズが常にくっついていたし……。


「アンジェが作ってみたい料理からでいいぞ」

 俺はゲテモノ以外なら嫌いな物はない。


「自由に作るので覚悟しておいて下さいね。必ず胃袋を掴んでみせます」

 後半はよく聞こえなかったな。何か不敵な笑みまで浮かんでいる。



 今日は朝から色々起こって、迷宮に入る前から疲れたな。



 アンジェはさっきからデレデレだ。彼氏とピクニックに行くから、手料理のお弁当を作る女の子みたいだ。

 たまに妄想の世界に行っているのか、急に顔を赤くして頭を左右に振っている。


「エヴァールボ、顔が痒いから1度腕を離してくれるか」

 腕を掴まれていると、動作が制限される。


「お昼までは、私がご主人様の『右腕』ですよ。エッチなことでも、何なりとお申し付けください」

 エヴァールボの耳打ちは絶好調だな。まだ朝だぞ?


「右頬が……」

 言い終わる前にエヴァールボが右頬を()()()

 ダメだこいつは……。至近距離だと暴走する。屈むんじゃなかった。


「もう治った。ありがとう」

「次はもっとすごい手でしたのに……残念です」

 ウィンク付きだ。炭鉱の町に来るまでは普通だったのに……。メモ紙の頃から素を出してきたのか?

 町を救う行動でフラグが立った可能性があるな……。ギラーフもあの頃から実は変だ……。


 迷宮都市にいた頃は『感謝』だったのが、『愛』に変わっている気がする。

※後書きで、主人公にデレている子は★、まだ未確認な子は☆表記になりました。





 迷宮11階層を進む。

 迷宮内の方が安全に感じる……。いや、気のせいだ……。迷宮内は危険だ。


 12階層の初物は[石サクランボ]

 これは俺に果樹園を営めってことか……?


[石蜘蛛]、[石ザル]、[石クラゲ]、[岩スライム]、[石サクランボ]。


 攻撃方法が遠距離だから危険だ。サクランボには種が1個しかないはずなのに複数回飛んでくる。

 同時に飛ばせる種が1個なだけか?


 サクランボ狩りでよく種飛ばしをやったな……。

 まさか逆に狙い打ちにされる日が来るとは思わなかったが。


「足を止めていると危ない。戦闘班じゃなくても絶対に気を抜くな」

 エヴァールボは俺の護衛をしてくれるようだ。『右腕』だからじゃないことを祈ろう。敵が増える……。


 遠距離には遠距離でいくか。

「石柱君、狙えたらサクランボを狙ってくれ」


 サクランボの実が1個(シングル)2個(ダブル)がいるな。




 そして俺はこの世界に来て初めて『再生』を見てしまった。



 再生能力がある敵か……。どうすればいいんだ?


「とりあえず石柱君はシングルを倒してくれ」





 そして救いの時間はやって来た。


 サクランボがダブルからシングルになった。




 どうやらサクランボは『石モード』と『ふさふさモード』じゃなくて、『シングル』と『ダブル』のようだ。


 まだダブルの攻略方法を見出せてはいない。




「これは実を同時に破壊するか、再生される前にもう1個を破壊するぐらいのタイミング技術がいりますね」

 ギラーフの考察は正しいと思う。


 1秒ぐらいまでなら、ずれていても大丈夫だろう。


「タイミングか……遠距離攻撃もあるから、先に倒したいんだが、今回は1個になるまで無理だったな」

 単体で残れば可能だろうが、団体戦なので他にもたくさんの敵がいる。

 オーガ君とオーガさんが同時に攻撃をすれば、倒せるだろうが。2人には岩スライムの破壊をしてもらっている。


「エヴァールボ、俺の護衛はいいからミーナとエリスの護衛をしてサクランボまで接近してくれ。ミーナとエリスは姉妹だからタイミングが取りやすいだろ。表面はリンゴの時と同じで石じゃない。ナイラのナイフを使って斬ってくれ」


「「わかりました」」


 職業がまだ〈村人〉の2人だが決して戦えない訳じゃない。


 俺は知っている。

 最近敵が強くなってきたから、自分の身は自分で守れるように、こっそりゴーレム先生の指導を受けていたことを。


 まだ始めたばかりだから、防御が甘いが、エヴァールボが付いていれば大丈夫だろう。




 俺たちは12階層で初めてダブルを倒せた。


――――――――――

 ドロップアイテム

・石サクランボ→サクランボの種×2個と16モール

――――――――――

 ダブルだったからな……。


 飛んできた種を受け止めたら〈サクランボの種〉になればいいのに……。


 モズラに渡すが首を左右に振る。


「これも庭に植えてみよう」

「はい、お世話がんばります」

 姉のミーナは元気に返事をしたが、妹のエリスは自分で倒せたことがまだ信じられないのか、返事どころではなかった。


「よくがんばったな」

 俺はミーナとエリスの頭をなでた。

 ミーナは満面の笑顔だったが、エリスは感極まって涙を流した。



 今日は涙率が高いな。



 エリスが泣き止むまで休憩をすることにした。


 努力が実って褒められた経験がなかったのだろう。


 俺は座ってエリスの頭をなで続けた。


 その間、リズは俺の背中によしかかっていた。俺もリズによしかかった。

※『よしかかる』は北海道の方言のようです。『よりかかる』です。今回だけはそのまま『よしかかる』でいこうと思います。他にも気が付いていない方言があるかもしれません。作中ですが、ご迷惑をおかけしております。




