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詩集

ラジオジョーク

作者: 蒼山詩乃

疑心暗鬼が今日も始まった


君が始めた伝言ゲーム それは何もないことで

私の目が見えることが出来れば 胸を痛めないで済んだのかな

人の流れは無情に早くて 置いて行かれる人は生きていけない

耳を塞いでいれば今日は 何も苦しまないよ


世界は情報で満ち足りて 今日もまた新たなエネミーを産む

そんなんじゃ疲れちゃうよ もう討伐回数1000は超えちゃって

倒した回数分だけ変われるなんて大間違い

逆にエネミー倒された分だけレベルアップしているんだ


意外と世間は狭くて 噂・虚言・妄想吐き出す

ラジオの放送はノイズ 意味無い証言 思いの外寝られないや

少しずつ見えなくなる境界線 盲目的な快楽者

ゆっくりと進行している飴玉シンドローム


ころころ転がす宝石商 大事なものはちゃんとパンドラボックスに

安い宝石で客は素直に喜んでくれるもんだ

ほら? もっとあげましょうか こんなものでよければ

死んでしまうエンドロールを 迎えるべきだろう君は


満たされない自己愛と他人愛を 教えてください

信じられるなんて嘘で それしか防衛線引けないの

理屈こねたダメ人間には 生きていける資格があって

それが私にもあることを 証明なんてできないよ


ゴミと数えられる真実ゲーム それは終わりを意味して

イミテーションを飾る事実 過剰反応で過ぎればいいのに

君の歩数も無情に早くて 置いていかれた私は生きていけず

耳を塞いでいたって今日も 苦しむ毎日だ


自分は感情に満たされず 今日もまた自傷癖を引き起こした

そんなんじゃ疲れちゃうよ また私に対する討伐回数増えてる

倒した回数分だけで変われたらどんなに幸せだよ

どんどん深みにはまって抜け出してレベルアップだ


意外と世界は脆くて ちょっとした愛情だって崩壊してしまう

ラジオ放送はまだノイズ 意味無い変革 もう興味なくしてしまった

少しずつ無くなる境界線 妄想主義者の思考

ゆっくりと進行している依存シンドローム


ころころ失くす貧乏人 大事なものはちゃんと切り取って選んで

偉いね褒美に与えてあげましょう君の最期を

ほら? もう邪魔者はいなくなった こんなものでよくて

死んでしまったグッドエンドを 迎えるのは私ね


作られた虚像の繁栄をどうか 教えてください

信じられるを嘘だと 決め付けるのはなぜか

心臓を捧げた彼には 幸福理論を得る資格があって

それが私にもあることを 証明が出来たらいいな


そんな最初で最後のジョークとともに堕ちて

僕も最近おえおえおー状態。ガチで。

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