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迷宮踏破の前に。(挿絵有り)  作者: サーモン
第2章 少女たちを雇います。
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トレイン

 モズラの朝は早い。

 みんなの食事を作らなくてはならないのだ。


 いつもと違って、柔らかい布団は逆に疲れたと食事の時に言っていた。


 今日は初日だから俺も一緒に食事を作る。


 まだ調味料がそろっていないので、難しい物は作れない。


 今日の朝は簡単にベーコンエッグとスープと硬いパンだ。


 日本人の感覚で硬いパンなだけで、この世界では標準よりやややわらかい。


 ご飯が食べたいが炊飯する準備もお米も買っていなかった。


 1日で全部がそろうわけがない。少しずつ充実していけばいいか……。


 気が付いた物から充実させていくとすると、まずは食事周りだな。


 少女たちの痩せている体を何とかしなくては……。





 食事の後で昨日ギラーフが言ったことを、みんなに聞いてみた。


 一夜明けてもギラーフの意見は変わらなかった。


 そして他の3人も命ある限り恩返しをすると言ってくれた。

 一宿一飯の恩ってところか……?


 本当に命の危険があるのだが……。



 俺もリズもそこまで戦闘技術があるわけじゃない。


 それでも生きてこられたのはテイムモンスターのおかげだ。


 単純にテイムモンスターを1体従えてくれるだけで、戦力アップには繋がる世界だ。


 だが、レベルの低いうちはどうしても危険が伴う。



 リズの時はパンダ様のモンスターを飛ばす方向が悪かった。

 あの時は守る相手が1人だったので助かった。


 4人同時に守るのはさすがに無理だ。



 そこでゴーレム隊長改め、ゴーレム先生を相手に木刀で特訓してもらうことにする。

 木刀は納屋にあったものを使った。


 ゴーレム先生にはレベル1の物理攻撃などノーダメージだからいくらでも攻撃できる。




 特訓から1時間ぐらいですでに動きが変わっていた。


 この世界の住人だからか、獣人だからか、両方だからか、成長が早い。


 モンスターを倒したわけじゃないからレベルは1のままだ。


 悔しいが戦闘センスが俺やリズとは違うようだ。モズラとビエリアルは俺たち側だった。


 ギラーフはすでにヒットアンドアウェイでゴーレム先生の攻撃を避けている。

 ゴーレム先生は練習だから手を抜いているのは確かだが……。


 エヴァールボは木刀で攻撃をうまくいなしている。




 2、3日特訓させて諦めさせるつもりだったが、本格的に防具の準備を始めた方が良さそうだ……。


 休憩と食材の調達のついでに装備を買う。


 テイマー頼りの俺とリズとは違い、戦闘センスのある2人も〈皮の服〉でいいのか疑問ではあるが……。


 防具屋で〈皮の服〉を4つ購入。〈木の盾〉を3つ購入。(リズのあまりが1つある)


 サイズ調整はいらなかったので、その場で装備させた。


 武器屋で〈短剣〉を3つ購入。(リズのあまりが1つある)



 食材にお米を、ついでに調味料を見える範囲で必要そうなのも購入した。


 テイムモンスターのエサもエサ専門店に予約する。




 明日は迷宮に行かないとお金がなくなる。




 午後からの特訓の前に出店でお約束の〈肉の串焼き〉を1本ずつ食べた。

 〈肉の串焼き〉をチョイスした時点で、リズは頬を膨らませた。


 その割には幸せそうな顔で食べている。

 きっとさっきのは被害妄想だな……。




 午後からもゴーレム先生が大活躍です。


 短剣になっても傷が付きません。

 でも短剣が刃こぼれするので、特訓は木刀でお願いした。



 俺は夕食の準備をしながら、リズの頭をなでる。


 2人の時間が減ってリズも寂しいようだ。

 2人しかいない時はところ構わずスリスリしてくる。

 まさか発情してないよね?


