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八話。

 そういやこいつ中二な病が発祥している残念な奴だったな。


「おお!!!そうか!!!

 ありがとう、勇者よ!!!!」

「ハハハハハ!!!

 この俺に任せろ!!!」

 神様とやらもこいつの扱い方が分かったのか

「それでは早速…」

「ハハハ」

 笑い声は途中でさえぎられた。

 てか消えた。

 召喚されたのだろう。

 てか、現実味が無い。

 夢なんじゃないかとも思う。

 夢だったら良いのにね~

 そういえば…

「俺が召喚されるってマジ?」

「マジマジ。大マジである」

 …。

 これは夢だ。

 いや、今日という日が偽者だな。

 実をいうとドッキリだったとか?

 運悪く、くじ引きとかで俺になったのかもしれないな。

 うん。

 そうだ、そうに違いない、そうだと言って欲しい。

 つか、言え。

「へえ~。じゃあ、柿ヶ島君はどこの国なの?」

「ああっと…少し待て。

 …………………………………………でた。

 アメジスト王国らしい」

「…」

 間さん!!

 聞いたところで分かりません!!

「一緒にはできないの?」

「…!」

 俺、感動。

 そんなことを考えていたとは…

 た、たしかに神藤(笑)と駆け落ちしたなんて事実は無かったことだし…

 俺にチャンスはある…?

 ええい!!神よ!!

 そのぐらいできるだろう!!

「残念だが、無理だ。

 同じ国には一人ずつしか召喚できん」

「そう…なんだ…」

「……仕方が無い…か」

 まあ、こうなるよな。

 てか、これ絶対夢じゃないよな。

 そしてドッキリでも…ないはず。

 ここまで凝った事高校生が…できないよな?

 いや、でも大人が協力すればでき…無いじゃん。

 神藤のあれはどう説明するんだよ。

 パッと消えたぞ。

 なんの拍子も無く消えたぞ。

 やっぱりこれは…

 さ、さて…

 今日の夕飯は何にしようかな~?(現実逃避)

「それでは間 沙耶。

 君をジェイド帝国へと送ろう」

「嫌」

「拒否権は…無い!」

「はい?」

 このくそ親父が無いといい終えた直後、消えた。

 なんの拍子も無く消えた。

 ……あははは~

 明日はナニシヨウカナ~

「ふう…それで柿ヶ島 康助君。

 君の事なんだが…」


「これは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だコレハユメダ?」


「戻れ!!!!!」

「ハッ!!!俺はいったい何を?」

「それで君の事なんだが…」

「これは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢」

「ループだと!?」

 このまま終わってくれないだろうか…?

 マジで嫌だ。

 やめて欲しい。

 面倒くさい。

「そんなことよりどうにかならねえのか?ああん?」

「そんなに睨まれてもどうにも…痛い!!

 間接が軋んでいる!!!」

「なんとかならねえのか?ああ!?」

「ストップ!!ストップ!!

 説明だけでもさせてくれ!!

 腕の関節が外れる!!」

 …

 とりあえず間接技を解いてやる。

「きりきり話せ」

「そんなに睨むな。

 ええと、君の事なんだが…

 勇者としては召喚されないのだ」

「え?」

 この状況で勇者じゃないとか…

 まさかの魔王ルート?

「とは言ったものの魔王として召喚されるわけでもなくてな…」

「じゃあ、なんなんだよ」

「ええ…その…」

「きりきり話せ」

「その…。

 失敗なのだ」

「失敗?」

「ああ。

 神を呼び出そうとして失敗。

 結果、君が呼び出される」

「神って…お前?」

「いや、また別の神で…戦女神だ」

「戦女神ねえ」

「ああ。

 そして君なんだが…

 呼び出される場所は森なのだ」

「は?」

 もり?

 杜?いや銛か?

 ……森ですね分かります。

「失敗し、関係の無い場所に呼び出される」

「わーなにそれー」

 神様呼び出そうとして失敗。

 俺、召喚。

 しかし、失敗なので適当なところに召喚。

 そいつら殴りにいってもいいだろうか?

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