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ある晴れた日に  作者: みるきー


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「ご飯出来たから起きなさい!」

お母さんの声で目が覚めた

カーテンを閉められ、電気をつけられ、強制的に起こされた

学校に行ってないでしょと小言が始まったので、颯爽と逃げることにした

下に降りるとお父さんがいる

時計を見ると20時30分

休みの日じゃなきゃこんな時間にお父さんは家にいない

珍しいこともあるもんだなと自分の席につく

「平日の夜に家族全員でご飯を食べるのはいつぶりだろう・・・いや始めてかもしれないなぁ」

心の中で会話しながらご飯を食べ進める

「大事な話がある」

お父さんが真剣な顔で切り出した

「明日から戦争を始める」

いきなり突拍子もないことを言われ、言葉の意味を理解できない

お母さんの顔を見るとうつむいている

お姉ちゃんは私と同じで何も把握できていないようだ

「どういうこと?」

「朝10時から夜8時までだ」

質問の答えではない返答が返ってきた

お父さんに聞いてもしょうがないと思い、お母さんに同じ質問をする

「どういうこと?」

「そういうことだから」

さっきまで私に小言を言っていたお母さんとは違い、うつむきながら暗い声での返答だ

お姉ちゃんも私も何度も疑問をぶつけたが、得られる答えはこれだけだった

腑に落ちないまま食事は終わったが、いつも通りの家族の雰囲気に戻っていた


さっきのお父さんの話が気になり、寝る前にお姉ちゃんに疑問をぶつけてみることにした

「戦争するってどういうことかな?」

「私にも分かんないよ。あのあと普通だったしからかわれたんじゃない?」

「でもお父さんの顔真剣だったし、お母さんは元気なかったよ」

「そうかもしれないけど、ホントにお父さんが戦争すると思ってんの?」

「そういうわけじゃないけど・・・」

「ただのサラリーマンのお父さんが戦争なんか出来るわけないじゃん!どうやってやんのよ!」

お姉ちゃんはケラケラと笑い出した

「分かんないけど日本とどこかの国が戦争するのかなって・・・」

「そんなことあるならニュースになるでしょ!ほら!」

そう言って携帯でニュースを見せられたが、そんな記事はどこにもない

やはりからかわれたのだろうか・・・

「ハルと話してたら不安だったの馬鹿らしくなってきたわ。もう寝るから出ていって!」

お姉ちゃんは自己完結したようで部屋から追い出されてしまった

自分の部屋に戻りベットに横になりながら天井を見つめてお姉ちゃんとの会話を思い出す

「戦争なんかあるわけないよね!」

納得させるために独り言をつぶやいてみる

「確かに戦争する目的がないよね。それにお父さん武器持ってないし」

そんなことを考えてたら眠気が襲ってきて、ぼやける天井を見つめながら眠りについた






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