 水を飲みに戻ってきた音で、あたふたしたのはご愛嬌ということで。




 夕食の時、俺とリズを見かねて……。

 「私たちに構わず仲良くしていいですよ」


 ギラーフに爆弾を落とされた。



 リズと2人で苦笑いをするしかなかった。


 ギラーフは花を売りに来た時に、リズが俺の膝の上で丸くなっていたのを見ているからな……。




 もうガマンはいらないだろうということで、2人でお風呂に入った。


 2人でお風呂に入ったのはリズを買った初日以来だ。

 リズも遠慮してストレスが溜まっていたようだ。


 のんびりお風呂に入って疲れをとる。





 寝る前に宣言しておいた。

 「明日、朝食後にパーティを組んで6階層に行く。もちろんレベル的に危ないので、一切攻撃に参加しなくてもいい」

 まずはレベリングだ。




 今夜のリズは仲間を思う顔をしていた。


 「明日はあの子たちのためによろしくお願いしますニャ~」

 俺もそれはわかっていた。


 マンドレイクさえ封殺すれば、遠距離攻撃がない以上。安全な階層だと思う。

 つまり、リズ次第だ。


 「やれるだけのことはやるさ。一緒に導いてあげよう」

 「はいニャ~」


 俺はストレスの溜まったリズの精神をリラックスさせるためになで回した。

 スリスリしてくるリズはとてもかわいい。

 発情してた時みたいにしっぽが巻きついてくる。


 不安なんだろうな……。俺も同じだ。





 翌朝、少女たちはあまり食欲がなかった。


 俺とリズは食べなかったら迷宮できついのがわかっているからとにかく食べた。


 少女たちには無理してでも食べさせた。吐いてでも食べさせないと迷宮ではいつ死ぬかわからないのだ。

 逃げる体力も必要になる。



 そして少女たちにとって初めての迷宮へ。


 朝の6階層は混まない。


 正確な正規ルートはわからないが、正規ルートじゃない方向はわかる。


 今回はレベリングとお金稼ぎだから、6階層をうろつく。





 スタートの狼煙はリズの華々しい魔法からだ。


 オーガ君がエスカルゴを難なく破壊する。

 パンダ様がクックーを瞬殺していく。

 ゴーレム先生が回転突撃でオーガを蹂躙していく。



 俺は……。不測の事態に警戒をするという名目なだけで、すごい役立たずだ……。


 みんなが優秀すぎてすることがないんだよ。




 少女たちにとって初めての戦闘を終えると、やっと落ち着いてきたようだ。


 ドロップを拾いながら、質問に答えていく。


 マンドレイクを魔法で攻撃している理由。

 オーガ君がエスカルゴを攻撃している理由。


 などなど、どんな作戦で迷宮を探索しているのか。




 団体戦を何度もこなしながら戦術の基礎を教えていく。

 このあたりは俺の仕事だ。



 少女たちのイメージでは迷宮は正規ルート以外は通らない、正規ルートがわからない前線の人たちは仕方なく団体戦をするのだとか。



 俺たちは最初から団体戦をするために迷宮に来ている。


 他のパーティも戦力的にはきっと団体戦で勝てるはずなのだが……。


 と思って残りのオーガを倒すのを見守っている時に事件は起きた。

 部屋の前方から男が1人血相を変えて入ってくる。





 これはやばいな……。


 こちらの戦闘はまだ完全に終わってはいない。



 「念のため〈脱出アイテム〉を起動する。ギラーフはこれを起動して、その場にとどまっておいてくれ」

 脱出まで残り60秒。



 まずは状況確認から、マンドレイクが7体か……。多いな……。おそらくは幻惑にかかってパーティが崩れたパターンか?


 「リズ、急いでマンドレイクを処理してくれ。多少の誤爆は仕方ない。今日はこれでMPが切れても構わない」

 「はいですニャ~、どんどんいくニャ~」


 「パンダ様は向こうの敵の集団に向けてそこに残っているオーガを打ち出してくれ、ゴーレム先生は一気に回転突撃で奇襲、オーガ君は今そこにいるオーガの処理だ」

 一気に戦線に指示を飛ばす。




 男がこちらに走ってくるまで20秒ぐらいはかかるだろう。


 果たして、敵か味方か……。味方じゃなくても、無害であればいい……。




 敵を引き連れて他のパーティにモンスターをなすりつけようとしている。

 ネットゲーム用語で〈トレイン〉と言われる行為だ。


 もちろん禁止されている行為だが、生死の境にあった場合はどうだろうか……。

 自分の命と他人の命を天秤にかけた場合に導き出される答えは単純だ。



 関わりたくはなかったが、対処が遅れるとこちらまで被害がでる。






 そして俺たちの戦力は素晴らしかった。



 懸念は、いつもより2大スターの距離が近いことだ。


 「リズ、すまないが、急げ、パンダ様とゴーレム先生が幻惑にかかっていそうだ。同士討ちを避けたい」

 「う~」


 魔法の再使用時間がある以上は、連続で撃てないのだろう。初級魔法なんだがな……。

 ここまで15秒。ギラーフたちの脱出まで残り45秒。


 すぐそこに男がいるな……。


 「すまない。パーティがモンスターの群れに襲われて全滅した」


 念のためステータス表示をするが〈人殺し〉ではなかった。

 トレインで人を殺すと称号はどうなるんだろうか……。一応は警戒をしておくか。


 「何人パーティでここからどのくらいの距離がある」

 「5人パーティで隣の部屋だ」


 「まずはこの戦闘が終わらないことにはどうしようもないな、ギラーフたちは先に家に戻っておいてくれ。この男の用事が終わったら俺たちもすぐに帰る」

 「わかりました」


 「隣の部屋はもっと敵が多いのか」

 「いや、たぶん全部が付いてきてると思う」

 全滅したと言っていたし、生き残りは期待できないか……?



