表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
迷宮踏破の前に。(挿絵有り)  作者: サーモン
第5章 隣の国を救います。
109/171

幕間:フローラのお仕事(フローラ視点)

 家族が冒険者ギルドに(おもむ)く前夜。

「フローラ、すまないが暗いうちに少しずつでいいから、塩分の浄化を頼む。護衛のためにリアラとナイラを付ける」

「わかりました」

 旦那様から密命を頂きました。

『浄化』これは神が私に授けた力。そしてこの仕事を成功させれば、この国の苦しむ民が救われ、アキリーナさんの家族まで助けることができる。


「まずは、一回の範囲を確認して、土地を範囲毎に分割して、効率よく浄化をしていきましょう」

 スキルのLvが上がるというのはすごいです。最初の頃はターゲットにしたモンスターのみを浄化するのが精々でしたが、今では範囲で浄化ができるようになりました。Lvが上がるごとに範囲が広がるようですから、この仕事が終わった頃には、さらに広がっているかもしれません。


 浄化の魔法は淡い白色の光を発生させるので、夜だと少し目立ちます。顔がバレて、身元がバレると家族と一緒にいられなくなってしまいます。

「リアラさん、ナイラさん。人が来たら教えて下さい」

「「はい」」

 私よりも目も鼻も耳もよく効く二人が確認して下されば、浄化に集中ができます。


 キーリアさんが作業している土地周辺から広げて行きましょう。

 一時間、二時間と極力MP回復水を使わないように自然回復で浄化を進めていきます。

「人が来ます」

 リアラが静かに報告してきました。

 どうやら国を巡回している衛兵のようです。犬族は鼻が聞くので不安ですが、こちらが風下なので大丈夫でしょう。


 朝方近くまで頑張って、外壁の内側は全て浄化が終わりました。

 浄化の光ですがスキルLvが上がった事で、キャンセルできるようになりました。キャンセルしている方がMPを抑えられるという……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