 エリスも復活したので、先に進もうと思う。




 次の部屋に入った瞬間、巨大な岩スライムがいた。

――――ステータス――――

 名前 緑野赤

 種族 人間

 性別 男

 素質 天才

 クラス 獣使い(村人)

 レベル 20(1)


 HP 240/240(+10)

 MP 0/0(+10)

 SP 430/430(+10)


 筋力 5(+12)

 体力 5(+3)

 素早さ 5(+6)

 かしこさ 5(+3)

 モンスターの友 120(+5)


 残りポイント 0

――――――――――

 クラス特性

・モンスターをテイムできる。

・獣系のモンスターのテイム確率上昇、また獣系のモンスターの能力上昇(上昇率はレベル依存)。

――――――――――

 称号 ※章の最後に記載

――――――――――

 装備 ※武器/盾/服/アクセサリー

・鋼の剣/丸鉄の盾/鋼の軽装鎧+1/なし

――――――――――

 所持金

・12万9922モール

――――――――――

 テイムモンスター ※名前(性別/素質/レベル)

・パンダ(♂/良い/20)

 武器:鉛竹槍+1

・ジャイアントサソリ(♀/良い/19)

 武器:銅球

・オーガ(♂/普通/19)

 武器:鉛のハンマー+1

――――――――――



――――――――――

 奴隷 ※名前(種族/性別/素質/クラス/レベル)

★リズール(ネコ族(ラグドール種)/♀/普通/魔法使い/19)

 魔導の杖/なし/軽装の鎧/お守りのリボン

・ゴーレム(♂/普通/19)

 武器:鉛のメリケンサック+1

・ブルースライム(♀/良い/19)

 武器:鋼のキバ+1

 従属:ミニスライム(子供)×8匹


★ギラーフ(リス族(シマリス種)/♀/普通/盗賊/19)

 鋼の刀+1/丸鉄の盾/軽装の鎧/なし

・石アント(♂/普通/15)

 武器:鋼の槍+1

・石ウリボー(♂/普通/12)

 武器:なし


☆モズラ(ヒツジ族(サウスダウン種)/♀/普通/錬金術師/19)

 自動装填ハンドボウ(SP使用)/なし/軽装の鎧/なし


☆ビエリアル(レッサーパンダ族(レッサーパンダ種)/♀/普通/聖職者/19)

 聖導の杖/なし/軽装の鎧/なし

・オーガ(♀/普通/18)

 武器:鉛のハンマー+1

・ハムスター(♂/普通/18)

 武器:鋼のキバ+1


★エヴァールボ(ハリネズミ族(パイド種)/♀/大器晩成/鍛冶師(ハリネズミ)/13(13))

 鋼の大剣+1/鋼の盾/鉄の鎧/なし

――――――――――



――――――――――

 同居人

☆ミーナ(人間/女/良い/村人/14)

 短剣/木の盾/皮の服/なし

・石タートル(♀/良い/11)

 武器:なし


☆エリス(人間/女/普通/村人/14)

 短剣/木の盾/皮の服/なし

・石ビートル(♂/普通/11)

 武器:なし


★アンジェ(人間/女/普通/料理人/14)

 鋼の包丁+1/丸鉄の盾/軽装の鎧/なし

・魔法使い(土)(♀/普通/14)

 武器:鉄のステッキ


★フローラ(ユニコーン族/♀/普通/神聖術師(ユニコーン)/13(14))

 鉄のステッキ/なし/軽装の鎧/なし


☆キーリア(サル族(リスザル種)/♀/普通/村人/14)

 短剣/木の盾/皮の服/なし

・フェアリー(♀/普通/14)

 武器:鉄のステッキ


★リアラ(オオカミ族(ツンドラオオカミ種)/♀/普通/氷結術師(ツンドラオオカミ)/13(14))

 鉄のステッキ/なし/軽装の鎧/なし


★ナイラ(オオカミ族(ツンドラオオカミ種)/♀/普通/氷狼(ツンドラオオカミ)/13(14))

 鋼の剣+1と鋼のナイフ+1×10本/丸鉄の盾/軽装の鎧/なし


☆ウーリー(ウサギ族(ホーランド・ロップ種)/♀/普通/村人/13)

 短剣/木の盾/皮の服/なし

・石柱(♂/普通/15)

 武器:鋼の槍+1(投擲用)


☆コーシェル(タヌキ族(エゾタヌキ種)/♀/普通/村人/14)

 忍刀/木の盾/皮の服/なし

・ゴーレム(♀/普通/14)

 武器:鉛のメリケンサック+1

 防具:鉛板の鎧+1


☆クラリー(ドワーフ族/♀/良い/村人/10)

 鋼の斧/なし/皮の服/なし

・石ザル(♂/普通/11)

 武器:なし


☆スオレ(イタチ族(アンゴラフェレット種)/♀/普通/村人(アンゴラフェレット)/1(1))


☆リオーニス(イタチ族(アンゴラフェレット種)/♀/普通/村人(アンゴラフェレット)/1(1))


☆ケーレル(マングース族(ミーアキャット種)/♀/普通/村人(ミーアキャット)/1(1))


☆ノルターニ(鳥族(コウノトリ種)/♀/普通/村人(コウノトリ)/1(1))

――――――――――

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