 残り30秒……。せめてギラーフたちがこの場にいなければ、何があっても対処はできるんだが……。この男の情報が足りなすぎる。


 「マンドレイクは全部倒したニャ~、続いて近い敵から倒すニャ~」

 「オーガ君はリズと一緒に近い敵から順番に倒してくれ、スライム軍団は時間がおしい、ドロップアイテムの回収を手伝ってくれ」



 残り15秒。



 「先に戻っています。お気をつけて下さい」

 「あぁ、わかった……」


 そしてようやく残り0秒→ギラーフたちの脱出が完了する。





 「とりあえずこれで一安心か」


 ドロップを回収しながら、戦況は……残すはオーガのみか。こちらの被害は……ないな。



 「ドロップを回収し終わったら、急いで隣の部屋に行くぞ、リズはマンドレイクがいた場合に優先的に倒せ」

 「わかったニャ~」




 「連戦になるかもしれないが、みんな踏ん張ってくれ」




 隣の部屋に着くと……。








 6階層に徘徊している階層ボスがいた。








 5階層や10階層のように固定部屋にいるのではなく、どこの部屋にでも出没する可能性があるボスだ。



 今回の階層ボスはジャイアントオーガ。

 できれば、ジャイアントエスカルゴが良かった。



 階層ボスはその階層に出てくるモンスターのジャイアント版。

 5階層のボスだったパンダが例外だと思いたい……。



 ジャイアントオーガは通常のオーガの約2倍の大きさ。

 4mはあるか? もうすぐ天井だな……。



 だが、階層ボスも今回は相手が悪かった。



 取り巻きがいたらきつかっただろうが、階層ボスが単品なら2大スターの敵じゃない。



 「被害を出したくないからパンダ様とゴーレム先生で倒してくれ、他は待機でいい」



 指示を出してから男に確認する。


 「死体はどうするんだ? 俺たちは死体の発見者だから持ち物を回収する権利があるんだが」

 「貴族様のご遺体だけこちらで回収させて下さい。遺体の服の代金は後日冒険者ギルドに渡しておきます、それ以外は規則通りで構いません」


 この世界の死体は宝の山なので、発見者の総取りになる。


 早い段階で死体を回収できないと、装備品やアイテムはモンスターによってバラバラに散らばる。


 その散らばった装備やアイテムは、総称して宝箱と呼ばれている。



 荷物が多くなるならギラーフたちを帰すんじゃなかったな……。


 かなり高い確率で危険があったんだから仕方ないが。


 荷物運びだけならスライム軍団がいるか……。



 かなりいい装備もあるようだ。


 黙祷してから、リズと2人で剥ぎ取り作業を行った。

 もちろん鎧の下の服は剥ぎ取らない。そこは礼儀だ。





 回収し終わった後に気が付く……。








 貴族の顔に見覚えがあった……。






 この世界にきてから知り合った貴族は、たった1人だ。

 この迷宮都市まで同行させてくれたドジッ子メイド好きのあの貴族だ……。






 慌ててもう一度死体を確認する。

 死体の中にドジッ子メイドは……。





 ……。





 …………。





 いなかった。





 男の死体が4体。間違いない。

 さっきこの男も5人パーティと言った。


 俺はドジッ子メイドがこの場にいなかったことを、これほど安堵するとは思わなかった……。



 特に好きではなかったが、あのメイドを選んでいなければ、迷宮都市に来るのはかなり先になっていたし、そもそもパンダ様すら買えなかった。

 心の中ではメイドに感謝はしていた。



 気持ちが落ち込んでいて、2大スターがボスを倒したことに全然気が付かなかった……。


 「ご主人様大丈夫かニャ? 顔色がとても悪いニャ」

 「あ、あぁ、とりあえず今日は家に帰ろう」


 全部の回収が終わったところで、男にあいさつをした。


 〈脱出アイテム〉を起動する。



 60秒がとても長く感じた。


 ――――――――――

 今回の戦利品

 ・鋼の剣→将来エヴァールボが装備。

 ・鋼の盾→将来エヴァールボが装備。

 ・鋼の斧→オーガ君が装備。

 ・魔導の杖→リズが装備。

 ・聖導の杖→将来ビエリアルが装備。

 ・貴族の所持金(2000モール程度)

 ・脱出アイテム(2つ)

 ・薬系多数

 ――――――――――

 ※鎧とアクセサリーは全滅。






 家に帰ってもなんだか我が身のように恐怖を感じた。


 そこまで思い入れがあった相手ではなかったが、それでも知り合いの死はきつかった。


 部屋でそんなことを考えていると。

 リズが水を持ってきてくれた。


 ひとくち飲んでからリズをベッドに抱き寄せた。

 リズは体の力を抜いて、俺に身をゆだねてくれた。


 リズの甘いにおいが心地いい。


 いつもは俺がリズをなでているのに、今日は逆になでられた。


 気持ちが落ち着いて、どうやらいつの間にか寝ていたようだ。






 ――――――――――


 リズは俺が起きるまで、抱きしめていてくれた。


 「もうすぐ夕食ニャ~」

 「わかった、食事にしよう」


 食事が終わってから、今回の事の顛末を説明した。


 もちろん、俺がこの世界の住人ではないことは隠した……。




 最初にメイドと旅をしていたと説明したところで、まずリズの頬が膨れた。


 仕方ないので、リズは奴隷商のところでとても可愛かったと誇張しておいた。



 今では上機嫌だ。ちょろインめ。


 お風呂のサービスもいつもの2割増しか?


 ベッドでは何もなかった。

 さっきリズは俺のために抱きしめてくれて疲れていたようだ。


 今度は俺がリズのために抱きしめる番だ。


 頭をなでてやるとリズの寝顔はフニャ~っとにやける。


 俺はそんなリズから出てくる甘いにおいに誘われて眠りについた。









 この時の俺は重大なことを忘れていた……。








 ドジッ子メイドはモンスター枠だから、死ぬと1分後にカード化されることを…………。

 ――――ステータス――――

 名前 緑野赤

 種族 人間

 性別 男

 素質 天才

 クラス 獣使い

 レベル 17


 HP 210/210

 MP 0/0

 SP 370/370


 筋力 5

 体力 5

 素早さ 5

 かしこさ 5

 モンスターの友 105


 残りポイント 0

 ――――――――――

 クラス特性

 ・モンスターをテイムできる。

 ・獣系のモンスターのテイム確率上昇、また獣系のモンスターの能力上昇(上昇率はレベル依存)。

 ――――――――――

 称号

 ・スライムの友(衝撃耐性(小))

 ・マンドレイクの友(幻惑耐性)

 ・ネコ族の友(暗闇耐性)

 ――――――――――

 装備

 ・細剣

 ・木の盾

 ・皮の服

 ――――――――――

 所持金

 ・4万0003モール

 ――――――――――

 テイムモンスター ※名前(性別/素質/レベル)

 ・パンダ(♂/良い/17)

 武器:鉄竹(攻撃力+20)


 ・ブルースライム(♀/良い/14)

 武器:鉄のキバ(攻撃力+15)

 従属:ミニスライム(子供)×8匹


 ・オーガ(♂/普通/13)

 武器:鋼の斧(攻撃力+35)

 ――――――――――



 ――――――――――

 奴隷 ※名前(種族/性別/素質/クラス/レベル)

 装備 ※武器/盾/服/アクセサリー

 ・リズール(ネコ族(ラグドール種)/♀/普通/魔法使い/9)

 ・魔導の杖/なし/皮の服/お守りのリボン

 ――――――――――

 テイムモンスター ※名前(性別/素質/レベル)

 ・ゴーレム(♂/普通/12)

 武器:なし

 ――――――――――



 ――――――――――

 同居人 ※名前(種族/性別/素質/クラス/レベル)

 装備 ※武器/盾/服/アクセサリー

 ・ギラーフ(リス族(シマリス種)/♀/普通/村人/4)

 ・短剣/木の盾/皮の服/なし


 ・モズラ(ヒツジ族(サウスダウン種)/♀/普通/村人/4)

 ・短剣/木の盾/皮の服/なし


 ・ビエリアル(レッサーパンダ族(レッサーパンダ種)/♀/普通/村人/4)

 ・短剣/木の盾/皮の服/なし


 ・エヴァールボ(ハリネズミ族(パイド種)/♀/大器晩成/村人/2)

 ・短剣/木の盾/皮の服/なし

 ――――――――――

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