三十話
「旅の理由消えたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
森に入ってから絶叫した。
絶叫して、
絶望した。
「すぅ…」
俺がコレだけ叫んでもフリージアはのん気に寝ていた。
「ふう…」
てか、なんで?なんで聖居るの?あいつまで召喚されてるとか聞いてないし。てかこの分だと俺のいた町から召喚されているんじゃねえのか?あ?じゃあもしかしてもしかしなくても俺の知り合いがまだ居る可能性があるのか?ああ!?いやまて落ち着け俺。そんな偶然は流石にないだろう。あってたまるか。俺の町だけでどれだけの人間居ると思っているんだ。その中から俺の知り合いばかりが…来そうで怖いなもう!あいつとかあいつとかあいつとか…あの俺の知り合いの超人たちが来る可能性は高いよ!
「いや、落ち着こう」
まず、ぎぃちはんザ絵ぢのか?
まて、落ち着け俺。
「ふうぅぅぅぅぅぅうぅぅぅぅぅ」
よし、落ち着いた。
まず、何故、ヒジリが、居るのか。
これはどうでもいい、置いておこう。
「なぜ、ヒジリと間さんが結婚するのか、だ」
考えられる選択肢は…
1・実は両思いだった。
2・どちらかの片思い
3・国の策略
4・実は嘘です
このぐらいか…
俺の直感が2といっているが置いておこう。
まず、1だ。
1はありえない…とは言い切れない。
間さんの好きな人がヒジリでヒジリは雛に愛想つかして間さんのことを…
2は1のどちらかだけのパターンだな。俺の感では間さんの方だな。
もともと好きな人が居るという噂があったし、ヒジリは想像付かん。
3は普通に考えればいい番ありそうだが…
4であってほしい。
これが結論だな。
「はあ…」
じゃあ、俺は何しに行くんだ?
結婚式に出席?
結婚式を妨害?
とりあえず行って確認しよう。
あの話が本当なのかどうか。
「別の話題に変えよう」
今後の…何年後単位での話し。
ちなみに選択肢は3つ。
1・どこかで家を買って定住。
2・放浪。
3・どこかで住み込みで働く。
今のところの選択は2。
次に1。最後に3。
理由は今の気分という単純かつ明快。
どこかで可愛い嫁でも見つければ別だろうが、そんな嬉しいことはまず無い。
とりあえず分かったこと。
話題は変えようとしてもうまく変わらない。
「だああああああああムシャクシャするううううううううううう!」
「すぅ…」
相変わらず起きねえなあ、この妖精は!
「美少女でも降ってこないかなあ…」
そんな呟きも空しく、俺の旅は始まったばかりであった。
《おまけ・神の合コン》
そこは閑散とした永遠に続く白い空間。
そこにある椅子と机。
そして一人の中年。
中年は叫んだ。
「誰も来ないだと!?」




