表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
迷宮踏破の前に。(挿絵有り)  作者: サーモン
第3章 みんなの装備を作ります。
48/171

身体測定(パラダイス版)

 卑猥な表現がありますので、苦手な方は飛ばして下さい。

 俺の前には服を脱いだ女の子が並ぶ。


 エヴァールボがこっそり耳打ちをしてくる。

「鎧のサイズを決めるためなので、本当は服の上から測る予定だったのですが……」

 頬に手を当てて「困りましたね~」


 やっぱりそんなオチだったのか……。




 でも現実は俺にとってパラダイスになってしまった。


 さすがリズさん。君が脱いだからみんなが脱ぐものだと思っちゃったんですよ。


「それに正面から測らなくても背中からで良かったんですが……」


 俺も絶対に胸を見る必要はない気がする……。


「それではこれで測って下さい。この際だから触ってもいいですよ。きっと誰も嫌がりませんから」

 エヴァールボの息が耳に触れるたびにドキッとする。内容も恐ろしい。


「私が一番ニャ~」


 いつも一緒に寝ているし、シャワーでは俺が洗っているのに、顔を赤くしてもじもじしていると別人のようだ。


 俺がリズを、主に胸を見ていると。


「ほら、ここを触って測るニャ~」


 俺の手はリズの胸に沈んだ。


 なぜかギャラリーが楽しそうだ。


「それじゃ測るな……」


 俺は煩悩を捨てる努力をしながら、1人ずつ確認していく。




 まさかクラリーまで脱ぐとは……。


「みんなが脱いでいるのに、私だけ脱がないわけにはいきません。もう旦那様に嫁いだようなものです。必要なくなれば商館に売られるのでしょ」


 クラリーはツンデレさんだった。



 そして最後はエヴァールボだ。なぜ?


「みんなの視線には勝てません。どうぞ。煮るなり焼くなりして下さい」

 エヴァールボの耳打ちの中で、これが今日一番ドキッとした。


 お言葉に甘えて確認する。


 終わってからさらに耳打ちされた。

「私のはあとで自分で測っておきますね」


 エヴァールボさん、ごめんなさい。測るのを忘れていました。


「最後にご主人様のを測るニャ~」


 まだみんな服を着ていないから、視界が大変なことになっている。

 やばい……。このままじゃ立ち上がれないぞ。




「男の子は座って測ってあげましょうね」

 エヴァールボ様は女神でした。


 これからもう1戦するのに、みんな顔が赤い……。俺もかなりやばい……。




 みんなが服を着たので、ウリボー君を含めたテイムモンスターを開放した。

※隔離していました。




「それじゃ最後に1戦してから帰るぞ」

 みんなが頷いたので移動する。



【称号:蜘蛛の友(蜘蛛の巣耐性(小))を取得しました】

 ごめんなさい。どうやってテイムしたのか全然覚えていないです。


 そしてギラーフに蜘蛛をモンスター屋に売ってきてもらった。爬虫類はちょっと……。




 俺はその間に宿でリズのお世話になっていた。

「ご主人様も仕方ないですニャ~」






 そして夜……。エヴァールボの耳打ちが今日一番を更新した。




「今日の下着は各自で洗うことになりました。いつもの3倍です。今日の夜は足りない人がいるかもしれませんね」



 エヴァールボ様は小悪魔でした。

 もちろん夢です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